前橋城大手門の石垣跡が発見されました

前橋城大手門の石垣の出土写真

本町一丁目の工事現場において、前橋城大手門の石垣が発見されました。確認されたのは一部ですが、前橋城絵図による位置や、発見された石垣の大きさから、これまで確認されていなかった江戸前期酒井雅楽頭(うたのかみ)時代の前橋城大手門の石垣の一部である可能性が高いと考えられます。現在わずかに面影を残す前橋城は、再築後のものであり、酒井氏在城時の姿を伝える遺跡は市指定史跡の車橋門のみで、今回の大手門の発見は貴重なものです。

令和3年2月15日に見学会を開催したところ、大勢の方にご来場いただきました。

石垣は地表下約1.5メートルから出土しており、文化財の価値を損ねないよう、現位置を保って後世に残すため、埋め戻されています。

今後、関係する皆さんと協議調整の上、何らかの形で公開を検討して参りたいと思います。

大手門石垣の写真(南東から)

大手門石垣(南東から)

 

大手門石垣の写真(東から)

大手門石垣(東から)

前橋城絵図における発見された石垣

前橋城絵図における大手門の位置
前橋城絵図における今回発見された石垣の部分

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更新日:2021年03月18日