「リステリア」による食中毒に注意しましょう

 欧米では、ナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモン等を原因としたリステリアによる集団食中毒が発生しています。
 リステリアに感染したときの症状には個人差がありますが、特に妊娠している方、高齢の方、免疫機能が低下している方は重症化しやすので、注意が必要です。

「リステリア」って何?

リステリア(リステリア・モノサイトゲネス)は、動物の腸管内や環境中に広く分布している細菌で、食品を介して感染する食中毒菌です。多くの食中毒菌が増殖できないような低温や高い塩分濃度の食品でも増殖します。

注意が必要な食品は

冷蔵庫に長期間保存され、加熱せずにそのまま食べられる食品は、食中毒の原因となり得ますので注意が必要です。
ナチュラルチーズ、生ハム、肉や魚のパテ、スモークサーモン

  • ナチュラルチーズ:加熱殺菌していないチーズ。クリームチーズやカマンベールチーズ、モッツァレラチーズ等。
  • プロセスチーズ:製造過程に加熱の工程が含まれるため、リステリアのリスクは低くなる。スライスチーズ等。
  • パテ:肉や魚などの具材を細かく刻んだり、ペースト状・ムース状に練り上げたもの。

リステリアによる食中毒を防ぐには

  • 期限内に食べきるようにし、開封後は期限に関わらず速やかに消費しましょう。
  • 冷蔵庫を過信せず、保存する場合は冷凍庫やより温度が低いチルド室(0度~2度)を活用しましょう。
  • リステリアは他の食中毒菌と同様に加熱することで予防できます。食べる前に十分加熱しましょう。
  • 生野菜や果物などは食べる前によく洗いましょう。

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更新日:2019年02月01日