【水道局】下水道管の改築・更新を進めています

前橋市水道局では、約1,500キロメートルの下水道管を管理しています。

この中には、老朽化が進み耐震性能が低い管もありますので、現在は、特に老朽化が進んでいる旧市街地(前橋処理区)に布設された管路を中心に点検調査、改築更新を進めています。

下水道の管理区分

下水道管の管路調査(カメラ調査)

宅内最終枡と下水道本管をつなぐ取付管(主に陶管)の破損による道路陥没、下水道本管劣化による閉塞事故が発生しており、点検要請は年々増加する傾向にあります。現在では、発生対応型の維持管理ではなく、予防保全型の維持管理が求められています。
重大事故を未然に防ぐためにも、陥没や閉塞が軽度な段階での調査が重要です。
水道局では、異状の原因や修繕方法等について確認・検討を迅速に行うためカメラ調査を行っています。

マンホール内は硫化水素等が溜まっていることがあり危険なため、酸素濃度やガス濃度の確認など、細心の注意を払って調査を実施しています。

取付管の破損

取付管が破損しています

下水道本管閉塞

下水道本管が閉塞しています
こうなると下水は流れません

このような管の破損や閉塞が起こる前に改修を進める必要があります。

取付管カメラ調査

取付管のカメラ調査です

胃カメラ検査のようなものでしょうか

下水道本管カメラ調査

下水道本管のカメラ調査です

管口カメラ調査1

管口カメラによる調査です
マンホールの中に入らなくても調査ができます

管口カメラ調査2

棒の先にカメラが付いています

下水道管の管更生

下水道管が老朽化などにより破損するようなとき、新しい管と交換できればよいのですが、地中に埋設されている管を交換するには掘り起こして作業することになります。また、道路に埋設されているため、交通規制なども必要になります。これでは、時間もかかりますし、工事費用も多額になります。

そこで、管更生工法が有効になってきます。

管更生工法は、現在使っている管の内面に新たな管を構築する工法で、新しい管と同等の強度や耐防食性を持つ管によみがえらせることができます。また、道路掘削もなく、短期間に施工することができます。

管径800ミリ未満の管渠の例

管更生工法1
管更生施工前1

施工前の管渠です

管更生施工後1

施工後
管の内面に新たな管ができました

管径800ミリ以上の管渠の例

管更生工法の例2
管更生施工前2

施工前です

管更生工事2

施工中です
管の内面に新たな管を作っていきます

管更生工事後2

施工後
管の内面に新たな管ができました

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水道局 経営企画課 管理係

電話:027-898-3011 ファクス:027-234-5544
〒371-0035 群馬県前橋市岩神町三丁目13番15号
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更新日:2024年11月08日