食中毒の発生について (令和6年4月8日(月曜日)発生)

前橋市内で有毒植物のスイセンをニラと間違えて自宅で調理し食べた後、嘔吐の症状を呈する食中毒が発生しました。

事件の概要は以下のとおりです。

概要

原因施設:家庭

発症者:喫食者2人中2人

症状:嘔吐、吐気

病因物質:植物性自然毒

原因食品:有毒植物を使用したニラ玉(スイセン(推定))

調査結果

  • 発症者の症状がスイセンの中毒症状に類似していました。
  • 喫食した調理品の残品からスイセンに含有する有毒成分が検出されました。
  • 患者を診察した医師から食中毒届が提出されました。

以上のことから、有毒植物であるスイセンを原因とする食中毒と断定しました。

スイセンについて

スイセンは、冬から春にかけて白色や黄色の花を咲かせる多年草です。葉はニラやノビル、鱗茎はタマネギと似ており、食中毒事故が多く注意が必要です。葉を揉むとニラはニンニクのような強い刺激臭がありますが、スイセンの臭いは弱く青臭いです。

 

有毒成分

アルカロイド

(全草が有毒で、特に鱗茎に有毒成分が多い。)

主な症状

悪心、嘔吐、下痢、流延、発汗、頭痛、昏睡、低体温などの症状がおこります。

予防・対策

  • 食用と確実に判断できない植物は、採らない
  • 食用と確実に判断できない植物は、食べない
  • 食用と確実に判断できない植物は、売らない
  • 食用と確実に判断できない植物は、人にあげない

有毒植物が山菜に混じっていることがあります。食用と確実に判断できない植物を食べるのはやめましょう。

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健康部 衛生検査課 食品衛生係

電話:027-220-5778 ファクス:027-223-8835
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更新日:2024年04月10日