第22回前橋市景観審議会議事録

審議会名

前橋市景観審議会

会議名

第22回前橋市景観審議会

日時

令和7年1月24日(金曜日)午前10時から午前11時00分

場所

前橋市役所 市議会庁舎301会議室

出席者

【審議委員】

小林会長、田畑委員、山田委員、柴崎委員、野口委員、川住委員、小須田委員、群馬県県土整備部都市計画課景観形成係豊田係長(小島委員代理)、国土交通省関東整備局高崎河川国道事務所市川専門調査官(杉崎委員代理)

【事務局】

(都市計画課)塚田課長、高瀬副参事、阿久澤副主幹、蛭田副主幹、山口主任

欠席者

【審議委員】

吉橋職務代理者、牛込委員、井上委員、橋本委員、前田委員、細野委員

【事務局】

(都市計画部)飯塚部長

議題

1 開会

2 あいさつ

3 議事録署名人の選出

4 議題

(1)協議事項

令和6年度登録の前橋市景観資産候補について

(2)報告事項

  1.赤城山景観ガイドラインの骨子について

  2.前橋市景観計画の改定について

  3.前橋市屋外広告物条例の改正について

5 その他

6 閉会

会議の内容

1 開会

(塚田都市計画課長)

・定足数の報告

15人中9名の出席であり、審議会規則第3条第2項の規定による過半数の出席を得ているため、審議会が成立していることを報告した。

 

2 あいさつ

(小林享会長)

 

3 議事録署名人の選出

議事運営要領第6条第2項の規定により、山田委員と柴崎委員が指名された。

 

4 議題

(1)協議事項 令和6年度登録の前橋市景観資産候補について

・資料1に基づき事務局より説明

・出席委員による多数決の結果、今年度受付のあった7件の景観資産候補について、すべて登録することとなった。

~以下、協議事項についての質疑等~

 

《受付No.1  白井屋ホテル》

質疑なし

 

《受付No.2  まえばしガレリア》

(小須田委員)

建築の分野からという立場で来ているが、この建物に関して知らないことが多いので質問させていただきたい。この建物の稼働率的なところは把握しているか。入居者がどのぐらいいるだとか、ギャラリーはどのくらいの頻度で使われているだとか。

(事務局)

その点について、事務局は調査しておらず状況を把握していない。

(小須田委員)

先週、白井屋ホテルと併せて見に行ったが、まだ、完成して一年か二年なので、景観資産に登録するには何か理由があるのだろうと思ったので、具体的な理由があれば教えてほしい。

(事務局)

居住スペースについては完売しているという事は聞いている。事務局としても、今回申請いただいたが、今後への期待も込めてというところである。この場所は長い間ずっと広場のままで使われないバスケットゴールが寂しく立っていたような場所だったが、これからの街なかのシンボルになってもらえればという気持ちも入れている。

 

《受付No.3  原嶋屋総本家》

質疑なし

 

《受付No.4  六供八幡宮のクスノキ》

質疑なし

 

《受付No.5  前橋るなぱあくのクスノキ》

(小林会長)

よく見ると樹勢が少し弱い。

(事務局)

先程の六供八幡宮のクスノキと比較すると樹勢が弱くなっているところもある。

(小林会長)

樹木医の診断を受けたことはあるか。

(事務局)

受けたことはあると思う。るなぱあくから西へ上がった位置に歩道ができたときに、わざわざクスノキを保存する形で歩道を通している。そうした制約から樹木の状況はあまり良くないかと思われるが、樹木医の診断は定期的に受けていると思う。

(小林会長)

前橋市の公園管理事務所で管理しているのか。

(事務局)

そうだ。

(小林会長)

なかなか根元にきびしい条件下なので、できれば歩道部分について、根元付近を守るような工夫をするとクスノキも頑張れると思うので、もう少し工夫を考えてほしい。

 

《受付No.6  前橋市役所12階から見る「赤城の寝牛」》

(小林会長)

折角なので、視点場として公開する時に、この場所に案内があるといい。しかも「赤城の寝牛」というネーミングが大事で、この視点場に行けば、この時期こういう風景が眺められるという情報を提供する。例えばSNS等で、あそこに行けばこういう風景を眺められるということを積極的に発信して、市役所来庁者の展望空間となるようにしたらよいかと。その時に、写真や絵があって、それを見てこういうふうに眺められるよ、といった文字情報があると見学者が助かると思うので、設置とその方法については是非検討してほしい。

 

《受付No.7  南町公園》

(小林会長)

南町公園の維持管理について、公園の管理はどこの部署か。

(事務局)

前橋市の公園管理事務所が所管している。公園の土地自体は河川を占用してという形になっているが、日常的な管理は地元の公園愛護会が受け持ち、大きな枝を切るなどの管理は公園管理事務所が行っているということである。

付け加えると、この公園にはカワヅザクラという桜があるが、ソメイヨシノよりも早い時期に咲く桜なので、この公園のカワヅザクラが最初に咲くということで、割と議会でも取り上げられているような公園である。

(小林会長)

公園は恒常的に維持管理されているということであるが、活動を継続することは大事だが、管理について、その団体に補助等があるのか。

(事務局)

公園愛護会への助成金はあるが、数万円という年にわずかな金額だが助成していると思う。

(小林会長)

資料の写真に写っている草花は地元のご好意か。

(事務局)

これは地元のご好意で植えている。

(小林会長)

そうした費用も出てないということか。

(事務局)

その辺については詳しく確認していないが、公園愛護会に対する助成金とは別に、花のあるまちづくり協定とか、そうした事業で実施しているかもしれない。

(小林会長)

その補助は群馬県から出ているものか。

(事務局)

前橋市からである。

(小林会長)

そういうことであれば、恒常的というか継続的に活動していける。

 

(2)報告事項

1.赤城山景観ガイドラインの骨子について

・資料2に基づき事務局より説明

(小須田委員)

ガイドラインに則して新しい建物に全部変えてしまうのかと思ったが、これはあくまでもサイン等を変えていこうというもので、建物を変えていこうというものではないということでよいか。

(事務局)

補足説明すると、現在、県立赤城公園と呼ばれるエリアとなっている赤城大沼の周囲は、キャンプフィールドと呼ばれるキャンプができるエリアの整備と、今までビジターセンターと呼ばれていた建物を赤城ランドステーションという形で、今、群馬県と前橋市で連携して整備をしているところである。そして、それらが非常に見た目の良いものになるので、折角ならば、既存のお店だとか道路沿いの景観なども良い感じのものにしていったらよいのではないかということで、そのための目安になるものということで作ったのがこのガイドラインなので、お店の看板についても、こういう風にすると見栄えが良くなりますということがまとめられているというものである。

(小須田委員)

規制が入るということか。

(事務局)

あくまでもガイドラインなので目安であり、規制、強制はない。

 

2.️前橋市景観計画の改定について

・資料3−1、2、3、4、5に基づき事務局より説明

(柴崎委員)

参考までにだが、昨年あたりから、特に福島県だと思ったが太陽光発電設備の建設が相次ぎ、行政の予想以上に沢山設置されて、森林や農地が消滅し危機的な状況にある自治体が存在するというニュースを聞いた覚えがあり、そうしたことを条例で対応する体勢が整っていなかったので、そこを市としても再整備するというのをちょっと今思い出した。そうした脅威に対する対策だとかが、おそらく今の説明の中にあったので、そうしたものも踏まえて改定があるのかと思っているが、その辺についての考えを少し教えていただきたい。

(事務局)

小林会長には、以前、前橋市再生可能エネルギー発電設備設置審議会の委員に委嘱させていただいていたが、その頃からずっとご指摘をいただいているのが、今、太陽光発電設備の設置に関する法律が具体的になく、もし設置を規制したいのであれば、景観の観点からの規制ができるというアドバイスをいただいていた。そして、丁度、景観計画を改定するタイミングが来たが、今、前橋市には再生可能エネルギーに関する条例はあるが、これは設置されることを前提とした条例で、設置する際はこういうところに気をつけてくださいという内容の条例である。今度、景観計画を改定する中で、例えばここのエリアは太陽光発電設備の設置はふさわしくないだとか、そういうものを定めていければよいかと思っている。

(小林会長)

改定の方針の資料3−1の「2 改定の方針(3)主要関連計画との整合」に含まれるかどうかわからないが、景観計画の内容は是非隣接する市の景観計画とすり合わせてほしい。景観は境界で切れるわけではないので、道路を通っているといきなり風景が変わるというのもたまにあるので、そういう点についても、今度の改定で取り組んでいければよいかと思う。

(柴崎委員)

もう一つ、群馬県や前橋市がということではないが、やはり今、インバウンドで外国の方がたくさん観光で訪れる時代になり、観光地ではいろいろな問題が生じているということも聞いている。その問題が景観と関係しているのか微妙なところもあるが、それがきっかけで少し景観が変わり、これまでみんなで愛でていた景観が見られなくなってきているということも日本各地で起きているということがあるので、景観の視点で地域住民の地元への愛着だとか、そうした問題にどう対応していくか。そうしたものを守ることを踏まえて、観光とどう折り合いをつけていくのかという視点も大切になってくると思う。

(小林会長)

おっしゃる通りである。そうした視点は景観計画に盛り込める範囲で盛り込んでいただきたい。あと観光計画だとか、そういうところでの対応もお願いしたい。

(柴崎委員)

赤城山も変わってくるかなと思う。

 

3.前橋市屋外広告物条例の改正について

・資料4−1、別添参考資料に基づき事務局より説明

質疑なし

 

5 その他

(事務局)

事務連絡になるが、景観審議会については、先程の景観計画改定スケジュールのとおり令和7年度は例年よりも回数を多く開催したいと考えている。スケジュールを再度ご覧いただくと、次回の開催は令和7年6月を予定しているが、詳細な日程については未定のため確定次第、連絡を差し上げたいと思うので、よろしくお願いします。

 

6 閉会

(塚田都市計画課長)

 

配布資料

※資料1については、個人情報が含まれるページを割愛しています。

※資料2については、4月中に掲載予定です。

この記事に関する
お問い合わせ先

都市計画部 都市計画課

電話:027-898-6943 ファクス:027-221-2361
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
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更新日:2025年03月28日