発掘調査成果の公開

 前橋市では、「貴重な国民的財産」である遺跡の発掘調査成果を専門的な発掘調査報告書だけではなく、パンフレット作成、出土品の展示、発掘現場での説明会という方法で市民への還元に努めています。

 遺跡が多い前橋市では、毎年多くの場所で発掘調査を行っています。
「い・せ・きワールドin前橋」は、発掘調査報告書刊行に先立ち、調査成果を分かりやすくまとめたパンフレットです。
このパンフレットを見ていただき、昔の人々の暮らしに思いを馳せ、文化財を大切に感じていただければ幸いです。

 前橋市教育委員会発行の発掘調査報告書をインターネット上で閲覧することができます。
(独立行政法人)国立文化財機構 奈良文化財研究所が管理する「全国遺跡報告総覧」に600冊を超す報告書を登録しました。
 遺跡の存在証明と言える報告書には、文章だけではなく、遺跡や出土品の写真が掲載されています。
下記リンク先から閲覧できますので、ぜひご覧ください。今後も新しい報告書が刊行され次第、登録していく予定です。

 毎年、高崎市と連携し、両市の文化財を紹介する文化財展「東国千年の都」を開催しています。
過去に開催した「東国千年の都」パンフレットは以下のとおりです。

 前橋市では、毎年、発掘調査を行っており、調査結果に応じて現地説明会を開催しています。過去には群馬県の奈良・平安時代における政治・経済の中心「上野国府」が設置されたと考えられている元総社町や、縄文時代から奈良・平安時代の竪穴住居が多数見つかった上細井町において現地説明会を実施しました。その際の資料は以下のとおりです。