オリンピックを目指す南スーダン選手の長期合宿事業

前橋市では、オリンピックを目指す南スーダン選手の長期での合宿を受け入れます。

オリンピックを目指す南スーダン選手の長期合宿事業概要

・南スーダン選手受け入れに至るまでの経緯

2020年東京オリンピック・パラリンピック出場を目指す南スーダン選手が、本市の整った環境でトレーニングができるよう、長期的な合宿を受け入れます。

南スーダンは2011年に独立した世界で一番若い国ですが、国内の不安定な情勢が続き、難民・国内避難民は合わせて400万人以上、国民の3分の1になっているといわれています。そうした中、独立行政法人国際協力機構(JICA)南スーダン事務所は、同国の支援策の柱の一つとして、「スポーツを通じた平和促進」を掲げています。

本市としても、「スポーツを通じた平和促進」に貢献できるのではないかと考え、同国選手の長期合宿受け入れを決定しました。

JICA公式ホームページhttps://www.jica.go.jp/south_sudan/(外部リンク)

・本事業の意義

本市がトレーニング環境の整っていない南スーダン選手の長期間の合宿を受け入れることに、以下の三つの意義があると考えています。

・選手がオリンピック・パラリンピックに出場し、活躍することにより、「南スーダンの平和促進」に貢献できる。

・厳しい社会状況のなか、ひたむきな努力を続ける選手の姿を間近で見ることで、市民の皆さまが勇気や感動を得て、オリンピック・パラリンピックに向けた機運醸成につながる。

・市民の皆さまが南スーダンの選手たちと直接交流することにより、平和について考える良い機会になる。


そこで、市民の皆さまを始め、必要な資金を広く国内外から集めるため、クラウドファンディング型ふるさと納税制度(*1)を活用することとしました。
*1 クラウドファンディング型ふるさと納税について詳しくはこちらhttps://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/seisaku/mirainomesozo/gyomu/2/18796.html

 

・長期合宿事業概要(予定)

(1) 受入選手:5人(陸上選手)

(2) 概算経費:2,000万円(渡航費、食費、宿泊費、光熱費等)

(3) 開始時期:2019年11月中旬頃~

来日選手決定

JICA関係者との南スーダン選手事前キャンプ受け入れに関しての協議

平成30年7月13日(金曜日)

JICA(国際協力機構)の古川光明安全管理部長(当時)や、友成晋也JICA南スーダン事務所長をはじめとする、JICA関係者が本市を訪れました。南スーダンの国としての実情やスポーツ環境についての説明に加え、オリンピックに向けた南スーダン選手の事前キャンプ受け入れについての打診を受け、これに関しての協議が山本市長をはじめとする市関係者との間で行われました。

南スーダンオリンピック委員会との協議

平成30年11月27日(火曜日)

東京都港区にて、南スーダンオリンピック委員会会長及び事務局長と本市関係者が、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会事前キャンプ受入れに関する条件等について、協議を行いました。

南スーダンオリンピック委員会との会議

在南スーダン日本国大使館特命全権大使による市長表敬訪問

平成31年4月17日(水曜日)

オリンピックに向けた長期での受け入れを予定している南スーダン選手たちのトレーニング環境等を確認するため、在南スーダン日本国大使館特命全権大使の岡田誠司氏が、前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場と王山運動場を視察するとともに、山本市長を表敬訪問しました。

岡田大使による練習施設視察
岡田大使による市長表敬訪問

「前橋から南スーダンの未来を描く」開催

令和元年6月17日(月曜日)

共愛学園前橋国際大学において、「前橋から南スーダンの未来を描く」というシンポジウムを開催しました。第1部ではJICA南スーダン事務所長の友成晋也氏と南スーダン出身JICA研修生のゼマンギ・ビクター氏による講演会を開催しました。第2部では、山本市長、共愛学園前橋国際大学の西舘崇准教授、JICA海外協力隊経験者の中束愛氏なども参加して「南スーダン共和国における平和とは何か」などのトークセッションが行われ活発な意見交換となりました。

南スーダン人学生によるプレゼンテーション
山本市長をはじめとするパネラーによるディスカッション

南スーダンオリンピック委員会と協定書を締結

令和元年7月29日(月曜日)~8月1日(木曜日)

南スーダンオリンピック委員会のジュマ・ステファン・ルッガ・レミ会長とトン・チョル・マレク・デラン事務局長を招へいし、市内施設の視察を行ってもらうとともに、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のキャンプ実施に関する協定書が締結されました。調印式には、在南スーダン日本国大使館特命全権大使の岡田誠司氏にもご出席いただきました。

南スーダンオリンピック委員会との調印式
南スーダンオリンピック委員会視察

第7回アフリカ開発会議公式サイドイベントへの参加及びイッガ南スーダン副大統領との会談

令和元年8月29日(木曜日)

山本市長がパシフィコ横浜にて開催された、第7回アフリカ開発会議公式サイドイベントの『「ホストタウン」で繋がる日本とアフリカ』に参加し、前橋市の南スーダンに関する取り組みについての発表を行いました。またサイドイベント後には、イッガ南スーダン副大統領をはじめとする、南スーダン関係者との会談が行われました。

山本市長がTICADへ参加
イッガ南スーダン副大統領と山本市長との会談

南スーダン陸上競技選手受け入れに向けた英語の通訳ボランティア説明会を開催

令和元年10月31日(木曜日)

南スーダン陸上競技選手の長期キャンプ受け入れに向けた、英語の通訳ボランティア説明会を開催し、多くの方にご参加いただきました。また、説明会ではJICAの方にもご出席いただき、南スーダンについての講義を行っていただきました。

ボランティア説明会1
ボランティア説明会2

友成晋也JICA南スーダン事務所長メッセージ

JICA南スーダン事務所

所長 友成晋也
 

「南スーダンの全国から集まってきた選手のみなさん、平和だからスポーツができるのです。地元に帰ったら、平和親善大使として、平和の尊さを地域に人たちに伝えていってください」

これは、2019年1月26日から9日間にわたって行われた、20歳以下の若者たちのスポーツの祭典「ナショナル・ユニティ・デイ」(国民結束の日)の閉会式で、JICAを代表して選手たち贈った言葉です。

南スーダンは、長きにわたる内戦の末、2011年にスーダンから独立した世界で一番若い国です。しかし、独立後も、国内の政治勢力や民族間の衝突が断続的に続き、平和の訪れはまだ実現していません。

どこの国でも若者たちはその国の未来であり、希望です。JICAは2016年から若者たちが集うスポーツの祭典を「平和と国民結束の日」として支援してきました。民族の違いを乗り越え、「南スーダン人」としての自覚と一体感を得るために、そして分断された社会の結束と団結を築き、平和な社会を実現していくために、このスポーツ大会は非常に効果的です。若い彼らは、このスポーツ大会を通じ、スポーツができる平和な社会に実現に向けて、主体的な担い手となっていくことが期待されています。

そして、来る2020年の東京オリンピックに向けて、この国の若者たちは、世界に出るチャンスをつかみ、南スーダンの国民に自信と勇気を与えるアスリートになることを夢見て、日々練習に励んでいます。

しかし、社会的なインフラが不十分であり、スポーツにかける予算もないこの国において、オリンピックに出るだけでも大変なこと。練習環境などは日本と比べるまでもなく脆弱で厳しい状況です。

この度、前橋市がそんな南スーダンの東京オリンピックのホストタウンとして名乗りを上げてくださいました。そして、長期事前キャンプのためのクラウドファンディング型ふるさと納税にチャレンジしてくださることになりました。

多くの国内外避難民を抱える南スーダンですが、現地で私が知る南スーダン人は、長く続く過酷な環境の中を生き抜きながら、やさしく明るく忍耐強い人々です。長期事前キャンプが実現すれば、そんな彼ら南スーダン人の素顔に接する機会を創ることができ、市民の皆様との交流を通じ、様々なよい影響を与えることになろうかと思います。

厳しい環境の中、東京オリンピックに向けて頑張る彼らにとって、何よりものチャンスであり、サポートです。市民のみなさまのご協力を、ぜひともよろしくお願いいたします。

JICA南スーダン事務所長動画メッセージhttps://youtu.be/0n82qhuV-A4(外部リンク)

 

南スーダン選手団来日

令和元年11月14日(木曜日)

南スーダン選手団が来日しました。選手団は11月18日(月曜日)から前橋市王山運動場で陸上競技トレーニングを開始します。

今後、前橋市に滞在する南スーダン選手団への応援をお願いします。

選手団来日写真
選手団と市長

選手団の紹介

選手団の名前と競技名は、以下のPDFファイルに掲載しています。

 

市長表敬訪問

11月15日(金曜日)

南スーダン選手団が市長表敬訪問を行いました。

表敬訪問では、選手団・指導者・通訳ボランティアなどの紹介が行われました。

表敬訪問集合写真

長期事前キャンプ中の基本的なスケジュール(1週間)について

令和元年11月25日(月曜日)からのスケジュール

長期事前キャンプ中の選手団の基本的なスケジュール(1週間)は以下のPDFファイルのとおりです。

日本語学校の見学はできませんが、練習の見学はできますので、皆様の応援をお待ちしています。
※通常は王山運動場にて練習を行いますが、天候等の影響により、市内体育館での練習に変更となる場合があります。

選手団が練習を開始しました

11月18日(月曜日)

南スーダン選手団が前橋市王山運動場にて、練習を開始しました。

選手達はコーチの指導の下、通訳ボランティアの通訳を介し、初練習に取り組みました。

練習初日

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更新日:2019年03月04日