第68回 前橋市都市計画審議会
審議会名
前橋市都市計画審議会
会議名
第68回前橋市都市計画審議会
日時
令和6年2月26日(月曜日)
午後2時00分~午後3時30分
場所
市議会庁舎3階 301会議室
出席者
【委員】
紺会長、横山会長職務代理者、石川委員、萩原委員、中島委員、堤委員、浅井委員、小林委員、小曽根委員、松井委員、田村委員(代理:三浦様)、澁澤委員、江原委員、大崎委員、後閑委員、神田委員
【幹事】
細谷未来創造部長、田部井農政部長、吉澤建設部長
【事務局】
飯塚都市計画部長、宇田都市計画課長、樋口副参事、樋口副主幹、酒井副主幹、岡主事
欠席者
大塚委員、西村委員、石黒委員、青木委員
議題
【議事日程】
- 第一 議事録署名人の指名
- 第二 報告事項
- 前橋市立地適正化計画(素案)に関するパブリックコメント実施結果について
会議の内容
1 開会
宇田都市計画課長(進行役)
代理出席者の報告
田村委員さんの代理出席者として、前橋警察署の三浦様が出席された。
定足数の報告
20人中16人の出席により、審議会条例第六条第二項の規定による2分の1以上の定足数を満たしており、審議会が成立していることを報告した。
2 あいさつ
- 紺会長
会議録の公開
前橋市情報公開条例等に基づき、会議録を情報公開コーナー及びホームページに掲載する旨を報告した。
3 議事日程
第一 議事録署名人の指名
紺会長により、前橋市都市計画審議会運営規則第九条第二項の規定に基づき、議事録署名人として萩原委員、堤委員が指名された。
第二 報告事項
前橋市立地適正化計画(素案)に関するパブリックコメント実施結果について
樋口副主幹
報告事項、「前橋市立地適正化計画改訂版(素案)に関するパブリックコメント実施結果について」報告いたします。
資料をご覧ください。
「1の意見募集期間」についてでございますが、令和5年12月11日から令和6年1月15日までの約1ヶ月間、意見募集を行いました。
「2の意見提出状況」についてでございますが、意見の提出者数は、5人、提出件数は、8件でございました。意見の内訳につきましては、資料のとおり、4つの項目に分類しております。
意見の概要につきましては、後ほど、ご説明いたします。
「3の意見及び市の考え方の公表」についてでございますが、市ホームページのほか、資料に記載の公表場所で2月21日から公表をしております。なお、取りまとめの都合上、いただいたご意見を一部要約しております。
ここで、ひとつ訂正がございます。公表場所につきまして、最後に図書館と記載がございますが、正しくは中央公民館の間違いでございます。恐れ入りますが、修正のほどお願い申し上げます。
「4の今後の予定」についてでございますが、5月に予定をしております都市計画審議会の諮問を経た後、6月頃の計画の改訂・公表をおこないたいと考えております。
続きまして、2ページをご覧ください。
左の欄にパブリックコメントで市民からいただいた意見の概要と、右の欄にそれに対する市の考え方を記載しておりまして、いくつかの主な意見についてご説明いたします。
1.の計画全般に関する意見につきまして、No.1のご意見では、高齢化が進行するなか、持続可能なまちづくりを実現するため、自家用車に頼らず、公共交通を使った移動しやすい環境整備が重要といったご意見でした。
これに対する市の考え方といたしましては、誰もが自動車に頼ることなく、安心して外出することができる、公共交通の維持・確保は本市の喫緊の課題であり、持続可能なまちづくりの実現に向けて、立地適正化計画と公共交通、都市基盤整備などが連携して取り組みを進めていくこととしております。
続いてNo.3のご意見といたしましては、浸水想定区域になっているエリアが居住誘導区域として設定されていることに疑問を感じる。居住誘導区域の変更を行うべきではないか。といったご意見でございます。
こちらに関しましては、浸水エリアは本市の広範囲に指定されていることから、この範囲全てを居住誘導区域から除くということは、これまでの市街地形成の過程からも現実的ではないものと考えます。
そのため、防災に関する計画とも連携し、災害リスクを回避・低減させるため、必要な防災・減災対策を計画的に進め、安全なまちづくりに向けて取り組んでいくこととしております。
続きまして、3ページをご覧ください。
2.の誘導に向けた施策に関する意見につきまして、No.1のご意見では、人口減少に伴う税収減が見込まれるなか、公共施設の統合・集約を進めていくことが必要。とのご意見でございます。
こちらに関しましては、コンパクトなまちづくりを進める上では、公共施設につきましても経営的な視点に基づき、適正に利活用することが必要であることから、「前橋市公共施設等総合管理計画」と連携し、公共施設の有効的な配置、活用について検討を進めることとしています。
続きまして、4ページをご覧ください。
3.の定量的な目標値に関する意見でございますが、目標年次までに目標値の達成ができるのか。とのご意見でございます。
こちらにつきましては、都市機能誘導施設の充足率や都市機能誘導区域の公示価格平均については基準値よりも上昇しているものの、居住誘導区域の人口密度や公共交通利用人数などの指標においては、基準値よりも減少傾向であることから、市全体の土地利用のあり方の検討やモビリティサービスの向上も含め、更なる取り組みを推進していく必要があるとしています。
以上が、パブリックコメントでいただきました主な意見と、それに対する市の考え方の説明となります。
報告事項については、以上でございます。
紺会長
ただいまの報告事項に関してご意見やご質問はございますか。
質疑応答
小林委員
「洪水浸水エリアに居住誘導区域が指定してあることに疑問を感じる」という3番の防災指針に関する意見に対して、「浸水エリアは広範囲に指定されており、居住誘導区域からすべて除くことは現実的に困難である」、「必要な防災・減災対策を計画的に実施していくことが重要である」と市の考え方を提示していますが、今すぐに見直しをしていくということは難しいと思います。しかし、浸水想定区域になっているエリアから居住誘導区域を除くという見直しについては、中長期的なスパンで実施していく必要があるのではないかと思います。
樋口副主幹
ご意見ありがとうございます。
ご指摘いただきましたとおり、ハザードエリアを誘導区域に含めるというのは、立地適正化計画としての本来の目的とは違うのではないかと考えております。しかしながら先ほども申し上げました通り、これまで積極的に基盤整備を行って市街地を形成してきたという経緯等を踏まえると、居住誘導区域からすべて除くというのは現実的ではないと思います。今後、地域防災計画等の防災等に関する計画とも連携しながら防災・減災対策を中長期的に進めていく中で、例えばハザードエリアの改善等が中々進まないようなことがあれば、誘導区域の見直しについて検討をしていきたいというのが現在の考え方でございます。
小林委員
ありがとうございます。
4番の意見にもありますとおり、居住を選択する上で災害リスクのあるところはできる限り避けたい、浸水エリアに自分の家があるのは非常に不安に感じる、というのが市民の皆様の意見であると思います。そのため、なによりも住民の皆様の、居住の安心・安全が図れるように、様々な対策を市として講じてもらいたいと思います。あわせて先ほどお話いただいたとおり、危険な地域が今後もし出てくるとしたら随時、見直しをしていくということも含めて対策をしていく必要があると思います。
紺会長
自分が住んでいるところが洪水浸水エリアになっているかというのは、市民の皆様は分かるのでしょうか。
樋口副主幹
ハザードマップが各家庭に配布されているので、確認することができます。
次回審議会の開催について
樋口副参事
今年度予定しておりました審議会は今回で最後となります。また委員の皆様におかれましては3月末をもちまして任期が終了いたします。これまで数々の案件に対しご審議いただき感謝申し上げます。事務局からは以上です。
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更新日:2024年03月13日