前橋めぐり「文学の小道」
前橋めぐり「文学の小道」について掲載しています。
「文学の小道」場所:前橋こども公園内(前橋市西片貝町5-7)
作家 | 代表作 |
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関口雨亭 | 松毬と雀と蕗の薹とかな 五月雨の束の間晴や蝶白き |
倉田萩郎 | 耳振って芒分け行く仔馬かな 山一つ眉に落ち来る枯野かな |
須藤泰一郎 | かえり見る鍋割山の枯れ色に夕日は照れりまた逢はめやも うつし身は淋しけれどもさりげなく別るるものか手だに得触れず |
萩原恭次郎 | 明るい麦穂 その十一 麦穂あかるき畑中に はや さとくも心はうるほみきたる 手をあげ何をよばんとするや 茨の花は水にながれ はるかの野辺に汽車はしり そのかげちさく消えてゆく |
萩原朔太郎 | 利根の松原 ああこの追憶の古き林にきて ひとり蒼天の高きに眺め入らんとす いづこぞ憂愁ににたるものきて ひそかにわれの背中を触れゆく日かな。 (詩集「純情小曲集の郷土望景詩・利根の松原」より部分) |
平井晩村 | 母無くも父はありけり父死なば誰たよるらん撫子の花 やがて死ぬ父とも知らで日記つけて褒められに来る兄よ弟よ |
高橋元吉 | 木犀の匂ひ |
山村暮鳥 | ゆふがた |
竹内茂登子 | 両がはの街路樹すずかけそよぎたち夕立来らしはやき雲あし 吾子よ吾子よ今朝朝がほの色よきぞ蚊帳をいでこよ絵の具もちこよ |
飯沼喜八郎 | 赤城嶺に生るる雲あれひそかにも空のまほらに消えゆくらしも |
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更新日:2019年02月01日