チャレンジ!段ボールコンポスト(母材を配布しています)
生ごみを堆肥に変える段ボールコンポストをご紹介します。生ごみが減ると可燃ごみがグンと減ります!
段ボールコンポストとは
段ボールの中に土壌改良材(母材)を入れ、そこに生ごみを入れてかき混ぜていくことで、堆肥が出来るというものです。
身近で手に入るもので、簡単に作ることができますので、ぜひチャレンジしてみませんか?
段ボールコンポストを作ろう
材料
必ず必要なもの
- 段ボール 置く場所に合ったサイズのもの
- 母材 おがくず・米ぬか・竹粉・腐葉土のいずれか + くん炭・竹炭などの細かい炭(消臭効果があります)
- 虫よけカバー 不織布の布団カバー、Tシャツなどで自作
あると便利なもの
- ゴム手袋
- 温度計(母材の温度を測る)
- すのこ(段ボールコンポストの下に置く)
作り方
段ボールコンポストの作り方
- 段ボールを二重にする (図1)
- 母材を段ボールの4割程度入れる(図2)
- 母材に全体がしっとりするまで水をなじませる
(注意)手に母材をとって少量ずつなじませる。(500ミリリットル程度)
(図1)
(図2)
虫よけカバーの作り方
段ボールコンポストを使おう
生ごみを入れる (1日あたり500グラム)
- 生ごみに母材をなじませるようにして混ぜる。
- 段ボールの四隅までかき混ぜ空気をたっぷり取り込む。
(注意)スコップなどで混ぜると、だまになったり臭いがでやすくなるので、手で混ぜましょう。
混ぜ終わった後は山型にしておくと、空気が入り分解が進みやすくなります。
分解できるもの・出来ないもの
- 得意なもの(カロリーの高いもの)
調理済みの残飯類、果物の実部分コーヒーやお茶の出がらし、菓子類、使用済み油 - 苦手なもの(カロリーの低いもの)
生野菜、スイカ・メロンの皮→生野菜は細かくきざむか、電子レンジ等で加熱してから入れると分解が早まります。 - 分解できないもの
栗の殻、貝殻、大きな骨、トウモロコシの芯、玉ねぎの皮、かんきつ類の皮、たけのこの皮、食べ物でないもの
お手入れ
- 無機物を取り除く
段ボールコンポストは、使っていくうちに分解しきれない無機質なもの(枯れ葉のようなもの)が残ってきます。
3ヶ月に1回位は、無機質なものをふるいにかけて取り除く必要があります。 - 保温対策をする
分解するのには熱が必要です。気温が下がり、分解が遅くなってきたと感じたら保温対策をしましょう。 - 生ごみのカロリーに気をつける
低カロリーなもの(野菜くずなど)ばかりだと、なかなか分解は進みません。
定期的に高カロリーなものを入れましょう。米ぬか、廃食用油などが特に効果的です。
また、食べ終わったヨーグルトや納豆のパックをゆすいだ水を入れることで、有益な細菌が増えて分解が進みやすくなります。
虫発生の抑制と対策
抑制
- 防虫剤を置く
- 虫よけ用カバーをしっかりかぶせる
- 生ごみを放置しない
- 外に置かない
対策
- 薬剤を使う
・園芸用消石灰や粉石けん(合成洗剤は不可)を150グラム程度混ぜる - 袋に入れて窒息させる(夏季限定)
・掃除機で空気を抜くタイプの圧縮袋に母材を入れて空気を抜き、ひなたの自動車の中に置く → 暑さと酸欠で虫が窒息死します - 生ごみ投入を一時中断する
・その間キャップとネットをしっかりしめておく。
→幼虫は餌が無くなると死滅し、成虫になったものも飛び立てずに死滅します。
熟成させる
- 3ヶ月程度で母材がべとつき始め、分解が進まなくなるので、生ごみを入れるのを中止し、1~2か月間熟成させる。
(注意)最初の1~2週間は3日に1度かくはんを行なう。(残った生ごみが無くなるまで) - 一度に全てを熟成させるのではなく、必要な分だけ分けて堆肥にすることも可能です。
残った母材にはおがくずなど新しい材料を追加すれば、段ボールコンポストを継続して使用できます。
堆肥として使う
熟成が終わったら通常の堆肥と同様に使用できます。
母材と説明書を配布しています
母材と説明書を市役所2階ごみ政策課窓口で配布しています。いつでも配布していますので、興味のある人や欲しい人は窓口にお越しください。
なお、市役所で配布している母材は、富士見町赤城山にある国土緑化株式会社様から無償でご提供いただいています。
ヒント集
平成26年度、27年度に行った段ボールコンポストのモニターの方々から寄せられたコツや疑問を季節に分けて掲載しています。
関連書類
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更新日:2022年04月01日