令和元年度第2回前橋市労働教育委員会

審議会名

 前橋市労働教育委員会

会議名

令和元年度第2回前橋市労働教育委員会

日時

令和元年10月4日(金曜日)午後17時00分~17時45分

場所

中央公民館 5階 502学習室

出席者

委員

労働者側委員

沖山副会長、天田委員、唐澤委員、樋口委員、生形委員、島田委員

使用者側委員

降旗委員、糸井委員、高橋委員

学識経験者委員

石川会長、養田委員、坂西委員

事務局

関産業経済部長、木村産業政策課長、粕川課長補佐兼雇用促進係長、荒井主事

欠席者

労働者側委員

砂川委員

使用者側委員

中島(利)副会長、小暮委員、田子委員、狩野委員

学識経験者委員

足立委員、中島(克)委員、高澤委員

議題

  1. 開会
  2. 会長あいさつ
  3. 議題
    (1)今回視察の意見交換
    (2)令和元年度雇用対策事業中間報告及び今後の事業計画
  4. 閉会

会議の内容

1 開会


(木村課長)
皆様お疲れのところ大変恐縮ですが、お時間いただきまして、第2回委員会を開催いたします。

2 会長挨拶


(木村課長)
それでは、委員会に先立ちまして会長の石川様よりご挨拶をいただきたいと思います。
石川会長よろしくお願いいたします。
(石川会長)
それでは、会を代表して、一言ごあいさつを申し上げます。
改めまして皆さんにはお忙しい中、先進企業視察にご参加をいただき、ありがとうございました。
今年度においては外国人雇用をテーマに、県内の先駆的な企業を2社視察しました。視察を通して得たことを踏まえて、委員会では活発にご意見いただければと思いますのでよろしくお願いいたします。簡単ではございますが、あいさつといたします。

3 議題


(木村課長)
ありがとうございました。
それでは、議題に移りたいと思いますが、石川会長に進行をお願いしたいと思います。
(石川会長)
それでは、さっそく議題に移ります。
次第(1)今回視察の意見交換について、本日は株式会社ベンカンと有限会社コスモスを視察しました。視察のご意見ご感想や、今後の市の雇用施策を考えるにあたって参考になる点などを挙げていただければと思いますが、いかがでしょうか。
(沖山副会長)
・株式会社ベンカンの工場内において安全カバーが少ないなど、安全の配慮が気になった。
・当社でも、ベトナム実習生が6名いるが、まじめで勤勉。日本人より能力が高い人もいる。
・派遣外国人の方について、当社ではルールを守らない人がいるのが悩み。今日の説明にもあったように、何度も繰り返し説明して理解させていこうと感じた。
(唐澤委員)
・安全面については私も少し気になった。工場見学では保護メガネがあるとよかった。
(島田委員)
・外国人労働の観点からは、2社とも良い切り口で非常に勉強になった。特に有限会社コスモスでは、非常に切迫している業界の中で、先進的に切り開いている印象だった。有限会社コスモスの協力病院が済生会とのことで、今後も活発なやり取りで協力体制を築きたい。
(坂西委員)
・2社とも優秀な外国人材が働いており、企業側も優れた雇用の取り組みをしていると感じた。
・上毛新聞の取材現場で外国人雇用の企業に触れることがあるが、その中で聞いたことは、労使間での意識の差があるということ。日本では社長から一般の社員まで同じ輪を作り、例えば一緒に食事に行くことなどできるが、経営者と社員に大きな階級差がある国もある。すべて日本式ですると上手くいかないこともあるようだ。
・また、できたことできなかったことを、その時々に随時評価して本人に還元していかないと更新時にトラブルになることがあるとのこと。みなさんの会社ではいかがか。
(沖山副会長)
・本部部門では日本の社員とは別の処理をしているのかもしれないが、現場では外国人だからといって特別扱いしていない。しかし食事の付き合いなどでは参加はあまりない様子。
(天田委員)
・フレッセイにも外国人の方はいるが、インドネシアの方で給与支払いについて認識相違があり、雇用の難しさを感じた。一方で問題なくまじめに働いていた方もいた(ミャンマー)。
(糸井委員)
・ドンレミーではベトナムやインドネシアの外国人の方が70名ほど働いている。特にインドネシアの方は宗教関係で、当社も有限会社コスモスのようにお祈りの部屋を用意している。
・労災事故の問題を感じ、医療保険を全員に導入した。
・工場長主催で食事会を開くことや、過去にはバスで遠方に旅行もした。
・総務担当が定期的に外国のスタッフに問題などないか面談を実施している。
・プライベートをどこまで面倒を見るかが課題だと思う。
・有給休暇もしっかり与えている。
(降旗委員)
・給与では、株式会社ベンカンで、最低賃金+αと説明があったように、生活していくのにはギリギリの金額であると考えられるため、視察先のような企業側でのサポートが必要だと感じた。
・視察では、個人で伺うのでは見ることが出来ない部分まで見学でき良かった。
(唐澤委員)
・当社では、従業員の業務開始時間はどの時点からなのかについて議論しなければならない段階であった中、有限会社コスモスで、出勤時間より少し前に出勤し仕事の準備をすることを外国人スタッフに理解してもらったという説明が気になった。
(沖山副会長)
・組合の立場としては決められた時間通りの勤務をお願いしたいところだが、実際の現場では勤務時間前の事前準備はせざるを得ないのではないか。
(天田委員)
・当社はタイムカード処理が5分前からしかできない。早い時間からの勤務は監査の指摘になる。
(降旗委員)
・人によって時間の感覚が違うようで、当社では例えば当番制のトイレ掃除について、経営者としては時間内にしてほしいが時間外にする職員もいる。
(沖山副会長)
・有限会社コスモスでの、ポイント制で従業員同士を評価する制度は素晴らしいと感じた。部下から評価を受ける仕組みが良いと思う。
(糸井委員)
・ドンレミーでは「360°評価」というものを実施していて、例えば主任が幹部を評価している。集計結果は大体あたっており、ひとつの参考にし、賞与にも少し反映している。
(島田委員)
・当社でもポイント評価制度を導入したことがあるが、上司から部下を評価するトップダウン式のみで上手くいかず1年で廃止となった。360°式であれば上手くいくかもしれない。
(石川会長)
他にご意見はございますか。
活発なご意見いただきありがとうございました。実際の現場に触れることで多くを学ぶことができ、非常に意義のある視察であったと思います。
続きまして、(2)令和元年度雇用対策事業中間報告及び今後の事業計画について、事務局より説明をお願いいたします。

(荒井、粕川補佐)
令和元年度雇用対策事業中間報告及び今後の事業計画について、資料1~4の内容を説明。

(石川会長)
ありがとうございました。今後については計画に基づいて事業を進めていただければと思います。
それでは、以上で本日の議事は終了いたします。
事務局にお返しします。

4 閉会


(木村課長)
石川会長、議事の進行ありがとうございました。
それでは以上で、令和元年度第2回前橋市労働教育委員会を閉会させていただきます。
進行にご協力いただき、ありがとうございました。

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更新日:2020年02月18日