定例記者会見概要版(令和6年9月12日開催)

令和6年9月12日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和6年9月12日(木曜日)午後2時~3時

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1)「リキッドスケープ 東南アジアの今を見る」展を開催

(市長)

アーツ前橋の展覧会南條史生特別館長がディレクターを務める「リキッドスケープ」展が9月21日(土曜日)から12月24日(火曜日)までの間、開催されます。本展は、急速な経済発展や都市開発が進んでいる「東南アジアの今」、に注目したグループ展で、たくさんの映像や音響を使ったダイナミックな迫力のある作品が多いと聞いております。詳しい内容は、南條史生特別館長からご説明いたします。それでは、よろしくお願いします。

(南條特別館長)

「東南アジアの今を見る リキッドスケープ」という展覧会を構成しました。厳しい予算の中から、いろいろな方のご協力を得ながら、国際展、国際的な展覧会を開催します。国際展はお金もかかるのでたくさんはできないのですが、今年はぜひこれでということで作った展覧会です。私は東南アジアには90年代からよく行きましたが、ものすごく変化しました。そして今もどんどん変化しています。生活や社会はどんどん近代化して、若い人たちも良い仕事について、発展しています。インドネシアはものすごい人口で、日本の10倍くらい居ます。そのような中で見ると、非常に若い人たちの目がキラキラしています。日本の若い人たちとは違う気がします。日本では割と今、日本の中で完全に静かにぬくぬくと暮らしていければいいという風潮が強いように見えますが、彼らはこれから未来に向けて発展していくぞ、ますます生活も良くするぞというような期待を持って生きています。ですので、私はこの展覧会をぜひ日本の前橋のこどもたちに見てもらいたいと思っています。やはり、美術というものは何の役にも立たない、単なる趣味の世界ではなくて、こどもたちにも新しいビジョンを与える、そして文化的、創造的な活力を与えていくというような、1つの重要なプラットホームだと思います。そのような場所、体験を持てなかった子ども達は全然違うと思います。アメリカでは刑務所でもアートの教育があるそうです。なぜなら、アートを学んだ方が再犯率も下がるからだそうです。アートは1つの表現の力を与えるので、これからどう生きていくかについて、こどもたちにきっと夢と希望を与えると思います。そのような思いを持って、この展覧会を作りました。12組、22作品出てきています。国は6カ国にまたがっています。12組のうちの4組が女性の作家グループです。7組が1980年以降の生まれなので、非常に若い世代だと思います。この若い世代が見ている今の東南アジアの社会、文化、そして変化を作品に昇華して、日本の方々にも見ていただきたいと思います。今後も東南アジア、あるいはアジアそのものと、前橋は直接いろいろな形で繋がり、いろいろな仕事をしていくと思います。そのような時代だと思います。東南アジアの人々は群馬県にたくさん住んでいると思います。そのような人たちにもつながりを作っていく、多様性の時代の美術館ということを考えなくてはいけないと思います。そのような意味でも、この展覧会は意味のあるものだと思います。細かいことはキュレーターの高橋から説明します。

(キュレーター)

本展の見どころを3つほど紹介したいと思います。

まず1つ目は今回12組という非常に大きな規模の国際展となっています。その内、2作品はホー・ツー・ニェンやコラクリット・アルナーノンチャイという世界的に活躍する作家の作品を見ることができます。2つ目は、今、前橋の町は南の方に行くとアジアの留学生がたくさんいらっしゃると思うのですが、今回の展覧会は南条さんからの説明にもあった通り、すごく変化が激しく、未来に向けてどんどん想像力が生まれている東南アジアの地域からの作品が登場しますので、そのような作品に出会うことで、今、アジアがどうなっているのかということや、そこから照り返して前橋がアジアの中でどのような場所にあるのだろうというような学びの機会を想像する展覧会になっています。3つ目は、今回は体験型の作品が多くなっています。左側の巨大なLEDパネルに謄写されるピクセルアニメの作品や、右側の動く迷路の作品があり、来場者は実際に迷路の中に入って、その現代の流動する風景を迷路の中から体験することができます。このような作品を通して、頭で東南アジアについて知るというよりも、音や視覚、そして身体自体を使って流動する風景というものが一体どういうものなのか皆さんに感じ取っていただけるような展覧会になります。最後に開催概要です。期間が9月21日(土曜日)から12月24日(火曜日)です。参加作家数は12組。それらの作家は6カ国から出展しています。作品数は22点、レクターはアーツ前橋特別館長の南條史生になります。以上です。ありがとうございました。

(2) 新たな赤城の恵ブランド認証品を決定しました

(市長)

前橋産農産物と、それを使った加工品が、赤城の恵ブランドに加わりました。千代の厳選卵「さくらたまご」「もみじたまご」とこの卵を使った「千代の厳選卵黄身だけ濃厚ぷりん」です。

卵は、昔ながらの飼育方法で育てた、純国産鶏の卵で、鶏糞を堆肥にして野菜を育て、それを餌に配合する「循環型農業」を進める後閑養鶏園さんの卵です。

もう一つが、この卵の黄身だけを贅沢に使った、たか房さんの濃厚ぷりんです。私も試食をさせてもらいましたが、とてもおいしかったです。道の駅まえばし赤城で、とても人気の商品となっています。

なお、千代の厳選卵は、9月20日(金曜日)から23日(月曜日)まで、前橋スズランでの赤城の恵特別販売会に出品されますので、ぜひお越しください。有限会社後閑養鶏園の齋藤さん、株式会社たか房の鈴木さんにお越しいただきましたので、お二人から認証品のPRコメントをいただきます。

(有限会社後閑養鶏園 斎藤さん)

粕川町にある後閑養鶏園といいます。父が始めた養鶏場を兄弟で継ぎ、今回、赤城の恵ブランドに千代の厳選卵という大きな名称の中に2つある「さくらたまご」「もみじたまご」を認定していただきました。純国産鶏を自家配合飼料で餌を作って、開放型鶏舎というところで鶏を育っています。

ぜひ、こだわりの卵のおいしさを多くの方に知っていただき、そして認定ブラントにしていただいたことで、更に輪を広げていきたいと思っています。

(株式会社たか房 鈴木さん)

新たに認証されました千代の厳選卵黄身だけ濃厚ぷりんについて説明させていただきます。先ほど後閑養鶏園さんが説明された、千代の厳選卵の黄身だけを贅沢に2個使用したぷりんです。私の子どもがちょうど1歳くらいの時に、父が孫にも安心して食べさせたい、そして大切な人に食べさせたいという思いを込めて開発しました。原材料は千代の厳選卵の黄身、それから沖縄か鹿児島のキビ砂糖、牛乳とバニラビーンズとほんの少し香り付けでバニラオイルが入っています。カラメルもおそらく他にはないかと思いますが、同じ鹿児島か沖縄のキビ砂糖とお水だけを焚き上げて作っています。優しい甘さで本当に卵の旨味が感じられるぷりんとなっていますので、他にはない贅沢で安心安全を目指したぷりんであると知っていただければ、少しでも前橋の養鶏農家さん、そしてレベルの高い農業の発信、前橋そして群馬県の顔になっていけたらとても嬉しいことだと思っていますので、よろしくお願いいたします。

(3)まえばしエコ・ファームフェスタ2024を開催します

(市長)

10月6日(日曜日)10時から15時まで、道の駅まえばし赤城で「まえばしエコ・ファームフェスタ2024」を開催します。世界的にさまざまな分野で環境保全への意識が高まる中、農業分野においては、有機農業をはじめ、農業の環境負荷低減の取り組み拡大に注目が集まっています。こうした取り組みを進めるためには、消費者の理解促進と消費・需要の拡大が重要となっていることから、道の駅まえばし赤城の協力のもと、前橋市と群馬県が協働して本イベントの開催を初めて企画しました。環境に配慮しながら市内で生産された農畜産物や加工品を販売するマルシェを通して生産者と消費者の繋がりをつくることや、循環型農業についての講演会を通して消費者の理解促進・消費拡大、地産地消の推進を図ります。マルシェは、道の駅まえばし赤城の「あかぎ de マルシェ」と同時開催となり、全部で16店舗の出店があります。講演会は、ワタミオーガニックランド株式会社 取締役 顧問 小出浩平氏を講師にお迎えし、同社が岩手県陸前高田市で取り組む農業テーマパークづくりについてご講演をいただきます。会場の都合上、先着50名となっています。さらに、マルシェで買い物をしてクイズに挑戦していただいた方には、抽選会にご参加いただき、前橋産の野菜などが当たるチャンスもあります。ほかにも、道の駅まえばし赤城の一部飲食店では、有機食材を使用したスペシャルメニューが登場する予定ですので楽しみにしていてください。

生産者に触れ合う中で環境への優しさを感じていただくとともに、このイベントを機に、これまで以上に地元食材を手にとっていただくようになれば幸いです。ぜひ、会場に起こしください。

(4)道の駅まえばし赤城で水曜どうでしょうキャラバンが開催されます

(市長)

9月18日(水曜日)10時から16時まで、道の駅まえばし赤城の芝生広場で「水曜どうでしょうキャラバン」を開催します。水曜どうでしょうは、ローカルバラエティー番組でありながら、全国で再放送され、多くのファンに現在も愛されており、キャラバンには全国から多くの方が来場される見込みです。主催者の見込では、3,000人くらいが来場し約半数は県外の方がではないかと見込んでいます。

キャラバンでは、番組の名物ディレクター陣のトークショー、グッズ販売や縁日、くじ引き、ミュージシャンによるステージだけでなく、ご当地ならではグルメや企画が楽しめる、ファン参加型のイベントとなっています。前橋市では、ご当地企画として、前橋市や道の駅の魅力を県内外の方に存分に知っていただき、楽しんでもらえるものをご用意しています。また、芝生広場では道の駅のテナントによるキャラバン限定グルメもありますし、当日来場できなかった方や前橋市をもう一度楽しみたい方向けに、キャラバンの翌日から楽しめるアフターキャラバン企画もご用意しています。

当日のアクセスですが、多くの方の来場が予想されますので、体の不自由な方、乳幼児をお連れの方、妊娠している方等を除き、キャラバンに参加される方は、臨時駐車場を利用ください。臨時駐車場から会場までは、シャトルバスが運行いたします。公共交通機関にて来場された方には、「キャラバン開催ご当地ステッカー」を法華沢バス停にてプレゼントしますので、電車やバスも積極的にご利用ください。

JR前橋駅や会場等には、ファンには分かる演出もなされていますので、道中や会場演出も含め、前橋市で開催されるキャラバンを大いにお楽しみください。

(5)まえばしインクルーシブスポーツフェスタ2024を開催します

(市長)

昨年に続き2回目の開催になりますが、共生的な社会の実現に向けて障害の有無や程度、年齢、性別、国籍等に関係なく、多様な人々がともに実施できる「インクルーシブ」の観点に基づいた取り組みとして「まえばしインクルーシブスポーツフェスタ2024」を9月23日、祝日の月曜日に、道の駅まえばし赤城で開催します。今年は、群馬県にも協力いただき、2029年に群馬県で開催予定の国スポ全スポのブースも設け、昨年以上に充実した内容となっています。ステージパホーマンスやトークイベントもスペシャルゲストをお呼びしています。昨年以上に充実した内容になっています。

詳しい内容については、まえばしインクルーシブスポーツフェスタの塩崎実行委員長と中学生ボランティアとしてイベントを盛り上げてくれる富士見中学校の高橋さんと星野さんからご説明します。それでは、よろしくお願いします。

(まえばしインクルーシブスポーツフェスタ 塩崎実行委員長)

障害があっても無くても、子どもも大人も年齢も性別も国籍も障害の種類も全く関係なく皆で一緒に楽しめるスポーツを通して楽しい街にしたいな。これが去年、まえばしインクルーシブスポーツフェスタを始めたきっかけです。去年の様子、とても良い笑顔がたくさんありますので、ご覧いただけたらと思います。

(動画を流す)

このイベントに地元の中学生がボランティアでたくさん参加してくれました。その中学生はこのイベントに参加して、こんな感想を書いてくれました。障害者の人とふれあってみて、人を大切にすること、優しい心を持つことが大事だということが実感できました。障害児、障害者というけれど、健常の方と何も変わらない、今まであまり障害者を見たこともなかったし、触れ合うこともなかったけど、今日触れ合ってみて大変そうだけど楽しんでいるなということを知ることができてとてもよかったです。笑顔が素敵だと思いました。楽しそうに体験してくれたので、なんだか自分もとっても嬉しくなりました。これからもボランティア活動をしていきたいと思いました。そして、障害者と関わる仕事もいいなと思いました。というようなたくさんの感想を書いてくれたのですが、今年もボランティアとして参加してくださるかどうか、富士見中と南橘中の校長先生にお伺いしたところ、合わせて28名の生徒さんが自分からやりますと手を挙げてくださいました。その中から今日は2人の代表がここに来てくれました。インクルーシブスポーツフェスタに参加する思いを聞きたいと思います。

(富士見中学校3年 高橋さん)

当日は障害のある方たちと楽しく学びたいと思います。

(富士見中学校3年 星野さん)

私はパラリンピックを見て、障害の有無にかかわらず楽しくすることが大切だと思いました。当日は皆と協力し、楽しみ、最高の思い出にしたいです。

(まえばしインクルーシブスポーツフェスタ 塩崎実行委員長)

こういう中学生が28名集まりますので、会場をきっと盛り上げてくれると思います。障害者とふれあう機会はとても大切だと思います。このチラシをよくご覧いただけたらと思うのですが、この背景に描かれている絵は中島さんという障害者の方が描いてくださったものなのですが、よく見ると細かい漢字がたくさんあります。彼のデザイン、センスでこれを作ってくれました。そしてこのTシャツです。このあと市長さんから紹介をしていただくことになっていますが、当日はこのTシャツを着て、スタッフがボランティアとして活動します。道の駅まえばし赤城にたくさんの方にお越しいただき、たくさんの笑顔を振りまいていただけたらと思います。お越しいただけるのをお待ちしております。

(市長)

ありがとうございます。中学生ボランティアも大変心強いなと思います。皆さんと一緒に23日はインクルーシブスポーツフェスタを楽しみたいと思います。また、先ほどお話がありましたが、こちらのTシャツ、当日スタッフが着用するのが緑色のTシャツになります。6月から前橋ソーシャルグッズプロジェクトというのを開催しており、市内の福祉サービス事業者の方々に前橋を題材にしたいろいろなイラストをたくさん応募していただきました。その中から、コンテストをして市民のみなさまにも選んでもらったモチーフをもとに今回のTシャツを作っています。昨日、シルクスクリーンのプリントワークショップも行ったのですが、デザインが決定したということで、こちらには赤城山とるなぱあくの木馬とやきまんじゅうとバラの花が描かれています。このTシャツを当日はスタッフの方に着ていただきます。白地に黒の方は販売用のものになります。当日23日から販売開始とさせていただきたいと思います。1着2,800円で道の駅まえばし赤城のショップカフェQuにて販売しますので、ぜひみなさんでこちらも手にしていただけたらと思います。

質疑

(1)「リキッドスケープ 東南アジアの今を見る」展を開催

(記者)

東南アジアの風景の変化をテーマにされているということで、参加する作家の方の数は12組の何人ですか。

(キュレーター)

12組中2組がグループになっているので、18人です。

(記者)

作品は風景をテーマにした、基本的には映像が中心ということでしょうか。

(キュレーター)

変化する社会を今回は風景と名付けているので、変化している社会の様子や変化する社会が一体どのような要素によって構成されているのかを紐解くような内容が多いです。

(記者)

風景そのものではなくて、象徴しているものを捉えた作品を展示するということで間違いないですか。

(キュレーター)

はい。間違いないです。

(記者)

南条館長に伺いたいのですが、今回ディレクターを務められたということで、いつごろからこのような企画があって、なぜ東南アジアに着目されたのか、また、やっていく上で大変だったことを教えてください。

(南條史生特別館長)

去年、10周年記念イベントということでニューホライズンを開催していますが、そのころから次にやるときには国際展、外国に焦点を当てたものを1つ2024年度には必要なのではと考えていました。

最初は東南アジアの美術館と話し合って、大変大きな所蔵品を持っている美術館があるので、そこから借りてくると、入れやすいと思っていたのですが、軽い作品がなくて実際に我々が調査をして、この作家ということを決め、その方から作品を出してもらっています。非常にまっとうなフィールドワークから入ることになりました。結果的には美術館のサイズ、スケール、予算を鑑みながら、大体このくらいの作品なら持ってこられるだろうと考えて取り組みました。

(記者)

国際展という位置付けですが、アーツ前橋で国際展を開くのは何回目ですか。

(南條史生特別館長)

過去の記録は調べないとわかりません。ただ、そんなに多くはなかったと思います。やはり美術館は外に開いていく、外国ともいろいろな形で付き合っていくということが非常に大事だと思っています。東南アジアに限らず、他の国にも広がっていけたらいいなと思います。

(2)新たな赤城の恵ブランド認証品を決定しました

(記者)

今回新たに認証された卵とぷりんですが値段を教えてください。

(有限会社後閑養鶏園 齋藤さん)

卵の方は「さくら」と「もみじ」と2種類あります。お店さんによっても、パックの大きさが違い、取り分の関係でバラバラですが、1個あたり「さくら」が380円から440円くらいで、「もみじ」が460円から550円くらいの間です。取り扱っているお店によっても値段が違います。直売所でも販売していますので、こちらの紙パックの方は直売所だけで販売されています。

(株式会社たか房 鈴木さん)

ぷりんの方は、現在販売させていただいているのが、道の駅まえばし赤城とJAファーマーズ、前橋駅です。現状ですと1つ470円で販売しています。オンラインの方ですと、贈答用の箱入りになります。オンラインだと厳選卵とセットでも販売しています。そちらですと、箱のお値段、送料の関係で1つの値段ではないので、確認していただけると幸いです。

(記者)

攪拌飼料を使っているのが昔からの思考法で育てるということですか。

(有限会社後閑養鶏園 齋藤さん)

自家配合飼料といって、元のベースの餌は完全配合飼料に、いろいろなものを大きな撹拌機で撹拌して自家配合飼料として鶏にあげるという感じです。

(5)まえばしインクルーシブスポーツフェスタ2024を開催します

(記者)

中学生のボランティアスタッフさんは当日どのような仕事をされる予定ですか。

(まえばしインクルーシブスポーツフェスタ塩崎実行委員長)

28人の中学生がいろいろな種類のスポーツに分かれて、ボランティアをやっていただきます。例えばですが、車椅子バスケットの体験をするときに並んでいる方々の面倒を見てもらったり、一緒になって車椅子を動かしてもらったりします。点字ブロックリレーのコースを外れないように見ていてもらったり、スタンプラリーのスタンプを押してもらったり、とにかく参加した人たちと一緒になって楽しみながら面倒を見てもらうような感じで28人の生徒さんに大活躍してもらおうと今から楽しみにしています。

(記者)

去年と今年の楽しめるスポーツの種目やアイテム数を教えてください。

(まえばしインクルーシブスポーツフェスタ塩崎実行委員長)

去年と今年では2種目だけ変わりましたが、ほとんど同じような種目です。

車椅子バスケットボールの体験、競技用の車椅子の体験、ゆるスポーツとしてフライングエッグ、うんちスポーツ、点字ブロックなどです。そして100センチ走、シーソー玉入れというのが新たに加わりました。小さなところでそんなに体を動かすわけではないのですが、相手と楽しみながらできるようなスポーツが多いかと思います。

(記者)

そうしますと、何種目何アイテムですか。

(まえばしインクルーシブスポーツフェスタ塩崎実行委員長)

8種類になります。

(記者)

去年も8種類で入れ替わったということでしょうかしょうか。

(まえばしインクルーシブスポーツフェスタ塩崎実行委員長)

去年はQuのお店の中で行ったとんとん相撲などの、中で行うものを今回はやめて全てお店の外でできるようなものにしました。

(市長)

昨年のインクルーシブスポーツフェスタはキューの中でも行っていたのですが、やはり休憩する場所が無くなってしまうのも問題だと思い、今年は外でできるスポーツを用意しました。ショップカフェの中ではゆったり過ごしていただけるようにしています。

案件外

(記者)

市議会で前橋テルサの質問を聞いていて思ってのですが、前橋市内にホール機能のあるホールは途切れることなく続けることができるのでしょうか。

(市長)

県民会館についてはまだ4月以降どうするかということについて、県との協議が始まっていないので、そのことについては現状では答えられないと思います。市民文化会館については、利用者の人がなるべく支障、影響を感じないように大ホール、小ホール分けて改修できないかということで検討を進めています。なるべく利用者の方に影響が少ない形で改修を進めたいと思っています。

そもそも、県民会館にしても市民文化会館にしても、大規模な文化イベントを予定されている方が利用されることが多いと思うのですが、規模によっては市民文化会館でなくても活用できるホールなどもありますので、しっかり市内のその他の文化施設についても、状況を確認しながらみなさんに有効的に資源を活用できるような仕組みを考えていきたいと思っています。

(記者)

市民文化会館の大ホール、小ホールの改修は決まっていますか。

(市長)

これからになります。

(記者)

何年度頃になりますか。

(市長)

次の指定管理の期間の間には改修が予定されているということで答弁をしていると思います。

(記者)

規模感などざっくり教えてください。

(市長)

設計をしてみないと正確な数字が出せませんので、そのために費用として今回予算を可決していただいたということになります。

最後に

(市長)

案件外の説明についてですが1件、9月のタウンミーティングについてお話したいと思います。9月は小規模なタウンミーティングを2件予定していて、明日9月13日にはたちのつどいの企画運営委員会の皆さんと意見交換をする予定となっています。また、月末9月25日には子育て支援講座の参加者の皆さん、子育て中の世帯の皆さんとの意見交換を予定しています。いろいろな方といろいろなテーマでお話できたらと思っています。

そして、最後になりますが明日から全国ろうあ者体育大会が始まります。全国から多くの選手のみなさん、また関係者の方が前橋にもたくさんいらっしゃるので、いろいろなところで見かけると思いますが、ぜひ皆でおもてなしができればいいなと思っています。前回公開したコミュニケーションボードもそうですし、それ以外にも手話や筆談などいろいろな手段でろうあ者の方と触れ合う機会をたくさん作っていただけたらと思っています。

また、9月23日にはインクルーシブスポーツフェスタと同日になりますが、前橋手話フェスタも開催されます。手話フェスタは総合福祉会館ですが、その日は臨江閣とグリーンドームもブルーライトアップされますので、ぜひ共生社会について理解を深めるようなそんな1か月にしていただけたらと思います。

それでは本日の記者会見につきましては以上とさせていただきます。ありがとうございました。

(以上で終了)

この記事に関する
お問い合わせ先

未来創造部 広報ブランド戦略課

電話:027-898-6642 ファクス:027-224-1288
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
お問い合わせはこちらから

更新日:2023年05月01日