赤城山景観ガイドラインを策定しました

赤城山景観ガイドラインとは

群馬県及び前橋市は、「県立赤城公園の活性化に向けた基本構想」(令和4年策定)に基づき、将来に向けて自然豊かな赤城山の価値を守り繋ぎ、良好な景観形成を図ることを目的として、赤城山デザイン協議会を組織し、地元住民及び環境団体の方と研究や協議を重ねて景観誘導のためのガイドラインを作成しました。

今ある赤城山の素晴らしい景観を守るとともに、新しい価値を生み出し更に高質化していくためにも、本ガイドラインの遵守にご協力をお願いします。

 

akagiyamakeikan_GL_hyousi

※発行者の赤城山デザイン協議会は、赤城山の景観ルールを検討するために群馬県と前橋市が共同で立ち上げた協議会です。

対象区域

県立赤城公園及び公園範囲内に存在する民有地

区域を「賑わいエリア」、「回遊エリア」、「保全エリア」の3つに区分し、それぞれルールを定めています。

詳しくはガイドラインをご確認ください。

区域図
エリア区分

対象物

  • 建築物
  • 広告物
  • 工作物
  • 外構、車両施設
  • 主要な眺望
  • 不要物 など

対象行為

◯建築物、広告物、工作物

新築、増築、改築、移転、修繕若しくは模様がけ又は外観の変更

◯外構、車両施設、主要な眺望

外観の変更

◯不要物

全て

詳細はガイドラインをご確認ください。

デザインコード

赤城山の景観をより良いものへと誘導していくために、各エリア及び対象物ごとに指標となるデザインコードを作成しました。外壁に使用する素材や色、周囲の景観への配慮などに関する基本的な考え方になりますので、主だったものを一部を抜粋してご紹介します。対象行為を実施する際にはガイドラインを一読いただき詳細を確認してください。

 

◯建築物に関するデザインコード(一部抜粋)

  • 建築物や工作物などは、「地の色」の推奨色を活用する
  • 湖畔、湖上、対岸から見える建築物は、自然素材を推奨色とするなどしてできるだけ自然景観になじませる。

◯工作物に関するデザインコード(一部抜粋)

  • エリア内のサインは、自然素材や景観に配慮した色や素材で可能な限り統一する。
  • サインは歩行者の主要な動線に合わせる、重複した内容のものを立てないなど、計画的に行うことが望ましい。

◯その他のデザインコード

  • 視点場から見える遮蔽物は除くなどして、視点場からの見通しを確保し景観を整える。
  • すぐに使用しないもの、やむを得ず屋外に設置する資材などは整頓し、周りを緑化する、柵で覆うなどして遮蔽に努める

策定過程

赤城山景観ガイドラインを策定するにあたり、地元住民や地元事業者、自然環境団体の方々を対象としたワークショップを開催しました。全5回のワークショップでは、専門家のレクチャーやフィールドワーク、参加者同士でグループワークなどを行い、赤城山の景観について改めて調査したり、議論や意見を交わしたりしてガイドラインの方針を決定しました。ワークショップを通して、赤城山を象徴する景観とはなにか、またどんな課題があるのかといったことが掘り起こされ、各エリアのデザインコードなどが整理されていきました。

このような過程を経て一つの形となったものが、赤城山景観ガイドラインです。

 

 

 

ワークショップ1
ワークショップの様子
ワークショップの様子

この記事に関する
お問い合わせ先

都市計画部 都市計画課

電話:027-898-6943 ファクス:027-221-2361
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
お問い合わせはこちらから

更新日:2025年05月15日