六供清掃工場の余剰電力を活用した自己託送事業を実施しています

六供清掃工場で発電した余剰電力を市有施設に送電して活用する自己託送事業を実施しています。

自己託送を活用した電力供給の取組は、県内自治体では初の取組となります。

令和3年12月から実証事業を行い、自己託送を行うことが有効である旨の結果が得られましたので、令和5年10月から正式に実施しています。

自己託送の仕組み

自己託送とは、発電した電力を一般送配電事業者が維持・運営する送電網を介して供給するもので、清掃工場から託送先の施設に自営線を引くなどの工事をせずとも送電が可能となります。
対象となる施設では、ベース電力を自己託送で賄い、不足する電力は小売供給を受けます。

自己託送のイメージ

自己託送のイメージ図

自己託送の効果

廃棄物の処理に伴い発生する熱を利用して発電するエネルギーは、化石燃料(石炭、石油、天然ガス等)を燃やす火力発電と異なり、カーボンニュートラルなエネルギーと言われているため、六供清掃工場で発電した余剰電力の活用によって、市有施設における電力の使用に伴う温室効果ガス排出量の削減を図ることができます。
また、市有施設で生み出した電力を自ら使用することによって、電力料金の低減効果が期待されます。

※カーボンニュートラルなエネルギー:太陽光発電のように、人為的に大気中に排出される二酸化炭素がゼロのエネルギー

託送先施設

図書館

大胡支所・宮城支所・粕川支所・富士見支所

障害者教養文化体育施設

総合福祉会館

前橋水質浄化センター

敷島浄水場

実証事業について

自己託送実証事業をJFEエンジニアリング株式会社及びアーバンエナジー株式会社と協働して実施しました。

事業スケジュール

令和3年12月から令和5年9月末まで

図書館、障害者教養文化体育施設にて六供清掃工場からの自己託送を開始し、翌月から支所や総合福祉会館を順次追加しました。
令和4年10月からは水質浄化センターなど、大規模な施設を追加して実施しました。

事業スケジュール

実績

実証期間における9施設合計の実績は以下のとおりです(いずれも期間合計の推計値)。

CO2排出削減量:4,244t-CO2(CO2排出削減率:81%)

電気料金低減額:70,938千円

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更新日:2023年11月24日