第8回前橋市歴史的風致維持向上協議会
審議会名
歴史的風致維持向上協議会
会議名
第8回前橋市歴史的風致維持向上協議会
日時
令和5年1月17日(火曜日)10時00分~11時00分
場所
前橋市本庁舎11階北会議室
出席者
委員
手島会長、戸所副会長、村田副会長、後藤委員、大塚委員、西尾委員、日下田委員、星委員、堀込委員、新井委員、飯塚委員、藤井委員
オブザーバー
植木係長(国土交通省関東整備局高崎河川国道事務所計画課)高瀬主任(群馬県都市計画課まちづくり室)、岩上主幹(群馬県文化財保護課)、稲垣まちづくり推進チーム長(前橋商工会議所産業政策部)
事務局(都市計画課)
宇田都市計画課長、高瀬課長補佐、原澤副主幹
歴史まちづくり推進委員会委員・WGメンバー
田中参事、大友副参事、大島主任(以上、文化国際課)上野課長、信澤副参事(以上、文化財保護課)
議題
1 歴史的風致維持向上計画の認定について
2 歴史まちづくりシンポジウムの開催について
3 令和5年度事業の見通しについて
配布資料
会議の内容
1 開会
2 議事
(1) 歴史的風致維持向上計画の認定について
事務局より、資料に基づき説明があった。
(1)に係る質疑応答
特になし
(2) 歴史まちづくりシンポジウムの開催について
事務局より、資料に基づき説明があった。
(2)に係る質疑応答
(後藤委員)
当日は来場者に対し、計画書の骨子がわかるような概要版を配布できるとよい。計画書そのものは非常に分厚く、毎年微少な変更が入るため、市民には配布せず、ホームページでの公表で十分だと思う。その点、概要版は市民へ配布するのには非常に適しているので、ご検討いただきたい。
(事務局)
ご指摘いただいたとおり、当日はA4両面の概要版の配布を予定している。
(戸所副会長)
シンポジウムの広報はいつからか。
(事務局)
2月1日発行予定の市の広報誌で募集を開始する予定である。そのほか、自治会関係者等に案内を送付する予定である。
(戸所副会長)
2月1日の広報では周知が遅いのではないか。私の場合は、2か月前くらいから予定が埋まってしまう場合もある。せっかくよいイベントなのであるから、できるだけ早く広報するようにして欲しい。どこの官庁を見ていても遅いと感じる。
(事務局)
以前は広報が月に2回発行されていたが、月に1回に減ってしまった。1月号の締め切りが12月初頭であるが、その時点で調整が済んでいなかった部分もある。以後イベント開催の際は、早めに周知できるようにしたい。また、市の広報のほか、前橋商工会議所の会報である『糸都』にも記事を掲載いただいている。さらに、チラシを各支所、市民サービスセンター等に配置するとともに、歴史に関心がありそうな方々にお知らせできるよう工夫しているので、ご理解いただきたい。
(戸所副会長)
ホームページやチラシは、すぐに準備できるのか。
(事務局)
2月1日以前に準備が可能である。
(後藤委員)
事後になるが、当日、録音をして、サマリーをウェブ上にアップしておく、ということの方が、効果があると思われる。
(日下田委員)
集客の話題が挙がったので念のため申し上げておくと、この直後の3月1日(水曜日)に、同じ都市計画部(市街地整備課)のアーバンデザインシンポジウムがあり、3月4日(土曜日)にMDCのまちづくりセミナーが予定されている。この両イベントについては、チラシを両面にするなど、一体的にプロモーションを行い、一つの2次元コードから申し込みができるようになっている。また、PeatixというWebメディアを利用して集客をしようとか、色々と戦略的にやっているので、よろしければ、ご参考いただければと思う。
(手島会長)
そこに加えていただくことは可能なのか。
(日下田委員)
それも一つの方法かと思う。ただ、同じ部内でも異なる領域なので、簡単にはいかない部分もあるであろう。両イベントは、中心市街地の活性化をメインの目標に掲げているので、歴史の話を一緒にしてしまうと、趣旨が外れて混乱してしまう可能性もある。
(手島会長)
工夫しなさい、ということか。
(日下田委員)
無料で利用できるWebメディアでの募集や、直接アクセス可能なメールも1,000以上あるので、そういった方に投げかけを行うこともできる。そういった方法について参考になればと思った。
(手島会長)
MDCに関しては、日下田委員を通してお願いできるか。
(日下田委員)
言っていただければ協力させていただく。
(手島会長)
事務局は日下田委員にお願いして進めて欲しい。
(村田副会長)
歴まちでは、建設業関連も対象であろうし、建築士会のヘリテージマネージャーだけでも123人いる。それらの建築関係団体へメール等で周知するなど、検討していただきたい。
(3) 令和5年度事業の見通しについて
事務局より資料に基づき説明があった。
(3)に係る質疑応答
(後藤委員)
建築基準法の適用除外条例の制定も予定しているようで、ありがたいと思う。一点留意してほしいのが、農家を対象とする際に、耐震補強で柱の傾きを大きく認める限界耐力計算が文化財の指針等で用いられている。これは建築基準法にはない方法で、大きな補強をしなくても認めることができるという点で活用できる。
また、農家を宿泊施設などにリノベーションする際も、建築基準法がネックになる場合が出てくるので、そういった相談業務も歴まちの事業としては必要になってくる。さらに、数年事業が進んできたら、群馬県の建築士会を歴史的風致維持向上支援法人に指定するということも考えられる。以上のようなことを視野に入れて進めてほしい。
(大塚委員)
私も養蚕農家の住人であるが、維持補修をしていく際に、補助制度の300万円がいかに小さいかがわかる。300万円出ることに対する評価は高いが、農家自身とすると、数千万の費用が必要になる。それをどうしていったらよいのかという悩みが、集落内では出ている。その意味では、今後、国から、県から、市からの3本立てで補助制度ができてくれば心強いと思う。
また、養蚕農家群を守るという意味で、道路などのアクセスの問題や、トイレなどの集客施設のことまで考えているのか。景観形成の面では、県外では道路が石畳となり、趣が出ている地区もある。そういったことも、事務局としては考えてほしい。長期の計画として考えていいのか。
(事務局)
本計画は10年間の計画となっており、その間の事業についておおよそ見通しが立っている。その中で、まさに大塚委員からご指摘いただいた道路については、道路美装化・高質化ということで、山王集落の往還周辺の修景や、観光の視点を含め、養蚕農家の改修補助の事業が落ち着いてきたタイミングで実施予定である。
また、維持補修費の額については、実際にそういった声も届いている、その意味で、多角的な補助が必要となるであろうが、一般の民家への補助金額にも限度がある。今後、集落の意識が高まって、文化財への指定が進んでくれば、ご指摘いただいたような国・県・市の補助が期待できる。
今回の歴まちを契機として、集落の皆さんの意識が高まっていくことを期待している。
(大塚委員)
私は、すでに集落の意識は高まってきていると感じている。やはり問題は資金力で、最大のネックになる。ただ、今回の補助でも改修に手を挙げたい住人がいるのは事実である。
また、後藤委員の話にもあったが、耐震強度の面では、大きい養蚕農家の場合、新潟の歴史的建造物でやっているような補強をやらざるを得ないのではと感じている。
(戸所副会長)
今までの議論と関係するが、富岡市の歴史的建造物保存活用条例について、私は発案から制定まで、委員長で関わってきていた。また、現在、選定する会長も務めている。その経験からして、こういった条例を制定することは重要であるが、それに加え、改修補助について事業や文化財に対する市民の理解が広範にないと、なかなかシビアになると思う。富岡市の場合、世界遺産になったことで、市民へのインパクトがあり、関心も持つことができ、理解が進んだ。また、市議会議員の理解も必要である。
その意味で、何も知らせないで実施するやり方もあるが、広く理解を得るために、今後の広報、認知してもらうことが重要になってくるであろう。文化財担当でも、保存活用計画の策定を進めているので、そういったことも含めて、総合的に市民意識を醸成していってほしい。そうすることによって、目に見えない形で事業も推進していく。市のスタンスが影響し、大きく変わってくるので、補助事業については、これからなのだと感じる。
(村田副会長)
私は、伊勢崎の境島村にある新地地区で、蚕種製造農家で田島弥平旧宅を中心に広がる20数件の養蚕農家の保全に携わっている。この地区は、伝建群を目指して動き出しているが、大塚委員が言われたように、最初はやはりお金の問題が出てきていた。私どもが考えたのは、地元に対する研修会の実施であり、2~3か月に1回のペースで実施した結果、まずは登録有形文化財への登録がよいだろうということになった。この登録候補として、所有者自らが手を上げてもらうことで、意識が全く異なってきた。この書類作成等は横浜国大の大野先生が担当されたが、私は親族会議等にも呼ばれるなど、説得する側に回っていた。
その結果、登録有形文化財となったのが6軒となり、今後も2~3軒登録予定である。この勢いで登録は増えていくであろうが、登録されても国の補助金は、設計監理料の2分の1だけでほとんど出ない。それでも意識が変わってくる。
また、補助金だけで維持管理ができないことも理解が進んできており、地道な勉強会など、ソフト的なものが動いていないと、いくら登録しても続いていかない。
今回、登録した所有者の方々が、実践発表をやっていただくことになっている。その意味で、登録有形文化財への登録は、意識高揚のためにはよいことだと思う。是非、登録有形文化財への補助事業を進めていただきたい。
また、未指定建造物調査計画の策定であるが、私自身、高崎市の文化財保存活用地域計画について、文化庁の補助を受けて進めており、大体骨格ができてきたので、来年度もその流れで動けると思っている。県下では嬬恋村と館林市が策定中であり、同じような進捗状況のようである。今回、歴まち事業で実施することとなると、歴史的風致の区域内でのみ調査が可能となるわけであるが、合併した地区についても、未指定建造物の調査をきちんと実施していないのが現状である。そのため、できればこの事業に被せる形で、他の地区についても実施できるとよい。高崎市も、補助金をもらって、未指定調査ができる点に魅力を感じている。
これについては、文化財保護課も含めて、国からの補助金をもらって、他の地域と差が出ないように、計画期間に実施することを検討してほしい。
(戸所副会長)
「6 民俗芸能・祭礼行事等支援事業」、についてである。この場で言うのが適切かどうかわからないが、私自身、最近感じていることが、コロナ禍により、地域行事の多くが中止になっている。自治会長や地域の人々の考え方により、地域差があるが、一番心配しているのは、若い人や子ども達が参加しないことで、継承ができなくなってしまうことである。行事に参加したいと思っていても、役員だけで実施して、参加できない状況である。そのことで、地域住民はそっぽを向いてしまっている状況である。
私は、県の文化財審議会の会長もやらせてもらっているが、その点を一番危惧している。これは、地域性があり難しいところであるが、感染拡大に留意して、行事を実施することも大切なのではないか。強制はできないが、指針のようなものがあると、違ってくるのではないかと思っている。
地域行事はとても大切なもので、伝統文化や歴史的資源を生かした、よりよいまちづくりの基盤となるものである。
そのため、他の部署とも連携し、そういった所にも広範に補助金を出す等、検討が進むとよいと感じている。
3 その他
(手島会長)
本協議会については、令和2年の11月から、約2年間、皆さまには委員をお勤めいただいた。
今回、国からの認定をもって協議会の目的を達成したので、協議会については、本日をもって一旦解散とさせていただきたい。
最後に、委員の皆さまから感想や今後のご期待など、お言葉をいただきたいと思う。
(後藤委員)
計画についてはよくできていて、ここからがスタートなのだと思う。スタートに当たって、一つだけ参考になることを申し上げたい。
私は長野市にも関わっているが、ふるさと納税を募集する上で、「歴史や文化を支援する」というカテゴリーではほとんど集まらなかったが、「戸隠」という伝建地区の具体的な支援策を示すことによって、ふるさと納税が随分増えた。
前橋市も歴まち計画ができたので、山王の民家はじめ、事業実施を周知する際に、単に補助するだけではなく、ふるさと納税に財源を求め、クラウドファンディングを併せて行うことなどによって、具体的なふるさと支援の事業化が見えてくる。
このような発信の仕方により、前橋から東京に出られた方が持つ前橋への愛着を、もう一度呼び戻すことができる。そういった展開の仕方が良いのではないか、と思っている。
(戸所副会長)
皆さんのご尽力により認定を得られ、前橋の歴史まちづくりが進んでいくことを大変喜んでいる。私自身、20数年前まで、30年間ほど、京都で教育、研究に携わっていたが、ふるさと群馬と関西を比較したとき、あくまで相対的であるが、歴史的なものを生かしてまちづくりを進めていく意識が、群馬は低いと感じる。
これからの情報化社会では、歴まちのようなものを進めることによって、産業も発展していくと思う。京都の産業活性化基本計画を会長で作成した経験から、京都市の市税収の80%が中核企業からで、観光からの税収は小さい。京都の企業がその地で継続している理由は、社長や会長の話では、京都の文化から生まれるイノベーションに期待するからだという。この前橋の地も、製糸業の発展など、京都に近いものを持っていると思うので、今回の事業を、うまくまちづくりに生かしていってもらいたい。
(村田副会長)
歴まちについては、県下では甘楽町で初めて認定を受け、私は最初から携わっていた。その間、県内で初めて国の名勝として楽山園が指定されているが、楽山園や小幡の街並みの改修も、すべて歴まちとしての事業である。その意味では、事業実施により、今後色々と変わっていくことが期待できる。
中でも、歴史的な建造物は、事業の中で大変大きな部分を占めてくる。事業実施にあたり、外部への委託は民間事業であるから事業者にとっては大変ありがたいと思う。ただ、事業者だけで進めさせるのではなく、選定などの初期の段階から、市の意向を入れることができるようにしないといけない。今回、この協議会は解散となってしまうが、随時、専門的な指導や協議ができるような体制や組織を作っておいた方がよい。
県でも寺社建築の調査を実施したが、この事業を通じた反省点とすると、委託した事業者に任せきりになってしまったことである。その意味でも、少なくとも対等に協議ができるような形を整えておくべきなので、今後検討を進めていってもらいたい。
(大塚委員)
若いころから戸所委員に色々と教えてもらっていたが、協議会に参加させていただき、また大変勉強になった。養蚕農家群の一員として、しっかり管理をしていきたい。
(西尾委員)
いろいろ勉強させていただいた。今後は、シンポジウムのテーマである「前橋」に「誇り」を持つことを、市民の皆さんには感じていただきたい。また、この計画からは逸れるが、養蚕について皆さんにご理解いただきたいことがある。
現在、日本全国で養蚕農家が250戸近くまでに減っている。県内ではおそらく80戸前後で、市内では12~13戸ほどになっているようで、安中の碓井製糸で生糸を採るということが行われている。フランスやイタリアでも戦前から養蚕があったが、辞めてしまっている中で、養蚕が日本に残っていること自体が奇跡的なことだ。このことは市民の大半の方は知らないと思うので、そういったことも含めて、何かPRできたらいいのではないかと思う。
(日下田委員)
私自身、住まいは宇都宮で、中学と高校は鹿児島で過ごしたため、前橋は仕事でこの2年半ほど関わっているのみである。歴史の話は前橋の理解を深めるよい機会であり、参加させていただき感謝している。
シンポジウムの資料に「今こそ取り戻す 前橋の誇り」と書かれているように、シビックプライドということが地域にとっては重要なのだと思っている。例えば、鹿児島や山口の子どもは、歴史のことをテレビドラマや漫画など色々なところで、何度かシビックプライドを上書きされる機会を持っている。そのため、彼らは世の中のコマーシャルの仕組みの中で、シビックプライドがブラッシュアップされているのである。
薩摩や長州などドラマチックな歴史を持つ地域以外は、どうしてもメディア的にクローズアップされる機会が少ないため、どのようにシビックプライドを創り出していくのか、という意味では、歴史はとても重要である。
また、ここでの議論では、守ること、そしてそれを活用することがいい形でできてきていると思う。そこでもう一歩踏み込んで、シビックプライドを植え付けるためのマーケティングまですべきである。ただ、それは都市計画なのか、観光なのか、教育なのか、枠に収まらない問題である。この問題を行政の中でどうしていくかが、今の枠組みの中で見えていないのが気になるところである。できれば、どうやって前橋の誇りを市民に染み込ませていくのか、ということを、「残す」とか「守る」から、もう少し踏み込んだところで進められればと感じている。
(星委員)
歴まち計画が認定されて、これがスタートだと思っている。今度のシンポジウムで講演される脇坂さんが、以前もシンポジウムに参加していただき、前橋では何が大切か、と質問された際、他のまちにないものを打ち出すべき、とおっしゃっていた。私もそのように思う。特に、日本の場合、古い歴史がある都市であれば、色々なことが連続するため、それだけで歴史的風致があると言えてしまう。
しかし、前橋の場合は、色々なところで歴史が切れてしまっている。そのことをどのように、これからにつなげていくのか。私も歴史が専門であるが、国土交通省が所管しているということは、これからどうしていくか、が課題なのである。そして、その中で歴史をどう活用していくか。そして不連続になっている部分はどうするのか。このことをきちんと議論していかないといけない。
また、その地域に住んでいる方やこれから住む方に対し、前橋はそのようなまちであった、今はこうで、これから先はこうする、と説明するときに、この歴史的風致維持向上計画を生かしていくのがいいのではないか。そういった所で、他の認定都市とは異なる、前橋の独自性が出てくると思う。古いものを残すとか保存するというのはその通りであるが、これからの前橋を創るという視点で、この計画をよりよいものにしていければ、多くの他都市の参考例になると思う。このことが、前橋では一番重要なことだと思うので、協力できることがあれば、今後も協力させていただきたい。
(堀込委員)
市民代表として入らせていただいたが、私自身、前橋に長く住んでいながら、知らないことが多いと思った。この冊子ができてから、どのように皆さんにお伝えしていくか考えているが、まずは地域に周知したいと思っている。大変お世話になった。
(新井委員)
無事に認定となり、感謝申し上げる。今後の動きが非常に期待されると思う。これからが本当のスタートになると思う。
なお、先ほど戸所副会長から、地域行事が途切れてしまうという話があったが、本市としてもその点について懸念しており、今年度から市の行事については、市自ら率先して実施するようにしている。市が引っ張るような形で、地域行事も復活していければと思っている。引き続き皆さんと取り組んでいきたいので、よろしくお願いしたい。
(飯塚委員)
昨年4月から所管部長を務めさせていただいているが、こうして計画の認定をいただけたのも、皆さんの活発な議論の賜物だと感じており、改めて感謝申し上げる。
本市としても、中心市街地では将来ビジョンとしてのアーバンデザインを、約3年前に策定しているが、「ローカルファースト」を柱の1つとして掲げ、歴史の重要性を記述している。今回は、そこに総社や赤城を加えた計画書となっているが、先ほど来、委員の皆さんが言われるように、これからがスタートであり、特に計画している事業では、行政が自ら携わるものが多い。頑張っていきたいと思うので、今後ともよろしくお願いしたい。
(藤井委員)
2年間に渡りお世話になった。計画が認定され、感慨深いものがある。文化財を所管する教育委員会としては、市民への文化財の周知、啓発について、歴まち計画の認定でさらに勢いづくと思う。
反面、文化財保存活用地域計画の策定については、文化財保護課が頑張って取り組んでいるが、限りある人員、財源の中で、活動を行っている。調査がなかなか進まない点については忸怩たる思いもあるが、この歴まち計画が、文化財行政の追い風になればと考えている。
(手島会長)
皆さん、ありがとうございました。
先ほど、日下田委員から「シビックプライド」というお話があったが、そのような意識も取り込んだ内容で、2月11日(土曜日)に前橋を舞台としたブラタモリが放映される予定である。「関東の華」という視点で取り上げていただいているので、ご覧いただけたらと思う。
4 閉会
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更新日:2023年04月25日