定例記者会見概要版(令和6年2月14日開催)

令和6年2月14日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和6年2月14日(水曜日)午後2時~2時35分

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1) アーツ前橋展覧会「前橋の美術2024-やわらかなバトン-」を開催

(市長)

アーツ前橋の展覧会「前橋の美術2024-やわらかなバトン-」についてご案内いたします。「前橋の美術」は住友館長の時に、前橋にご縁のある作家さんがたくさんおり、市内には多くのギャラリーがあることから、出品作家さんを募って始めました。

今回も地域と関わる作家さんたちが集まり、アートのいろいろなレイヤーが重なり合い、フィールドを広げつつあると思っております。ぜひお力添えをいただき、多くの方々に足を運んでいただきますようお願いします。

本日は実行委員会共同代表の3名の皆さまにお越しいただいておりますので、直接ご説明をお願いいたします。

(前橋の美術実行委員会共同代表 ヨシダノボルさん)

第1回と第2回の「前橋の美術展」に出品し、今回で3回目の参加となります。地元出身ではありませんが、市民の盛り上がりの中で、市民が主催する展覧会に加わらせていただき、凄いなと感じながら実行委員をしています。

(前橋の美術実行委員会共同代表 多胡さん)

私は第1回と第2回目に出品し、実行委員会には、第2回から参加しています。今回もギャラリーさんの協力を得るほか、地域の施設や病院、学校等でアート支援を行っているところを担当しています。

(前橋の美術実行委員会共同代表 長竹さん)

前橋市内でデザイナーをしています。前回2020年の「前橋の美術」から実行委員会に加わり、今回も実行委員として参加させていただくことになりました。まずは自分たちが楽しむこと、それから前橋市をはたから見た時にきらきらと見えるように、そんな展覧会を目指し活動しています。

(2) 「UPDATE EARTH2024 ミライMATSURI@前橋~ローカル×テック×エンタメで拓く“本当”の社会実装~」を開催します

(市長)

次は、3月2 日に開催する「UPDATE EARTH」についてです。これまで本市では、イノベーションアワードが実施され、起業やチャレンジの聖地として評価されてきました。こうして、第1回の「UPDATE EARTH」 が本市で開催されることになったと思っております。「UPDATE EARTH」を盛り上げるべく、本市の取り組みを中心にご説明いたします。

(政策推進課)

まずは、イベント全体についてご説明いたします。

メイン会場のグリーンドーム内では、NIPPON INNOVATION AWARDやNIPPON INNOVATION TRYOUTの受賞者発表がございます。さらに、スタートアップビジネスの成果発表や、業界トップランナー及び内閣府匿名担当大臣の新藤義孝さんが登壇し、トークセッションを行う予定です。

このほか、映画監督の三池崇さんによるAIを用いた未来の映像制作や、ロボットクリエイターの高橋智隆さん監修のロボット教室ワークショップ、Niantic社による進化するペット「Peridot(ペリドット)」の体験イベントを実施します。ぜひ、子どもたちにも体験いただきたいと思っております。

県庁前通りでは、EV カートの運転やローカル5Gによるカーシミュレーターを使った遠隔操作などを実施します。

次に、公共交通の取り組みやまちなかでのコラボイベントについて担当課からご説明させていただきます。

(交通政策課)

「UPDATE EARTH」の会場である日本トーターグリーンドーム前橋へのアクセス方法についてご説明いたします。資料の別紙をご覧ください。

イベント当日は、グリーンドームを出発し、まちなかを周遊するEVバスを運行します。また、新前橋駅からグリーンドーム間を結ぶ無料のシャトルバスを20分間隔で運行します。

次に、前橋駅を出発し市内中心部区間を運行する路線バスについてです。GunMaas上で取得できる乗り放題バスのチケットは通常500円かかりますが、イベント当日の3月2日は無料で乗車が可能です。加えて、今月末までの予定で実施している前橋駅と中央前橋駅間を自動運転バスの走行をイベント当日も追加で運行いたします。

グリーンドーム周辺に駐車場がありますが、大変込み合うことが予想されます。ぜひ公共交通をご利用いただければと思います。

(にぎわい商業課)

まちなかで実施するスタンプラリー「TownRally」についてご説明いたします。こちらのスタンプラリーは、前橋まちなかエージェンシーが企画し実施します。中央通り商店街を中心に、市全体の機運の醸成を目的の一つとしています。参加方法は、特設サイトにスマホなどでアクセスいただき、まちなかのランドマークや店舗など50店舗を巡りスタンプを集めていただくものです。イベント当日にグリーンドームにお越しいただき、スタンプ数に応じて景品と交換いただけます。

また、イベント当日は、スタンプラリー対象店舗でめぶくPayを利用すると、20%の特別還元を予定しております。

2 質疑応答

(1) アーツ前橋展覧会「前橋の美術2024-やわらかなバトン-」を開催

(記者)

実行委員会のメンバー構成を教えてください。

(前橋の美術実行委員会共同代表 多胡さん)

今回は実行委員長という形を取らず、共同代表4名で組織しております。協力いただく実行委員が他に3名おり、加えて、アーツ前橋の館長や職員にも実行委員に加わっていただいております。

(記者)

構成メンバーは資料に記載のとおり、アーティストや デザイナーの方でよろしいでしょうか。

(前橋の美術実行委員会共同代表 長竹さん)

そのとおりです。

(記者)

作家数は59組ということですが、作品数は何点でしょうか。

(前橋の美術実行委員会共同代表 長竹さん)

1組の作家が複数点数を出品することも考えられます。現在、調整中で正確な数字はお答えできません。

(記者)

初めて実施する取り組みなど、今回の特徴を教えてください。

(前橋の美術実行委員会共同代表 長竹さん)

これまでは、実行委員会のみで作家選定を行っていましたが、出品作家さんからの紹介による出展を含め、実行委員会で作家を選んでいない点が特徴だと思います。

(記者)

第1回・第2回に参加された方が今回のメンバーを選出されたということでよろしいでしょうか。

(前橋の美術実行委員会共同代表 長竹さん)

そのとおりです。

(2) 「UPDATE EARTH2024 ミライMATSURI@前橋~ローカル×テック×エンタメで拓く“本当”の社会実装~」を開催します

(記者)

来場者の見込み数を教えてください。

(政策推進課)

実行委員会からは10万人以上を想定していると聞いております。

(記者)

原則、公共交通機関を使ってお越しいただく想定で、交通渋滞などを回避したいという理解でよろしいでしょうか。

(政策推進課)

その通りです。

(記者)

一般企業やスタートアップ企業の技術展示があるということですが、地元企業の参加数はどの程度を見込んでいるのでしょうか。

(政策推進課)

実行委員会で調整中のため、現時点では回答できません。

(記者)

このイベントが初開催されることにより、経済的な部分を含め、どのような恩恵を想定しているのか教えてください。

(政策推進課)

本市では、現市長や「めぶく。」のビジョンの下、官民連携でさまざまな事業を進めてきました。そうした繋がりのなか、デジタル田園都市の取り組みやMaas、自動運転などの事業を実施してきました。これらを継続し、広く一般に浸透させていきたいと思っております。また、群馬県も共催に入り、県内の小中学生や高校生に対しても周知を行っておりますので、ロボットやEVカートなどに触れ吸収してもらいたいと考えております。

(記者)

周遊バスやシャトルバスの運行など公共交通の取り組みについては、3月2日の当日限りということでよろしいでしょうか。

(交通政策課)

その通りです。

(記者)

スタンプラリーの景品は、具体的にはどのようなものでしょうか。

(にぎわい商業課)

イベント当日、企業ブースにお越しいただいた方に景品をお渡しします。内容は当日のお楽しみと聞いています。

(市長)

「前橋の美術2024」と「UPDATE EARTH」は、私たちが前橋で実施しようとしてきた、まさに「スロー&テクノロジー」だと思っております。前橋初開催という表現ではなく、日本における初開催地が前橋ということです。職員や外部人材の皆さまとの関わりの中での取り組みが花開いたと思っております。

また、めぶくPayは市民がめぶくIDに基づいて決済する仕組みですが、今回のイベントでは、市外在住の方の決済でも2割のキャッシュバックを提供する予定です。セキュリティのレベルを下げても展開できることは、交流人口に対しても市民と同様のサービスができる機能をめぶくPayが持っているということで、画期的なことです。これをどうやって生かしていくのかが重要です。

また、小川新市長も実行委員長として参加されると思いますが、私自身も当日はすべてのイベントを見学したいと思っております。私たちが進めてきたデジタル施策の全貌を新市長にご覧いただけるチャンスだと大いに期待しています。

案件外

市長選の振り返りや今後について

(記者)

市長選当日に、これからは一市民として活動したいという趣旨のお話をされていましたが、市民団体のような団体を作るとか、今後の市民活動で考えていることはありますでしょうか。

(市長)

今は全く何も考えておりません。私自身は民主主義の一員として、今回の市民の選択を応援する立場にあり、一市民として新市政を応援したいと考えています。応援の形はいろいろあると思いますが、現状では、新しい政治団体の設立は一切考えておりません。

(記者)

市長選を振り返って、今になってこうすればよかったということがあるか伺いたいです。例えば、告示日に公約の追加があり、取材している立場からは唐突な感じもしたのですが、いかがでしょうか。

(市長)

いま冷静になって選挙を振り返ると、選挙は選対の皆さんに組み立てていただいたものです。落選時のインタビューでもお答えしましたが、全ての選対行為が私にとってはありがたいと考えております。そういう意味で、ああすればよかったという思いはございません。

私自身の元気はつらつ感で訴える力が足りなかったという反省はありますが、選対の戦略についての課題は何も感じておりません。感謝の言葉だけでございます。

(記者)

退任のセレモニーについて教えてください。

(市長)

2月27日午後4時15分からの予定です。全員というわけにはいきませんので、幹部職員に集まっていただき、お礼を申し上げる予定です。

(記者)

12年間の任期の感想を聞かせていただけますでしょうか。

(市長)

私とすればやり尽くした。ただし、足踏みしたコロナの期間を差し引くと、もうひと回しだったと思っております。幸いなことに、デジタル施策や再開発についても、新市長さんが共にと言っておりますので、委ねられたのだろうという気持ちです。

(記者)

政策的な引き継ぎなど具体的なやり取りは相対して何か行われましたか。

(市長)

短時間でしたが、二度お会いしました。その後、ヒアリングをお受けいただき、3月・4月と予算を組み立て直し、議会に新市長が提出されるわけですので、そこに向かっての一定の枠組みのお話しはさせていただきました。概ね方向は同じであるというお話をいただいておりますので、どう小川新市長の目線で進化していくのか楽しみに思っております。

(記者)

12年間振り返って評価する点と、もう4年あったらやりたかったことを教えてください。選挙期間中に3万円の給付と市長給与の5割カットの公約を発表されましたが、どのような意図で実施されたのか改めてお聞かせください。

(市長)

あと4年あれば、今の形を明確にすることができ、明確に引き継ぐ後継者が見つけられたのではないかと思っております。幸いにして、小川新市長が概ね引き継いでくれるだろうと安堵しながら見守り応援してまいりたいと思っております。

市長給与の50パーセントカットは、国政を見て、身を切るメッセージを出すべきではないかという考えを発信したつもりです。3万円の給付は、経済が混迷しているなか、この施策によって少しでも安心を与えられるだろうという観点から発表しました。

(記者)

政策を打ち出した判断に後悔はなかったのでしょうか。

(市長)

選対活動、政策共に私とすると満足を感じております。私どものメッセージとして強く打ち出せたことは良かったと今でも思っております。

(市長)

報道によりますと、65パーセント程度の方々が私の政策について、一定の評価をしている中で、このような結論が出たわけです。理由としては、我々が少し性急だったのではないかと思います。施策のスピードについていけない人へのケアが大切であると小川さんは訴えていました。デジタルデバイドに対するケアなどもしてきたつもりでしたが、メッセージとして強く出せなかったことが私の力不足だと思います。

残念なことに、中央政界で自己浄化のアクションが起きておりません。中央政界が身を切る痛みをもう少し示していただかないと、この地殻変動はとどまらないのではないかと感じております。

こうして記者の皆さまと定期的に意見交換ができたことは、楽しく懐かしく思っております。ますますのマスコミ人としてのご活躍を祈念して、最後の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。それでは、お元気でご活躍ください。

(以上で終了)

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更新日:2024年02月27日