予防接種に関する注意事項

医療機関によって事前に予約が必要な場合があります。あらかじめ予防接種を希望する医療機関にお問い合わせいただくことをお勧めします。

予防接種を受ける前に気を付けること

大人・こどもの予防接種

  • 接種を受ける方の体調は、体温が平熱であるなど、普段と変わらないことを確認してください。予防接種を受ける予定であっても、少しでも体調が悪いときは、接種前に医師へご相談ください。
  • 受ける予定の予防接種の必要性や副反応について、事前によく理解しましょう。
  • 予診票は、接種する医師への大切な情報です。責任をもって詳しく記入してください。
  • 妊婦あるいは妊娠している可能性のある人は接種前に医師に相談してください。

こどもの予防接種

  • 母子手帳を必ずご持参ください。
  • お子さんの日頃の健康状態をよく知っている保護者の方がお連れください。

(注意)予防接種の効果や副反応などについて理解した上で、接種に同意したときに限り、接種が行われます。

保護者の自署・同伴について

原則、保護者(※1)の同伴が必要です。やむを得ない理由により、保護者の同伴が困難な場合は、お子さんの健康状態を普段から熟知している親族等が同伴してください。その場合、保護者本人が接種当日までに予診票裏面の委任状を記入してください。なお、13歳以上で、あらかじめ保護者から予防接種を受けることの同意を予診票上の保護者自署欄にて得られたお子さんについては、当日の同伴を不要とすることができます。また、16歳以上の方は、保護者の同意・同伴を必要とせず、予診票の同意欄は予防接種を受ける本人の署名になります。

お手元に予診票が無い方は、保健予防課から予診票の交付を受けてください。

(※1)保護者とは、親権を行う者又は後見人のことをいいます。保護者から同意の有無を確認することができないときは、下記に該当する場合に限り、保護者に代わって同意を得ることができます。

  1. 小規模居住型児童養育事業を行う者又は里親(以下、里親等)に委託されている場合、当該里親等
  2. 児童福祉施設に入所している場合、当該児童福祉施設の長
  3. 児童相談所に一時保護されている場合、当該児童相談所長

予防接種を受けることができない方

次のような方は予防接種を受けることができません。

(1)明らかに発熱(通常37.5℃以上)をしている方

(2)重篤な(重い)急性疾患にかかっている方

  • 急性で重症な病気のため、薬を飲む必要のあるお子さんは、その後の病気の変化がわからないことから、その日は接種を受けないのが原則です。

(3)その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがある方

  • 「アナフィラキシー」というのは通常接種後30分以内に起こる強いアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が急に腫れる、全身に広がるじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐、声がかすれる、息が苦しいなどの症状に続きショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。

(4)各ワクチン接種時において、以下に当てはまる方

     【BCG予防接種】

          外傷などによるケロイドが認められる方

     【B型肝炎予防接種】
          母子感染予防として、

          出生後にB型肝炎ワクチンの接種を受けた方
     【ロタウイルス予防接種】
          以下のいずれかに当てはまる方
         ・腸重積症の既往歴のあることが明らかな方
         ・先天性消化管障害を有する方(その治療が完了した人を除く)
         ・重症複合免疫不全症の所見が認められる方
      【麻しん・風しん予防接種】
           妊娠していることが明らかな方

(5)その他、医師が不適当な状態と判断した場合

  • 上記(1)~(7)に当てはまらなくても医師が接種不適当と判断した時は、予防接種を受けることはできません。

予防接種を受ける際に注意を要する方

以下に該当する方は、必ず事前にかかりつけ医に診てもらい、予防接種を受けて良いかどうかを判断してもらいましょう。
受ける場合には、その医師のところで接種を受けるか、あるいは診断書又は意見書をもらってから予防接種を受けるようにしてください。
(1)心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療を受けている方
(2)予防接種で、接種後2日以内に発熱のみられた方及び発疹、蕁麻疹などアレルギーと思われる異常がみられた方
(3)過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある方
  •  けいれん(ひきつけ)の起こった年齢、そのとき熱があったか、熱がなかったか、その後にけいれん(ひきつけ)が起こっているか、受けるワクチンの種類などで条件が異なります。必ず、かかりつけ医と事前によく相談しましょう。
(4)過去に免疫不全の診断がなされている方及び近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
(5)接種しようとする予防接種液の成分である卵の成分、抗生物質、安定剤などにアレルギーがあるといわれたことのある方
(6)各ワクチン接種時において、以下に当てはまる方
     【BCG予防接種】
         家族に結核患者がいて長期に接触があった場合など、
         過去に結核に感染している疑いのある方
     【ロタウイルス予防接種】
         活動性胃腸疾患や下痢等の胃腸障害のある方

予防接種を受けた後に注意すること

  • 予防接種後30分間は、医療機関で様子をみるか、接種医とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応はこの間に起こることがあります。
  • 接種後、生ワクチンは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
  • 接種部位は清潔に保ち、接種当日は激しい運動や大量の飲酒は控えてください。当日の入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすったりしないでください。
  • 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は速やかに接種医またはかかりつけ医の診察を受けましょう。

保護者の方へ

 母子健康手帳は、お子さんが将来(入学や就職等において)、予防接種の実施状況を確認するために必要な場合があります。 紛失しないよう大切に保管しましょう。

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この記事に関する
お問い合わせ先

健康部 保健予防課 予防接種係

電話:027-212-3707 ファクス:027-224-0630
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号 前橋市保健所2階
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更新日:2024年03月01日