前橋市公共施設白書を改訂しました

前橋市公共施設白書について

前橋市は、約2,600の公共施設を保有し、それらは市民の皆様が必要とする様々な行政サービスを提供するとともに、地域住民の活動拠点として利用者の多様なニーズに応えてまいりました。
昭和50年代を中心に建築された公共施設は老朽化が進み、一斉に建替えや更新の時期を迎えることから、今後、公共施設の維持・更新に要する費用が増大し、大きな財政負担となることが見込まれます。
一方で、人口減少や少子高齢社会の進展をはじめとした本市財政を取巻く環境は、扶助費の増加とともに、生産年齢人口の減少などから、市税収入の伸びが今後も期待できない厳しい状況が続くと見込まれ、経費の抑制と負担の平準化に取組んでいくことが必要です。
このような中で、市民サービスを維持・向上しながら、公共施設の更新問題の解決に向けての取組みを進めていくためには、市民と行政が共に考えていくことが大変重要です。
そのため、保有する公共施設の老朽化の現状、利用や稼動の状況、運営に係る経費や現時点での課題を含めて、必要な情報を市民の皆様にわかりやすく発信するために「前橋市公共施設白書」を平成25年7月に作成しました。

改訂の目的

平成25年に「前橋市公共施設白書」を作成した後、全庁的かつ長期的な視点から市有資産を利活用していくことを目的とした「前橋市市有資産活用基本方針」及び「前橋市公共施設等総合管理計画」を策定し、その中で「長寿命化の推進」、「保有総量の縮減」及び「効率的利活用の推進」を資産活用の3本柱として定めました。
この資産活用の3本柱を踏まえた具体的な取組みを、「前橋市行財政改革推進計画」に位置付け、個々の施設の課題の検証や施設の見直しなどを実践してきたことにより、「前橋市公共施設白書」で整理した個別施設の課題については、一定の検討が進んでいる状況です。
作成から5年が経過し、公共施設を取巻く環境も変化しているなか、今後も引続き、公共施設の課題解決に向けた取組みを推進していくためには、最新の建物情報や利用状況、管理運営費などを把握し、課題を共有することが重要となります。
そこで、公共施設のデータを更新するとともに、これまでの取組み状況についてまとめた公共施設白書改訂版を作成しました。

対象施設・今後の視点

対象施設

道路・橋梁・上下水道基盤施設を除く、本市が保有する約2,600の公共施設のうち、100平方メートル以下の小規模施設などを除き選定した439施設

今後の視点

  • 長寿命化
    予防保全を含めた計画的な更新・改修により、現有施設の長期的使用を可能とし財政的な負担を軽減するための取組
  • 総量縮減
    機能維持を目的とした多機能化や複合化、民間代替施設等を検討し、建物総量の縮減を図るための取組
  • 効率的運営
    利用率や稼働率の向上を図るとともに、効率的な運営方法について、多角的に検討するための取組

関連書類

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更新日:2019年03月14日