平成29年度第3回前橋市労働教育委員会
審議会名
前橋市労働教育委員会
会議名
平成29年度第3回前橋市労働教育委員会
日時
平成30年3月27日(火曜日)午後5時00分~5時40分
場所
前橋文学館 4階 研修室
出席者
委員
労働者側委員
青木委員、天田委員、生形委員
使用者側委員
中島副会長、降旗委員、糸井委員、田子委員、石川(修)委員
学識経験者委員
石川会長、足立委員、中島(克)委員、岡部委員
事務局
岩佐産業経済部長、川端産業政策課長、若島課長補佐兼雇用促進係長、植木主事
欠席者
労働者側委員
沖山副会長、長岡委員、樋口委員、唐澤委員
使用者側委員
小暮委員、狩野委員
学識経験者委員
小出委員、菊間委員
議題
- 開会
- 会長挨拶
- 新任委員自己紹介
- 役員選出
- 議題
平成29年度前橋市雇用対策事業報告について
平成30年度前橋市雇用対策事業計画について - 閉会
会議の内容
1 開会
(川端課長)
定刻になりましたので、平成29年度第3回前橋市労働教育委員会を開催させていただきます。
皆様には、大変お忙しい中、ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。
私は、本日の進行を務めます、前橋市産業政策課長の川端と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
2 会長挨拶
(川端課長)
それでは、委員会に先立ちまして会長の石川様よりご挨拶をいただきたいと思います。
石川会長よろしくお願いいたします。
(石川会長)
それでは会を代表して、一言ご挨拶を申し上げます。
本委員会は労働問題や前橋市の雇用施策等について提言を行う審議会として新たに生まれ変わり、2年が経過したところであります。
これまでの活動としまして、昨年度は「まえばし女性活躍推進計画」の策定について委員の皆さんにご協力いただきました。また、今年度は10月に先進企業視察を実施し、女性やシニアの活用、働き方改革などの先進的な取組みを学びました。
本委員会につきましては、今後も前橋市の産業の振興と雇用の安定の一助となるよう、皆さんの知恵をお借りしながら、会を進めてまいりたいと考えておりますので、お力添えをいただきますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、あいさつといたします。
(川端課長)
ありがとうございました。
3 新任委員自己紹介
(川端課長)
続きまして、任期の途中ですが、昨年11月に委員の交代がありましたのでご紹介いたします。
連合群馬前橋地域協議会の役員改選に伴い、労働者側委員の鈴木 克志 委員、新井 淳一 委員、小見 豊 委員が退任され、樋口 哲夫 委員、唐澤 明 委員、生形 孝平 委員が後任となります。なお、後任の方々の委嘱状につきましては、連合前橋の事務局を通して既にお渡しさせていただいております。
それではここで、本日ご出席いただいている生形様より自己紹介をお願いしたいと思います。生形様、お願いいたします。
(生形委員)
連合前橋地協で事務局次長を務めております、東京電力労組出身の生形と申します。よろしくお願いいたします。
(川端課長)
ありがとうございました。
4 役員選出
(川端課長)
次に役員の選出に移りたいと思います。
前橋市労働教育委員会設置要綱第5条により、会長及び副会長2名を委員の互選により定めることとなっておりますが、先ほど申し上げましたとおり、副会長の鈴木 克志 様が退任されました。つきましては、副会長を労働者側委員より沖山 修一 委員にお願いしたいと考えておりますが、いかがでしょうか。(異議なしの声あり)
ありがとうございます。ご異議もないようですので、そのように決定させていただきたいと思います。
5 議題
(川端課長)
それでは、引き続き議題に移りたいと思います。
前橋市労働教育委員会設置要綱第6条により会長が議長となることになっておりますので、これより先は石川会長に議題の進行をお願いいたします。
(石川会長)
初めに議題(1)平成29年度前橋市雇用対策事業報告について、事務局より説明をお願いいたします。
(植木主事)
それでは議題(1)についてご説明いたします。
前橋市で今年度行った雇用対策に関する事業について報告させていただきます。資料1をご覧ください。
まず、大きい1番のジョブセンターまえばしによる就職支援ですが、前橋市では群馬労働局と締結した雇用対策協定に基づき、若者と子育て女性をメインターゲットとした就職支援施設、ジョブセンターまえばしを開設しました。
資料の2にこれまでの利用状況をまとめてありますので、ご覧ください。
まず、登録者数ですが、年代別で特に30代の方の利用が多くなっております。全体の登録者数は1,501人で女性の利用が全体の約8割を占めているところです。
女性が多い理由としましては、ハローワークマザーズコーナーが併設されていることにより、子育て中の女性の利用が多いためであります。
次に就職支援を利用した人数として、記載のとおりとなっております。特にこの施設の特徴でもあるキャリアカウンセリングについては求職中の方はほぼ必ず受けていただきますが、1,617人の利用がありました。
次に職業紹介・就職決定ですが、職業紹介1,887件に対し、就職決定が577人となり内訳は記載のとおりとなりました。
求職者の希望とのマッチングもあり、近隣の市町村の企業への就職もありますが、多くの利用者に市内の企業へ就職していただいております。
男女別としますと、女性が大半を占めております。男性は正規社員での就職が多いですが、女性は子育て女性の就職が多いこともあり、非正規の数が多くなっております。
次に、センター主催による講座・セミナー等利用者ということでありますが、講座につきましては夜間の定着支援講座というものでして、現在在職中の方のスキルアップや仲間づくりを支援しております。また、事業につきましては、就職活動をするにあたっての知識や面接対策などを実施しております。
最後に、特別利用ですが、施設の部屋を一般の利用団体に有料で貸し出しをしておりまして、その利用が114件あり、施設全体の利用者としますと、10,562人、1日あたり、47.4人の利用がありました。
ジョブセンターの利用に関する説明は以上ですので、資料1にお戻りください。
次に、大きい2番の子育て女性の再就職支援ですが、ハローワークマザーズコーナーと連携し、各事業により再就職の促進を図りました。
1.、2.を飛ばしまして2ページ目になりますが、3.子育てママの合同企業説明会ということで、企業の仕事内容や採用方法を知る機会を提供しました。参加企業は15社で、参加者は64名、また説明会開催直後に希望する企業と求職者で面接する機会を設けたところ、8名が就職決定となりました。そして各事業の集大成として、4.子育てママの就職面接会を開催しました。参加企業は40社で、参加者は105名でした。求職者が年々減少傾向にありますが、関係団体の周知のかいもあり、昨年度を上回る参加者が集まりました。20日現在で24名が就職決定となり、今後も30数名までは伸びるのではないかと推察されます。
次に、大きい3番のその他の就職支援ですが、今回、上毛新聞社さんとコラボさせていただいて、学生と企業の交流会という事業を実施しました。
高校生や大学生などの学生を対象に、進学や就職活動の前の時期に、将来について考えてもらう、また企業の採用担当者にも参加していただき、学生の本音を聞いてもらうことをテーマに実施し、当日は約130名が集まりました。
第一部では就職活動を終えたばかりの学生のパネルディスカッション、そして第二部では市内企業経営者によるパネルディスカッションを行いました。
3ページ目ですが、2.シニアお仕事説明会ということで、セブンイレブンさんと前橋市で包括連携協定を結びまして、それに基づく事業として実施したものです。働く意欲のある高齢者に対し、セブンイレブンの仕事説明から個別の相談までを行い、16日現在で2名が就職へと結びつきました。
そのほかに、3.パソコン講座、4.介護職員初任者研修を実施することで、就職を希望する方のスキルアップを図りました。
4ページ目ですが、大きい4番の企業向けセミナーです。
1.~3.につきましては、昨年度ご協力いただいた「まえばし女性活躍推進計画」に関する取組の一つとして実施しているものです。
1.女性管理職養成セミナーですが、女性の管理職比率が群馬県や高崎市と比べて低い現状がありますので、今回新規事業として実施したもので、当日は群馬県全域から59名の働く女性に参加いただきました。
次に、2.イクボス養成塾ですが、群馬県が毎年実施している事業に共催として入らせていただき、事業の運営の協力や他のセミナーの案内などをさせていただきました。
次に、3.女性活躍推進セミナーですが、昨年度に続き2回目となります。企業の女性活躍推進のポイントについて理解を深めてもらおうというもので、企業の管理職や人事担当者23名に参加いただきました。
次の4.障害者雇用促進セミナーですが、来月に障害者の法定雇用率の引上げがあることを前に、障害者雇用に対する理解を深めてもらうことを目的に開催しました。
県内企業の経営者や人事担当者、また、障害者就労支援施設など70名に参加いただきました。
5ページ目ですが、大きい5番の補助制度です。
今年度も昨年度と同様のメニューで補助を行いました。
1.障害者・ひとり親雇用奨励金ですが、就職が困難な障害者やひとり親を雇用した中小企業者に奨励金を交付するもので、短時間労働者以外が、先日申請が2件あり5件、短時間労働者が1件でした。
2.仕事・子育て両立支援奨励金ですが、男性の育児休業や代替要員確保などにより条件を達成した中小企業へ奨励金を交付するもので、男性の育児休業に関してが5件、代替要員確保に関してが、先日申請が1件あり5件でした。
3.特例子会社設立補助金ですが、市内に特例子会社を設立した企業に対して、設立に要する初期費用の一部を補助するものですが、今年度は申請がありませんでした。
最後のページですが、4.企業主導型事業所内保育施設設置促進補助金ですが、企業主導型の事業所内保育施設を新設する企業に対し、その設置に対する初期費用の一部を補助するもので、今年度は4月より開所する敷島さくら保育園を設置した、株式会社キャリアップへ交付決定を行いました。
5.UIJターン若者就職奨励金ですが、UIJターンにより市内中小企業へ就職した若者と雇用した企業へ奨励金を交付するもので、今年度は就職者用が19件、事業者用が18件の申請があり、交付しました。
以上、駆け足でしたが、議題1につきまして説明させていただきました。
(石川会長)
以上で説明が終わりました。ご質問ご意見等がございましたら発言をお願いいたします。
(岡部委員)
ジョブセンターまえばしの夜間の定着支援講座について、スキルアップや仲間づくりを目的に実施しているとのことでしたが、スキルアップはどのようなことを行っているのですか。
(若島補佐)
夜間の定着支援講座については、英会話やビジネスペン字など一部スキルアップの要素を含んだものもありますが、現在のところ仲間づくりのメニューが主となっております。これは、ジョブセンターまえばしの開設に伴い廃止となった勤労青少年ホーム、勤労女性センターという施設で実施していた講座を内容を見直しつつ継続しているためですが、今後は夜間についてもスキルアップを支援するため、働く方が参加しやすい内容を検討していきたいと考えております。
(青木委員)
ジョブセンターまえばしの実績の評価ということでは少し先になるのかと思いますが、例えば就職決定率で言えば職業紹介1,887件に対して577人、また、1日の利用状況で言えば47.4人ということですが、これらに対しての計画や目標値などを設定していたとしたら、どのような状況なのか教えてください。
(若島補佐)
前橋市ではこれまで就職の斡旋を行ってはいませんでしたので、初めて就職実績を計画するにあたり、当初100人を目標としておりました。目標は達成しましたが、なにぶん初めてだったもので現実とかけ離れていますので、今後は今年度の就職実績をベースに目標値を再設定したいと考えております。
(川端課長)
今まで就職の斡旋はハローワークが主体となっており、前橋管内で何人といった実績があったわけですが、前橋市の地方創生の大きな10項目のうちの一つとして若者や子育て女性の就職支援を重点的に行っていく、ということでジョブセンターまえばしを開設することとなりました。今まではどれくらいの市民が就職しているのかというのが数字で掴みにくい点がありましたが、今回始めて数字が見えてきましたので、現状に満足することなく今後計画の中でより良い実績を目指して取り組んでいきたいと思っております。
(岩佐部長)
どちらかというと、今までは労働局、ハローワーク、前橋市で縦割りの関係で、それぞれがどのようなことに取り組んでいるかが見えづらい部分がありましたが、労働局と協定を締結して一緒に取り組んでいくとなった際に、市の既存の施設を利活用して進めていこうということで今のジョブセンターまえばしができた、というところです。
(石川会長)
青木委員がおっしゃったように、なるべくジョブセンターだけではなくその他の支援についても結果がわかるようにして欲しいと思います。どの程度が成功なのか、そこを目指して今後提言を行わせていただくので、過去との比較などを用いてなるべく数字で捉えられたらと思います。
(中島副会長)
障害者・ひとり親雇用奨励金について、年齢制限はありますか。
(若島補佐)
ひとり親で言えば子どもを扶養している方が対象となりますので、対象者は30代~40代が大半かと思います。ハローワークを通して雇い入れた場合に国の特定求職者雇用開発助成金が企業へ交付されますが、前橋市ではその上乗せのような形で奨励金を交付しています。
(石川会長)
他にございませんか。ご質疑等ないようですので、続きまして(2)平成30年度前橋市雇用対策事業計画について、事務局の説明をお願いします。
(若島補佐)
それでは議題2、平成30年度前橋市雇用対策事業計画についてご説明いたします。
まず、お手元の資料3をご覧ください。来年度の事業は概ね先ほどの報告内容と同様に実施してまいります。
大きく変更する点としては、本年度まで雇用促進係で実施してきた子育て女性の再就職支援事業を、ジョブセンターまえばしの事業として実施する点でございます。
このことによって、ジョブセンターのキャリアカウンセリングやセミナーなどを含めて総合的に子育て女性の再就職支援実施できることになります。
ジョブセンター事業となっても、企業との交流会や合同企業説明会、就職面接会等を引き続き、実施してまいります。
次に、2のその他の就職支援として、本年度と同様の事業を実施してまいりますが、新規事業として、高校生のための企業説明会を実施いたします。
この事業に関しては資料の4、5をご覧ください。
群馬県の試算では、県外に進学する67%の学生が地元に戻ってこないという状況です。
また、市内企業からは、高校卒業者の採用についても、予定した人数を採用できないというお話を聞いております。
学生からは、地元企業の情報がなく、どのような就職先があるのか、信頼できる企業があるのかが分からないという声を聞きます。
この高校生のための企業説明会は、県外に転出する高校生や高校卒業後に就職する予定の高校生に対して、地元企業を知る機会を設け、大学卒業後のUターン就職や、地元での就職を意識付けるために実施するものです。
対象は、市内の高校生をはじめ、その保護者や教員のほか、大学生や中学生についても参加していただき、市内企業への理解を深めていきたいと考えております。
開催時期は、高校生の定期テストや、スポーツ大会などとの重複を考慮し、9月1日に実施する予定です。場所は中央公民館の各会議室を使用し40社程度の企業ブースを設置します。
市内企業が高校生に向けて十分にその魅力をアピールしていただき、将来的に人材を確保できるように努めてまいります。
実施事業者は、今後プロポーザルを実施し、選定してまいります。
そのほか、女性管理職養成セミナー、企業の人事労務担当者や経営者・管理職向けにイクボス養成塾、女性活躍推進セミナーや各種補助制度については引き続き、実施してまいります。
以上、来年度の事業計画について説明させていただきました。
(石川会長)
以上で説明が終わりました。ご質問ご意見等がございましたら発言をお願いいたします。
(田子委員)
イクボス養成塾について、女性が活躍するためには家族の協力が欠かせないという部分で、すごく大事なセミナーだと思うのですが、今年度の参加者が15名、また来年度の定員が20名ということで、多くの企業に参加いただくようにもっと周知をしていただきたいと思います。
(植木主事)
群馬県のイクボス養成塾につきましては、毎年講演会形式とセミナー形式の2種類で実施しておりまして、講演会形式では200名程度を定員としております。今年度前橋市が共催で実施したものはセミナー形式でしたが、こちらに関しては少人数のグループでロールプレイングなどのワークをしながら進めていくという内容でございます。今後も群馬県と連携し前橋市内の多くの企業に参加いただけるよう取り組んでいきたいと思います。
(若島補佐)
イクボス講座につきましては内容が大変良く、今年度は市役所内部でも職員向けに実施して50名程の参加がありました。今後も市役所内部のイクボス養成に取り組むとともに、市企業への啓発を行っていきたいと考えております。
(石川会長)
他にございませんか。ご質疑等ないようですので、30年度の事業につきましては計画に基づき進めていただきますよう、お願いいたします。
6 その他
(石川会長)
最後に、その他について、事務局より説明をお願いします。
(若島補佐)
労働教育委員会として、いままでも市への要望やご意見をいただいてまいりましたが、来年度は、そういったご意見などをまとめて提言書として提出していただき、市政へ反映していければと思っております。
以前にも、女性活躍推進計画へのご意見をいただきましたが、そのような形で各委員さんから要望、ご意見をいただきたいと考えております。後日、提案様式を送付させていただきますので、それぞれのお立場から、本市へのご意見、ご要望をいただきたいと思います。
(石川会長)
ありがとうございました。
以上をもちまして、委員会を閉じさせていただきます。ご協力ありがとうございまし た。
それでは、事務局に進行をお返しします。
7 閉会
(川端課長)
石川会長、議事の進行ありがとうございました。
それでは、以上をもちまして平成29年度第3回前橋市労働教育委員会を閉会させていただきます。
ありがとうございました。
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更新日:2019年02月01日