令和2年度第3回前橋市廃棄物減量等推進審議会

審議会名

前橋市廃棄物減量等推進審議会

会議名

令和2年度第3回前橋市廃棄物減量等推進審議会

日時

令和3年3月18日

午後2時00分~午後3時00分

場所

六供清掃工場3階大会議室

出席者

委員

田中会長、水澤委員、角田委員、関口委員、鈴木委員、佐藤委員、西巻委員、𠮷田委員、田島委員、久松委員、山口委員

※横澤委員の代理として、前橋市一般廃棄物処理事業協同組合の村田茂行副理事長がオブザーバーとして出席

幹事

南雲環境部長、倉林ごみ減量課長、大原環境森林課長、伊與久参事兼廃棄物対策課長、贄田参事兼清掃施設課長、堤清掃施設整備室長、田村下水道整備課長、大舘下水道施設課長

事務局

登山課長補佐兼企画管理係長、砂川課長補佐兼ごみ減量係長、松井副主幹、太田主任、掛川主事、後藤主事

欠席者

西薗職務代理、萩原委員、横澤委員

議題

  1. 前橋市一般廃棄物処理基本計画(案)に係る目標値の設定について
  2. パブリックコメントの実施結果等について
  3. 答申(案)について
  4. その他<前橋市災害廃棄物処理計画(案)について>

配布資料

会議の内容

1開会

2挨拶

<環境部長挨拶>

<会長挨拶>

審議会成立要件等の確認

・審議会成立要件について確認

審議会委員14名中11名出席

前橋市廃棄物の処理及び清掃に関する規則第25条により、過半数を満たしているため成立

・審議会の公開及び会議録のホームページにおける公開について確認

<全員了承>

3議事

(1)前橋市一般廃棄物処理基本計画(案)に係る目標値の設定について

<資料1のごみ減量化に係る目標値の設定について事務局より説明>

議長(会長)

先ほど説明がありました目標値の設定は、前回の宿題になっておりまして、また委員の皆さんから数値を決めるのは難しいということで、事務局の方と私で数値を決めてさせていただきました。令和7年度の見直し案の数値を見ていただけると、変わっているのは事業系ごみが21,954トンになっています。これは、10%削減目標で書いてありますが、この10%の根拠は、前回の目標値から昨年までの目標値からの減少率がだいたいこの程度になります。それで、直線的に行けるのではないかということを踏まえ、10%にしております。その他は、説明があったとおり、1人1日当たりの収集ごみ量は492グラム、比較的目標値としては高い数値になりますが、あまり高い数値を掲げますと無理なところもありますから、今回はこれでいこうという考えであります。

ご意見はありますでしょうか。今日はこの数値を決定することになろうかと思いますが、事業系ごみを少し減らす必要があるだろうと意見が、前回出ましたのでその辺もどうでしょうか。この目標値で5年間進めていくことになります。

(特に発言なし)

特にご意見がないようですので、事務局の方で提案してもらいました資料1の数値で、今後5年間進めていくことでよろしいでしょうか。

<全員了承>

事務局案のとおり決めさせていただきます。

(2)パブリックコメントの実施結果等について

<資料2の前橋市一般廃棄物処理基本計画(中間見直し)(案)に関するパブリックコメント実施結果について事務局より説明>

<資料3の審議会委員から提出された主なご意見・ご提案について事務局より説明>

<資料4の前回審議会で提示した素案からの主な変更点について事務局より説明>

議長(会長)

パブリックコメントの結果ですけど意見170件ありました。私もいくつか審議会に出ていますが、このような数のパブリックコメントは珍しいと感じております。やはり、非常にごみに関する関心が高いことがわかります。全部見ると件数が多いですが、事務局の方が11のカテゴリにまとめてくださいました。それと、資料3の審議会委員皆さんのご意見等を受けて、資料4の修正となっております。できれば6ページから修正箇所の説明をお願いします。

事務局(ごみ減量課)

お手元の見直し案をご覧ください。6ページは目指すべき姿ということで、最終的には持続可能なまちづくりを目指すという位置づけの文章になっております。そのなかで、一番下の段落、なお以降の文章を追加しております。

12ページにつきましては、表の下に新型コロナウイルス感染拡大による影響ということで記述を追加しております。

27ページにつきましては、表2-16とその下に図2-11がありまして、同じ数値を表していますが、ともに1年ずれていましたので、差し替えを行いました。

39~41ページにつきましては、前回お渡しした素案のなかでは、目標値の令和7年度分が空欄になっておりました。先ほど確認をいただいた数字をそれぞれ挿入しております。

43と44ページは、アクションプランの策定ということで、新たに前回お出しした素案のなかでは、検討中と表示させていただいた部分になります。具体的な内容を記載させていただいておりますが、この取り組みには各委員さんからいただいた意見を反映したものになっております。

66ページにつきましては、真ん中より少し上あたりに、安全な労働環境の確保の項目のなかのひとつとして、新型コロナウイルス対策を盛り込みました。

73と74ページにつきましては、将来の人口の採用値を見直させていただきまして、これに基づいて、各種数値が修正になりましたので、差し替えを行いました。

議長(会長)

ご意見はありますか。

A委員

ご説明ありがとうございます。最初の説明のなかで8割、ごみ処理に関することで、全部口頭でご説明されておりましたけど、できればグラフで説明していただくと全体的な結果が見えるのではないかと思います。

もう1点、審議委員の方からご意見やご提案ということで1月31日までに提出することでしたが、審議委員の方の何名から提出があったのか、差し支えなければ教えていただきたい。

事務局(ごみ減量課)

ご意見・ご提案いただきましたのは、メールやファクス含めて全14名のうち4名の方から頂いております。

議長(会長)

意見を踏まえ見直し(案)の基本計画が修正されています。今回は、パブリックコメントが多かったので、修正が大変だったと思います。

事務局(ごみ減量課)

補足説明をさせていただきます。パブリックコメントのなかでも、市民生活に密着したごみの処理に関しては、とても興味深いものであったと思います。一般廃棄物処理基本計画は本市としての基本方針で、具体的にこれからやっていかなければならないことはアクションプランの施策という形で位置づけ、今後如何に市民の人たちにやっていただけるかが一番重要と考えます。資料の22ページは前回委員さんからご意見をいただき、具体的にごみを減らすためには、それぞれのご家庭で、何をすればいいのかとのご意見があり、暮らしの中にいつも「G活」ということを記載しました。約15万世帯が本市にありますので、例えば生活のなかでこういうことをやっていただければ、ご家庭のなかで水切りを必ず1回ぎゅっと絞っていただいたり、段ボールとかの処理についても工夫していただいたりすることで、目標値を達成できるのではないかということを表現させていただきました。具体的に細かい数字で積み上げたのではなく、ざっくりとしたなかでも、目標値の達成に向けてこうしたことを今後周知に努めていきたいと思っています。

議長(会長)

水切りは具体的な職員の方がやってみたという話もあり、具体的な数字が入ってわかりやすいと思います。

A委員

22ページで、週末はファミリーレストラン。明確に業態が書いてあるのですが、これは企業様の理解とかはあるのですか。良いというところと嫌というところもあるかと思いますが、その辺の把握はされていらっしゃるのですか。具体的にファミリーレストランという1つの業態が書いてありますが、その辺はよろしいのでしょうか。

事務局(ごみ減量課)

市民の方にイメージを持っていただきやすいように、やわらかい表現、具体的な表現を心掛けたのが、四角のなかに書いてあります。

A委員

イメージということであれば、その辺を但し書きで書かないと、市民は色々な取り方をするので、どうしてファミリーレストランだけなのかとか、色々あると思います。逆にファミリーレストランがどういうことを取り組むかは、それぞれのファミリーレストランのやり方があると思いますので、少し気になりました。

議長(会長)

飲食店みたいな表現でいいということですか。

A委員

飲食店だと、お酒を出すところとか、かなり幅が広くなると思います。高級レストランやフレンチレストランとか色々あるなかで、その辺はどうなのかと思います。前橋市は企業さんとどういう形で連携・協定を結んでいるのですか。必ず組合とか、団体とかあると思うのですが、小売業協会、ファーストフード協会とかあると思います。

議長(会長)

おそらく今回はそこまで考えてないと思います。

事務局(ごみ減量課)

イメージしやすさと正確な部分のバランスを考えて、表記を全体的に見直させていただき、誤解のないように注意書きも付記するよう工夫します。

事務局(ごみ減量課)

目標値の設定は、事業所から排出されるごみが1つのポイントで重要な点であります。企業やお店をやっている人たちへ、食べ残しを無くしましょうという食品ロスの削減の視点を踏まえて、例えば、なるべく残さない量の提供や、残したら自己責任のなかで持ち帰りの可否など、協力してくれるお店に働きかけしていく取り組みが必要ではないかと思っています。

B委員

直接的に計画に関わるかわからないですが、考え方やイメージで話したいことが1つありまして、ごみは必要でなくなるからごみになると思います。そこで、古民家のリノベーション等をする際に、移住してくる人たちが古民家に住んで、新しい生活をしていきたいという時にごみが出ます。ほとんどが産廃になりますが、ワークショップの形にして、大掃除を手伝ってくださいというので40~50人が集まると、大抵の場合、持って帰りたいとなります。40~50の人たちの考え方があると、必要な物や欲しい物を持って帰ります。そうすると、ごみは減って、物は再利用されます。

軽トラ8台分くらいのごみをごみではなく、再利用するために持ち帰られたということがあります。そのなかで、G活で減らします、努力しますっていうところは、確かに必要ですけど、それをするとこれだけ得します、これだけ楽しくなりますとか、そういう考え方に切り替えると、楽しみになるかと思います。ちょっとやってみようかなっていうように、減らすことに一所懸命になることとはベクトルが違うと思います。もちろん一所懸命にごみを減らす努力はしますが、減らした結果、それが私たちの楽しみに変わります。例えば、イラストを活用するなど、市民が楽しみながらごみを減らす方法や伝え方ができると良いかと思います。古民家からごみが出ますが、自分ならどう見てもごみだと思うものも、手を入れて磨けばいいって持って帰る方もいます。確かに、そのあと、磨いたのを見せてもらうと、すごい商品になっています。そういう工夫をもうちょっと全面に、こういうやり方があるなど市民のみなさんへ伝え、結果的にごみを減らせることができることが大切だと思います。


議長(会長)

おっしゃるとおり、ごみを減らすことは楽しむ視点があってもいいと思います。それを今回、反映できるかは難しいと思いますが、事務局サイドとしては、どうでしょうか。

事務局(ごみ減量課)

本日の審議会で委員さん方にお願いしようと思っておりまして、今回の審議会は計画の改定を行うことだけが目的ではなく、ここで決めていただいた計画の中のアクションプランやいろいろな取り組みについて、来年度においても議論していただければと思っています。市としてはごみを減らすことは永遠のテーマだと思っています。委員さんは2年の任期でお願いしておりますが、来年度は不定期な必要に応じての開催になると思いますが、ごみ減量に繋がるいろいろな取り組みについて、意見や提案をいただきたく、審議会を運営していきたいと考えています。先ほど鈴木委員からの意見についても、今後の審議会なかで皆さんと協議していきたいと考えています。

議長(会長)

他にご意見はありますか。よろしいですか。

パブリックコメントや委員さんからのコメントを考慮して、基本計画の中間見直しを認める形になると思います。先ほどからの意見も踏まえ、一部を修正するということでよろしいでしょうか。

<全員了承>

(3)答申(案)について

<資料5の答申(案)について事務局より説明>

 議長(会長)

そういうことで、重ねて申し訳ございませんけど、パブリックコメントや委員さんの意見を踏まえて、見直ししました。今日も少し意見が出ましたので、表現や文言を見直して答申したいと思います。その修正については、会長と事務局に一任していただくことでよろしいですか。

<全員了承>

 

(4)その他 前橋市災害廃棄物処理計画(案)について

事務局(ごみ減量課)

今年度の事業として、前橋市災害廃棄物処理計画の策定を予定しております。同計画は、行政としての災害時における廃棄物の処理に関する基本的な処理をまとめた計画であり、上位計画は、前橋市地域防災計画となります。未曽有の災害が全国で起きており、本市としての備えが重要です。災害が起きると、次の日には家庭からの災害廃棄物が排出されます。その処理に関する基本方針をまとめることを進めてきました。災害廃棄物処理計画案ができましたので、本日の審議会の委員さん方に情報提供させていただいき、お気づきの点がございましたら、ご意見いただければと思います。計画案の概要を担当から説明させていただきます。

<資料6の前橋市災害廃棄物処理基本計画(案)について事務局より説明>

議長(会長)

最近災害が多いですから、今までこの計画が無かったのか、そう感じる方もいると思います。決して、前橋市が遅いわけではなく、群馬県も確か、最近できたと思います。そういう状況ですので、今後はこの計画に従って、前橋市は処理を進めるということです。やはり、大規模災害の場合は、1市町村では無理ですので、近県などに支援していただき処理することも想定することになります。徐々にこういう計画も、自治体によって整備されていくと思います。日頃、災害廃棄物について感じていることがいらっしゃる方がおりましたら、ご意見いただければと思います。

事務局(ごみ減量課)

本市の地域防災計画のなかで、環境部は災害廃棄物の処理班として位置づけられている部署になっています。計画策定では、庁内の関係部署と連携し進めています。実際には、台風や豪雨、あっては困るけど大地震、そういう時に行政側だけで動ける仕組みは、まずありえないと思いますので、民間の様々な機関との連携が重要と思っています。この計画を作ることをきっかけにしたいと考えます。本日は、廃棄物処理関係の委員さん方もご出席いただいておりますが、民間団体とのネットワークを作り、万が一の時には、連携して対応する仕組みを作っていきたいと考えています。この審議会で、いろいろな情報を提供しながら共有を図り、助言をいただく機会にしたいと思っています。

議長(会長)

委員のみなさんもこのような計画をご承知おきいただければと思います。

B委員

1つだけ確認というか、頭のなかで整理したいことがあって、こういう計画のなかで災害ごみが出たときは、片付けるのは災害ボランティアの方たち、社会福祉協議会だとか、我々の災害ボランティアのチームがいくつかあるのですが、そういった方々の代表者の組織を作っていくのを、この計画のなかに盛り込まれるのか、その下にあるのか、そういうのは頭のなかにありますか。

事務局(ごみ減量課)

前橋市地域防災計画の中でボランティア関係を担当する班も決められております。この災害廃棄物の処理にあたっては、当然、ボランティアとして集まった方の人的な支援を求めたりとかは、必要になってくるので、ボランティアを派遣する部署との連携を図りながら、人数を確保することになると思います。この計画は、あくまでも災害廃棄物が出た時の処理方法であり、地域としての集め方、収集の仕方、処理の仕方をこういった視点で行うのをまとめた方針であります。

B委員

実際、災害廃棄物の処理をする方たちは計画を知っているからいいと思うですが、実際、現場で手を動かすボランティアの人たちもこういう計画があれば、もっとスムーズにことが動くとみんな思っています。それは、体験した人たちが、実際、生で体を動かして、組織の壁で目の前の片づけができないとか、そういったことを多々聞きます。もし可能であれば、そういった人たちの条件をこの計画のなかに参考までに意見を聞かせてくださいというところがあれば、もっといいものができるのではないかという気がしています。

議長(会長)

それでは以上をもちまして、全ての議事が終了いたしましたので、議長を降ろさせて頂きたいと思います。ご協力ありがとうございました。

事務局(ごみ減量課)

ありがとうございました。ご審議いただいた内容で修正いたします。審議会からの答申をいただき、最終的に市長決裁で決定となります。先ほどからお話しさせていただきましたとおり、この審議会は4月以降も必要に応じて開催したいと考えております。これからもごみ減量に係る一般廃棄物処理について、皆さんのご意見をいただき、議論し進めていきたいと思っています。その節はまたご協力お願いいたします。この1年間、ご協力いただきまして、ありがとうございました。

4閉会

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〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
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更新日:2021年04月16日