令和6年度嶺公園樹林墓地の募集について

嶺公園樹林墓地とは

令和3年度から新たに嶺公園樹林墓地を販売しています。

墓地の承継を必要としない永代供養型の墓地であり、公営では県内初の樹林墓地です。単身世帯の増加・少子高齢化・核家族化など、家族形態の変化により、お墓の承継が困難な方のみを対象としたもので、承継者がいないことによる墓地の無縁化を未然に防ぐとともに、遺骨の埋蔵場所の確保を目指します。

嶺公園樹林墓地は、墓石の代わりに数本の樹木（シンボルツリー）を配置し、芝生の下に埋蔵を行う、景観に配慮したお墓です。個別埋蔵施設に使用許可を受けた日から20年間骨壺のまま埋蔵され、その後、遺骨を合同埋蔵施設に移して合葬する、新しい形式のお墓です。

令和6年度の事前申込は、4月1日月曜日から随時受け付けます。

・墓地の承継が困難な理由を聞き取り、申込資格を確認します。

・事前申込には、必ず電話でお問い合わせのうえ、来庁ください。

現在、使用されている墓地について、承継者不在などの理由から、返還を行い、改葬先を求めている方は、樹林墓地を随時申し込むことができます。

要件等があるため詳細につきましては、公園緑地課にお問い合わせください。

お墓がなく、墓地の承継が困難な方について、次の3つの募集区分でご申請いただくことができます。

申込み資格
募集枠	個別条件	共通条件
遺骨枠	遺骨を所持し、申込者本人は埋蔵予定者ではないこと申込者は、祭祀の主宰者であること申込者は、埋蔵予定者の普通墓地（従来の墓碑等がある墓地）を設置、管理する立場ではないこと、または困難であること（遠縁や知人の遺骨を一時所持している場合や、他家に嫁いだ/婿に入ったことや高齢（満65歳以上）であることにより親の墓を守れない場合など）	墓地の承継が困難な方本市に1年以上居住し、本市の住民基本台帳に住民登録があること使用料等を市が指定する期日までに納付すること申込者本人が必ず使用すること
生前枠	申込者及び埋蔵予定者全員が存命で満65歳以上であること、又は障害等で普通墓地を設置、管理することができないこと申込者は必ず埋蔵予定者となること申込者及び埋蔵予定者との関係は配偶者・血族・姻族等であること
遺骨生前枠	遺骨を所持していること申込者及び埋蔵予定者全員が存命で満65歳以上であること、又は障害等で普通墓地を設置、管理することができないこと申込者は、祭祀の主宰者であること申込者は必ず埋蔵予定者となること申込者と遺骨、又は埋蔵予定者との関係は配偶者・血族・姻族等であること

「墓地の承継が困難な方」とは？

祭祀を承継する者がいない、又はいなくなる見込みである方のことです。

具体的には、「子がいない」「婚姻していない」「子がいるが、市外に定住し、墓地を承継する意思がない」「子がいるが、娘（または息子）で嫁いでいる（養子にでている）」など

※「お墓の管理が面倒」「普通墓地を購入するより安い」「子が独身」などの理由では申込できません。

【墓地の承継が困難な方の事例】

（例1）夫婦2人（65歳以上）で子がいない。先祖のお墓は、他の兄弟が管理しており、先祖の墓には入れない。

（例2）独身（65歳以上）で、子がいない。先祖のお墓は他の兄弟が管理しており、先祖のお墓に入れない。

（例3）慣れ親しんだ前橋市で永眠したい。子がいるが、市外に定住し、墓地を承継する意思がない。そのため、お墓を建てても管理する人がいない。

（例4）娘がいるが、嫁いでおり（息子が他家に養子に出ている場合も同様）、夫側（他家）のお墓を守るため、お墓を建てても承継する人がいない。

（例5）アパートの住民が死亡してしまい、祭祀の主宰者となったが、他人のお骨を先祖代々のお墓に入れることができない。