感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)について

冬場の感染性胃腸炎の多くはノロウイルスによるものとされ、ノロウイルスによる感染症や食中毒に注意が必要です。
小さいお子さんや高齢者は重症化することもあり、特に注意が必要です。
ご家庭でできるノロウイルスの予防と感染防止対策についてお知らせします。

感染性胃腸炎とは

感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です。

原因となるウイルスには、「ノロウイルス」、「ロタウイル」、「サポウイルス」、「アデノウイルス」などがあります。2014年頃から流行しているノロウイルスの一部の型は、今までのウイルスと異なり、免疫を持たない人が多いことが推定されるため、今後も流行する可能性があります。

主な症状

ノロウイルスによる感染性胃腸炎の潜伏期間(感染から発症までの期間)は1~2日で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。これらの症状が1~2日続きます(症状の程度には個人差があります)。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

症状がなくなった後も、約1週間、長い時には1か月程度、便の中にウイルスが排出される可能性があるため、手洗いを励行することが大切です

感染経路

ウイルスが人の手などを介して、口に入ったときに感染します。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、人から人への感染と、汚染した食品を介して起こる食中毒に分けられ、次のような感染経路があります。

  1. 感染した人のウイルスが大量に含まれる便や吐物に触れた手指を介してウイルスが口に入った場合
  2. 便や吐物が乾燥して、細かな塵と舞い上がり、その塵と一緒にウイルスを体内に取り込んだ場合
  3. 食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理をおこなう者など)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
  4. 汚染されたカキやシジミなどの二枚貝を、生または不十分な加熱処理で食べた場合

治療

症状があれば早めに医療機関で診察を受けましょう。

乳幼児や高齢者では下痢等による脱水症状を生じることがあります。水分と栄養の補給を充分に行い、脱水症状がひどい場合には病院での治療が必要になることもあります。

また、高齢者は、誤嚥(おう吐物が気管に入る)により肺炎を起こすことがあるため、体調の変化に注意しましょう。

止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。

予防と感染防止のために次のことを守りましょう

1 手洗いをしましょう

手洗いをするタイミングは、トイレの後、食事の前、調理の前です。

特に下痢をしている子どもや高齢者の世話をしたとき、おう吐物などの処理をした後は流水と石けんでよく手を洗いましょう。

効果的な手洗い

  1. 水道の蛇口は、汚れた手で直接触らないでペーパータオルなど使いましょう。
  2. 流水で汚れを落とします。
  3. 石けんをつけて洗います。ポンプ式の石けんは汚れた手で直接触らないようにしましょう。
  4. 30秒よく洗いましょう
  5. 流水でよくすすぎます
  6. 水を止めるときは、汚れたままの蛇口を直接触らないように注意しましょう。
    (注意)水道の蛇口やタオルは清潔にして、必要に応じて蛇口は消毒しましょう

正しい手の洗い方は下記リンク「手洗いについて」をご覧ください。 

トイレ後の手洗い

お尻を拭いた手は水洗レバーや水道の蛇口、トイレのドアノブに直接触れないようにし、できるだけ他のところに触れずにすぐに手を洗いましょう。

2 調理、食事で気を付けること

調理の前には手を流水と石けんで洗いましょう。

調理器具、シンク、ふきん、スポンジ等は熱湯で消毒(85度で1分以上)または塩素系消毒薬(0.02%次亜塩素酸ナトリウム液)で消毒しましょう。

調理の際は、野菜を含めて十分な加熱を行いましょう。

0.02%次亜塩素酸ナトリウム液の作製方法は下記リンク「おう吐物の処理方法について」をご覧ください。

3 おう吐してしまったら

正しい方法でおう吐物を処理しましょう。
おう吐物の処理方法は上記リンク「おう吐物の処理方法」をご覧ください。

汚物が衣類についてしまったら、ビニール袋などに入れて、周囲を汚染しないようにしましょう。熱湯消毒(85度で1分以上)するか、塩素系消毒液(0.02%次亜塩素酸ナトリウム液)に30分~60分間浸してください。消毒後は、他のものと分けて最後に洗濯しましょう。

4 下痢をしている人がお風呂に入るとき

下痢をしている人の入浴は一番最後にしましょう。他の家族と一緒に入るのは避けましょう。

できるだけ浴槽を使わずシャワーまたはかけ湯を使いましょう。風呂の湯につかる場合は、まずお尻をよく洗い流してからにしましょう。

風呂の水は毎日換えて、浴槽や風呂の床、洗面器、椅子なども清潔にします。

タオルやバスタオルの共用はやめましょう。

施設などで集団発生したら

保健所やかかりつけの医師にご相談ください。

報告様式等詳細は下記リンク「施設で感染症が発生した場合はどのように対応したらよいでしょうか?」をご確認ください。

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健康部 保健予防課 感染症対策係

電話:027-212-8342 ファクス:027-224-0630
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号 前橋市保健所2階
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更新日:2026年01月14日