令和6年能登半島地震被災地で支援活動を行いました
前橋市水道局では、令和6年能登半島地震発生に伴い、(公社)日本水道協会からの要請に基づき、1月から3月までの間に、被災地において応急給水活動と応急復旧活動を行いました。
応急給水活動
石川県金沢市を拠点として給水タンク車等を使用し、輪島市の被災地へ飲用水を運びました。
1月3日、日本水道協会関東地方支部(支部長:横浜市)より群馬県支部(支部長:前橋市)に対し、応急給水班派遣に向けた調査があり、1月5日には群馬県支部に対し派遣要請がありました。
日本水道協会群馬県支部では、本市を含む給水タンク車を保有する12事業体から交代で3台の給水タンク車派遣を3月末まで行いました。
前橋市水道局では、次のような活動を行いました。
班編成:職員4名 給水タンク車(2t) サポートカー
全10班を派遣し、現地での活動日数は30日となりました。
1月6日 給水班第1班が出発しました。
輪島市港公民館で給水活動を行いました。
輪島浄水場で給水タンク車へ補水をして次の給水場所へ向かいます。
(輪島市の給水タンク車と連結して作業)
輪島病院へも給水しました。
公民館に設置された仮設給水槽へ給水します。
住民の皆さんは仮設給水槽から飲用水を受け取ります。
飲用水のほかに、生活用水も補給していきます。
支援拠点となる金沢市への移動も雪の中というときもありました。
積雪の中、支援拠点である金沢市を出発します。
雪の中でも給水活動を行いました。
応急復旧活動
被災地水道管の漏水を探知し、漏水を特定できた箇所の修繕工事を行いました。
協定に基づき、前橋市管工事協同組合も同行し、工事を実施しました。
班編成:職員4名 管工事協同組合7名
石川県羽咋郡志賀町と輪島市へ各1班を派遣し、現地では各5日の活動を行いました。
1月11日、日本水道協会関東地方支部より群馬県支部に対し、応急復旧班派遣に向けた調査がありました。
日本水道協会群馬県支部では、本市を含む4事業体から交代で応急復旧班の派遣を3月末まで行いました。
応急復旧班第1班は志賀町へ向け出発しました。
前橋市管工事協同組合は別に出発しました。
志賀町役場で、毎日、復旧作業場所の割当てや確認のための打ち合わせを行います。
初日は降雪のため、午前中は金沢市で待機でした。昼からは現地で翌日の作業地区の確認を行うことができました。
上流側にあるバルブを操作して水を通してみて下流側で漏水があるかを探します。
道路下の水道管に漏水を発見しました。
漏水修繕開始。
前橋市管工事協同組合が用意した作業用機材で作業を行います。
漏水箇所を掘り起こします。
破損個所を切除します。
継輪を使って破損個所を新しい管に交換します。
生活道路であるため、修繕完了後は速やかに埋め戻して復旧します。
音聴棒(地中の漏水の音を聞き取る道具)を使って漏水の有無を探ります。
漏水探知機も使って漏水箇所を探します。
能登地震では接続部分が外れて漏水している箇所が多くありました。
このような箇所を修繕していきました。
応急復旧第2班は石川県輪島市へ支援に向かいました。
量水器(水道メーター)手前の漏水も確認していきました。
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更新日:2024年05月27日