災害時に水道が止まってしまったら

もしもの時のために普段から準備しておくこと

災害時用の飲料水を確保しておきましょう

 人間が生命を維持するために、最低限必要な水の量は1日3リットルと言われています。災害時には、交通手段の途絶や道路渋滞などにより、応急給水活動の体制が整うまでに時間がかかることも予想されます。ご家庭でも普段から飲料水の備蓄をお願いします。

水道水の備蓄方法

  1. 密閉可能な保存用容器を用意します。(1人1日3リットル×人数分の量が確保できる本数)
    2リットルの清涼飲料水の空きペットボトルなどが活用できます。
  2. 手をよく洗います。(手に付いている細菌をよく落としましょう。)
  3. 台所用中性洗剤などで容器、フタを洗浄します。
  4. 容器の口いっぱいまで水を注ぎ、フタをしっかりと締めます。(できるだけ空気が入らないようにして下さい。)
  5. 冷暗所を選んで保管してください。

この状態で、3日間は直接飲用できます。これ以降1週間程度までであれば、煮沸したのち飲用できます。
このほか、市販されている飲料水の買い置きなども備蓄方法の一つです。

  • (注意)家庭用浄水器を通した場合は塩素がほとんどないので毎日入れ替えて下さい。
  • (注意)飲料水のほかに、水洗トイレを流すための水をポリタンク等に備えておいて下さい。お風呂の残り水を使うのも有効的です。

応急給水を受ける容器を準備しておきましょう

 水道水の供給が止まった際に、ポリタンクなど応急給水を受ける容器があると役に立ちます。あらかじめ持ち運びのしやすい大きさの飲料水専用の容器を準備しておきましょう。

飲料水を絶やさないために

 水道局では、災害時に飲料水が確保できるよう様々な対策を立てています。主な対策として、市内14箇所の、主要な浄水場の配水池(水道水を溜めておく場所)等に緊急遮断弁(管を塞ぐ仕切り)を設置しています。地震等の災害時に水道管の異常を感知すると、緊急遮断弁が作動し、配水池内に水道水を確保するものです。この仕組みにより、市内全域で約5万6千立方メートルの飲料水を確保することができます。前橋市ではこのような給水拠点を各所に整備することにより、災害時に備えています。

給水拠点施設は市内に15箇所あり、ここで応急給水に必要な水を注水します。

資料:給水拠点施設位置図

災害時に水を配布する場所

 地震等の災害時に水道施設が被害を受け、断水が発生した場合は、復旧するまでの期間、給水タンク車により水を運搬し、二次避難所に臨時給水所を開設します。日頃からご自宅やお勤め先などに近い二次避難所を確認しておいて下さい。

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更新日:2019年02月01日