食中毒の原因(カンピロバクター)

カンピロバクター

カンピロバクター(電子顕微鏡下)の写真

カンピロバクターは、家きん、家畜及び野生動物等の腸管内に広く分布している細菌の一つであり、この菌に汚染された食品や飲料水の摂取によって食中毒が引き起こされます。
カンピロバクターは、少ない数の菌でも人の体内で増殖し、菌の数にすると、100個程度でも感染が成立するという報告があります。
食中毒の原因となるカンピロバクターには、2つの種類があり、鶏の腸管内にはジェジュニ(Campylobacter jejuni)が多く、牛や豚の腸管内にはコリ(Campylobacter coli)が多く分布しています。

主な原因食品

鶏肉料理(鳥わさ、その他未加熱又は加熱不充分な調理品)
豚等の生レバー(未加熱食品)
消毒不備の水(なま水等)
二次汚染された食品等

発病までの時間、及び主な症状

2~7日という長い潜伏期間ののち、腹痛、下痢、発熱、おう吐などの症状が表れます。

予防・対策

幼児や高齢者、免疫力の弱い方々は、食肉等の生食は控えるよう注意してください。
カンピロバクターは、通常の加熱調理で死滅するので、食品は中心まで充分に加熱するよう心がけてください。(75度、1分以上が目安です)
生肉を取り扱った包丁、まな板及び手指は、よく洗浄しましょう。

この記事に関する
お問い合わせ先

健康部 衛生検査課 食品衛生係

電話:027-220-5778 ファクス:027-223-8835
群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号
お問い合わせはこちらから

更新日:2020年10月07日