前橋市職員クレド(行動理念)を策定しました

前橋市職員クレド(行動理念)を策定しました
前橋市職員クレドとは、市役所全体が一つの大きなチームとなって住民福祉の向上を目指すための全職員共通の価値観を示したものです。
日々の業務遂行や様々な場面での判断、行動における指針として、職員によるボトムアップで令和6年12月に策定しました。
前橋市職員クレドの策定目的、目指す姿
- 常に市民の目線に立って行動し、変化の激しい現代における行政課題や潜在的なニーズに迅速に対応できる一体感と機動力のある市役所を維持し、さらにアップデートしていく。
- 行政活動の拠り所とする組織共通の価値観によって個人が成長し、「良い仕事をする」「やりがいを実感する」「モチベーションが高まる」の好循環を生み、職員のワークエンゲージメント(ポジティブで高いパフォーマンスを発揮できる状態)を高め、市民サービスに還元していく。
前橋職員クレドの解説
地方公共団体は、住民の福祉を増進することを目的とする組織であり、その目的を効果的、能率的に達成することが求められています。
私たち前橋市職員はこの使命を「今と未来の市民を笑顔にする」と言い換え、そのための4つのアプローチを設定しました。
今と未来の市民を笑顔にするため
- 市民目線を追求します
- 未来を想像し、一歩踏み出します
- チームで知恵と力を出し合います
- 互いに尊重し合い、心地よい空間をつくります
Myクレド
上記のクレドのほか、自分の役割や価値観を踏まえて職員それぞれが自ら設定する「MYクレド(行動宣言)」の取り組みも実施しています。
詳細解説
こちらは職員の間で共有している前橋市職員クレドの解説です。
1 市民目線を追求します
- 市民や地域が抱える課題や要望に応えることが私たちの役割です。これを改めて全員で認識し、ルーティンワークや分野ごとの課題対応など、すべての仕事において、個人で、そしてチームで市民目線を問い続けましょう。
- 今、時代の変化がとても早いことから、市役所は、多様なニーズに柔軟に対応するため、進化し続けることが求められています。そのためには、職員一人ひとりが、市民が本当に必要とするサービスは何かを考え抜き、小さな挑戦を積み重ねることが大切です。市民との対話を大切にし、前橋で暮らす人、働く人、学ぶ人、集まる人、そして未来の市民の立場に立って考える、この基本的な考えを全員で持つことによって、市役所が担う様々な事業やサービスが繋がり、今と未来の市民の笑顔を増やしていきます。
- また、私たちはこのまちのスタッフです。主役である市民を支えながら協働によるまちづくりを進めていくためには、信頼関係が必要不可欠です。全体の奉仕者として、どんなときも誠意を持ち、初心を忘れず、誠実に行動すること、そして当たり前のルールやマナーを守ることを改めて全員で徹底しましょう。
2 未来を想像し、一歩踏み出します
- 今と未来の市民を笑顔にするために、今の延長線上だけではなく、より良い未来を描き、地域と共に切り拓いていこうとするチャレンジャー精神を持ちましょう。また、一歩踏み出そうとするチャレンジャーを認め、応援する姿勢も重要です。誰かが新しいアイデアや提案を出した際には、その試みに積極的に協力し、失敗を恐れず挑戦できる環境を整えることが、変革の第一歩となります。
- これまでも私たちは変化を恐れず進化してきました。しかし、これからはさらにスピード感を持って時代の変化に対応していく必要があります。遠慮せず、一歩踏み出しましょう。一歩の大きさよりも、その一歩を踏み出す勇気こそが何より重要です。固定観念の壁、雰囲気の壁、役割の壁、歴史の壁、そして自分の中の壁は、意識と行動の変化をきっかけに乗り越えることができるかもしれません。
- そして、より良い未来を想像するうえで最も大切なのは、「まえばし愛」です。前橋の人々、風土、歴史を愛し、その価値を深く理解することが、未来への一歩を踏み出す原動力となります。
3 チームで知恵と力を出し合います
- 私たちの仕事は、最高の市民サービスを最小限の経費で提供することです。そのためには、職員一人ひとりの知恵と力を集結させることが重要です。市役所の業務は多岐にわたり、個々の職員が独自に行動するだけでは限界があります。異なる視点やアイデアを持ち寄り、チームとして力を合わせましょう。
- 「知恵」とは、専門知識や経験、創造力などを指し、「力」とは計画力、実行力、突破力、発信力などを指します。市役所全体が一つのチームとして機能し、互いに補い合い、協力することにより、私たちはもっと大きな成果を生むことができます。
- 将来を見通すと、市政運営の経営資源は限られてくるかもしれません。しかし、情報やノウハウ、アイデアを共有したり掛け合わせたりすることで、今と未来の市民の笑顔を増やすことが、きっとできます。そのため、これからは「自分の部署は◯◯課」ではなく、「自分の部署は前橋市役所」という意識がより大切になっていきます。
4 互いに尊重し合い、心地よい空間をつくります
- 職員同士や市民との関わりにおいて、お互いを思いやり、価値観や意見を尊重し、理解し、助け合う姿勢は、これまでに解説した考え方や行動を実践するうえでの必要不可欠な土台部分です。
- 丁寧で思いやりのある対応を心がけ、相手の立場を理解しようとすることで、信頼と安心感が生まれます。このような環境は、多くの自発的なチャレンジを生むなど、個人とチームのパフォーマンスを向上させます。また、市民が気軽に相談できる開かれた市役所づくりにもつながります。
- 一人ひとりが行動を積み重ね、心地よい空間を生み出すことで、今と未来の市民の笑顔を増やしていきましょう。また、市役所職員は「市民の役に立つ場所で働く職員」と読むことができます。この認識を全員でしっかりと心得て、「明るく元気な挨拶」と「心地よい気遣い、言葉遣い」を自ら率先して実践することが大切です。
策定経過
- 令和6年5月
職員によるボトムアップでの職員行動理念策定が始動
・全職員を対象に行動理念に関する意見募集を実施
・検討チームのメンバーを公募(13人の策定検討チーム発足)
- 令和6年10月
・策定検討チームが素案を提示
・全職員を対象に素案に対するアンケートを実施
- 令和6年12月
前橋市職員クレド策定
・クレドという名称を用い、共通クレドとMyクレドで構成
- 令和7年2月
全職員がMyクレドを設定
この記事に関する
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総務部 職員課
電話:027-898-6507 ファクス:027-224-4166
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更新日:2025年04月28日