定例記者会見概要版(令和6年9月27日開催)

令和6年9月27日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和6年9月27日(金曜日)午後2時~3時

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1)グリーンウイングスGUNMAと包括連携協定を結びました

(市長)

群馬グリーンウイングスが10月から開催されるバレーボールの国内トップリーグである「SV.LEAGUE」に参入します。それに伴い、群馬グリーンウイングスの運営会社である一般社団法人グリーンウイングスGUNMAと本市はスポーツを通じた地域活性化に関する包括連携協定を締結しました。 

  これまでもグリーンウイングスは、小中学生を対象としたバレーボール教室など地域貢献事業を実施していましたが、より多くの方へチームや国内トップリーグの魅力を伝えたいと、グリーンウイングスから協定の申し出があり、本拠地である本市としてもチームを全面的に支援し、相互での連携を高めながら、市民のスポーツ振興及び健康増進を図るため、本協定を結ぶこととなりました。

  市としてのチームのPRやグリーンウイングスが実施している小中学生を対象としたバレーボール教室などの既存の連携は、継続して進めながら、新たに市民の健康増進に繋がる教室や選手による市内学校訪問などを企画していきます。

本市は、ふるさと納税を活用して現在6つのプロスポーツクラブ等を支援、応援しています。今後もプロスポーツクラブ等を通して、多くのトップレベル競技が市民に身近に感じられる強み、魅力を活かして、スポーツ振興のみならず、地域活性化並びに観光振興にも繋げていきたいと考えています。

((一社)グリーンウイングスGUNMA 堀江代表理事会長)

ご案内のとおり、この度前橋市とスポーツを通じた地域活性化に関する包括連携協定を締結させていただきました。小川市長をはじめ、関係者の皆さま方のご理解とご協力に感謝を申し上げたいと思います。私どもの運営するチーム、群馬グリーンウイングスは前身の群馬銀行バレーボール部の創設以来、約50年間前橋市をホームタウンとして活動してきました。この間、市内においてホームゲームの開催はもちろんのこと、小中学生を対象としたバレーボール教室の実施や、ホームゲームに市民の皆様を招待するなど、地域に根差した活動を行ってきました。来月から開催される国内トップリーグである「SV.LEAGUE」に参入することを契機にさらに地域とのつながりを深め、前橋市とチーム相互が目指す青少年の健全育成、女性活躍推進、市民の健康増進等の実現をともに進めていきたいと考えています。また、「SV.LEAGUE」では、今期前橋市内でホームゲームとして、5大会10試合を行う予定です。選手は試合会場で精いっぱい活躍する姿をお見せしたいと思っています。今まで以上に前橋市、そして市民の皆様の暖かなご声援を賜れますよう宜しくお願い申し上げます。

(2)「現在を編集する 月刊「新潮」創刊120周年記念展」を開催します

(市長)

今年創刊120年を迎えた月刊「新潮」をテーマとした展覧会についてです。展示室を1冊の本に見立て、バックナンバーや「新潮」7大事件、作家が自作を語るなど、貴重な資料約700点を紹介します。

展覧会初日には、月刊「新潮」編集長や編集者によるオープニングトークを開催するほか、雑誌の歩みやこれからについて語ります。

関連イベントとして、リーディングシアター・三島由紀夫作「近代能楽集」より、「葵上」「弱法師」を萩原朔美特別館長の演出により開催をする予定になっています。

詳しい内容については高坂館長よりご説明いたします。

(前橋文学館 高坂館長)

月刊「新潮」という日本を代表する文芸誌、古くは夏目漱石や菊池寛、森鷗外、芥川龍之介、太宰治、志賀直哉、三島由紀夫、大江健三郎、村上春樹、最近だと直近の第171回の芥川賞で「サンショウウオの四十九日」という作品で芥川賞を受賞した朝比奈秋など、みなさん「新潮」という文芸誌を通り過ぎていて、その文芸誌について特集をするという展覧会になっています。みなさんにお配りしているものが「新潮」120年記念誌で、これは新潮社が発行した月刊新潮の120年記念号の巻末に掲載されていた年表ですが、今回新潮社さんの許可をいただき、1冊の冊子にさせていただき、展覧会に来ていただいた方にお配りするというものになっています。こちらをご覧いただくと本当にたくさんの作家の方が作品を発表する場として、選ばれた本だなとお分かりいただけると思います。会場を1冊の本に見立て、展示全体で新潮社さんの作品世界を表現しようと思っています。フロアの全てを使って、展示をします。月刊新潮はけっこう分厚いので開くと観音開きに目次があります。その目次の状態も大型化して紹介し、文学史ということで色見としてはそれほどキラキラ感にはなりませんが、世界観を表現したいということで展覧会を開催することとさせていただきます。

展覧会では700点展示をしますというお話でしたが、月刊新潮という文芸誌は世界最多数の刊行数を誇ると知られており、その冊数が1,000冊以上です。第二次世界大戦や関東大震災で刊行が止まってしまったこともありましたが、関東大震災が起こった後も1か月ほどで刊行再開しています。刊行を続けて今では1,000冊以上になっています。世界で1番数が多い文芸誌となっています。その文芸誌の時代と共に文芸活動も変化し、その流れを形作った雑誌ということで取り上げさせていただきます。前橋文学館は月刊新潮とのお付き合いが古くからあり、先日選考会が行われた萩原朔太郎賞を初回から新潮社さんにはご協力いただき、毎回決まると月刊新潮11月号に賞が掲載されてきたという流れがあります。それから前橋文学館、萩原朔太郎に娘の萩原葉子、特別館長の萩原朔美がいますが、その流れで言うと萩原葉子さんが自身の作品「蕁麻の家」や「天上の花」などの作品を新潮に掲載して発表しています。そういったところで、今回は新潮社さんにご協力いただき、文学館のフロアの全面を使い、展覧会とイベントを行います。この中でも、リーディングシアターが注目です。1990年に特別館長の萩原朔美が300人劇場という都内の劇場で、近代能楽集という三島由紀夫の戯曲を上演しました。今回も同じように萩原朔美が演出をします。その時と同じ演出になるかは、その時のお楽しみなのでこちらもぜひお楽しみください。12月には「東京都同情塔」という芥川賞受賞作品の作者、九段理江氏と新潮編集長、杉山達哉氏による対談も予定しています。

前橋文学館は文化のまちということで、たくさんの言葉と触れ合うものを用意していますので、より多くの人に来て頂けたらと思うのでよろしくお願いします。

(3)めぶくPayがもっと便利になります

(市長)

本市が昨年12月20日に運用を開始しました電子地域通貨「めぶくPay」ですが、市内でお得に買い物ができるキャッシュレスの地域通貨として、市内外の皆さんにご利用いただき、市内店舗の応援、消費の拡大に協力をいただいております。

今回は、運営主体であるめぶくグラウンド株式会社が自ら、利用登録の簡素化と登録店舗の掲載機能の向上に、独自に取り組む、アプリのアップデートに関するお知らせです。

めぶくPayにつきましては、現在利用登録者数が18,800人を超えたところですが、まだまだ多い状況ではありません。めぶくグラウンドにおかれても、課題感は共通しており、今回、イベントなどで市外から来訪された方が、マイナンバーカードがなくてもメールアドレスだけで、その場でめぶくPayが使えたり、地図情報からめぶくPayの登録店舗を探せたり、土地勘のない方にも優しい機能がアップデートされるということです。

それでは、めぶくグラウンド株式会社木暮社長から詳しくご説明いただきます。

(めぶくグラウンド株式会社木暮代表取締役社長)

今回は弊社が提供する電子地域通貨めぶくPayのバージョンアップのお知らせをこの場を借りて紹介させていただきます。

まずは、めぶくPayの現在の実績を報告させていただきます。9月22日時点で登録者数18,829人、加盟店数1,353店舗、累計決済金額17億7876万6270円となっています。新生活応援20%還元キャンペーンを実施した際には、4月8日から5月31日までキャンペーンの期間を予定していましたが、想定より早く予算額に達してしまい、やむを得ずキャンペーンを終了させていただきました。このように多くの市民の方に利用していただいているめぶくPayですが、イベント等で市外からお越しになる人に向けて簡単な登録方法でめぶくPayを使えるようにできないかと半年近く前橋市さんと議論を重ねあいました。来月にBOOKFESが開催されます。その際には市外県外から多くの方が前橋にお越しになります。そういったイベントでふらっと前橋に来られる方に、めぶくPayをその場で登録いただき使っていただけたらという思いがありました。協議を重ねた結果、メールアドレスでめぶくPayを使うことができる、これが1番の解決策だと思いました。マイナンバーカードによる身元確認は行いませんが、スマートフォンのセキュア領域に電子証明書を発行する点は変わらないので、当人認証と高度なセキュリティは担保されています。この度、メールアドレスでめぶくPayを使えるようにアップグレードします。10月7日にめぶくアプリの新バージョンを公開するようになっています。このアップデートに合わせて、弊社の所有するダッシュボードアプリ、グッドグロウまえばしをバージョンアップします。グッドグロウまえばしでめぶくPay加盟店をマップ表示して見ることができるようになります。こちらは10月1日にアプリを公開するようになっています。こうした一連のアップデートにより、イベントなどで市外から来られた方がその場ですぐにめぶくPayを使い始め、さらに土地勘のない人もマップを見て、一目で使える店がわかるようになります。また、市内在住の方にもメリットがあります。マイナンバーカードを持っていなかった人は、今まで登録ができなかったわけですが、今後はメールアドレスで使えるようになります。

最後になりますが、めぶくPayはいつでも3%還元、前橋市様の協力のおかげで他に類を見ないお得な地域通貨となっていますのでぜひみなさまにお使いいただけると幸いです。ありがとうございました。

(4)まちづくり分野では全国初となるSIBを活用した業務が完了しました

(市長)

あらかじめ定めた成果指標の達成度合いに応じて支払いがされる成果連動型業務委託契約(Pay for Success:PFS)の手法の一つであるSIBをまちづくり分野では全国で初めて導入し、令和3年9月から取り組んでまいりました。

この業務は民間主体のまちづくりを後押しするため、馬場川通りにおける通りの1か月あたりの歩行者通行量を成果指標とし、受託者の創意工夫による取り組みを実施してもらい、本年6月の歩行者通行量により評価を行い、支払額が変動するものです。

市からは毎年度(R3.4.5)の勉強会と、公共空間を活用した社会実験(R3)の実施をお願いし、その内容や回数については受託者に委ねる形で取り組んでまいりました。その成果につきましては、実施期間中の新型コロナウィルスや、通りの改修工事、沿道民地による建築工事などの影響により歩行者通行量が大きく減少しましたが、受託者であるMDCが大きなイベントの開催だけではなく、定期的に開催される小さな取り組みを継続する仕組みを作ったことにより、成果指標の最高評価であるA評価となりました。

本日は受託者である前橋デザインコミッションの日下田企画局長より、取り組んできた内容についてご説明いただきます。

((一社)前橋デザインコミッション日下田企画局長)

今回のSIBが無事に終了したことについてご報告をさせていただきます。まず、着手にあたって国土交通省からまちづくり分野でご紹介いただきました。今回の行政課題は中心市街地の空洞化です。そして事業目標はにぎわいの

創出、成果指標は歩行者通行量となりました。馬場川通りと中央通りの間に高架式のトランフィックカウンターがついているので、これによってバックデータがある中、ビフォーアフターの評価を行うという仕組みです。そして、事業活動として定義されていたのが勉強会と社会実験になります。その中身についてご紹介をします。(動画が流れる)このような形で連続の勉強会とワークショップを行いました。毎回、魅力的な講師を呼んで、最初の年度から繰り返し、このような活動を行っています。会場は公民館であったり、時には中央イベント広場で雨の中行ったり、あるいはアーケードの中で行ったり、そしてコロナ禍という状況もあったので、リアルとリモートを組み合わせながら、どうしてもワークショップは一過性のものが多いのですが、実は3年間ずっと来ているメンバーもいますし、新しいメンバーも都度入れ替わり、くり返しながら、リストベースで言うと150を超えるような人がこれに参加をしてくれています。ここで肝心なのはどんなまちにしたいのかです。まず、工事のための話ではなくて、まちの将来像を話し合って、どんなまちを目指していくのかコンセプトを決める活動がこの活動の中心で、定められたのは「ゆるくつながる」ということです。これはそのまま設計者にもフィードバックされて実際に計画にも反映されていきます。同時に馬場川通りを、歩行者天国にして工事前に2回の大きな社会実験を行いました。MDCが行ったのは、道路歩行許可を取って歩行者天国にする調整だけです。ここでやるコンテンツは全て勉強会、ワークショップに参加したメンバーが馬場川通りならこんなことをやったら楽しいのではと意見を出し合って行いました。これは実験なので、やってみて上手くいかないこともあります。あるいは上手くいきましたが、とても大変でもう二度とできないということもあります。こうした活動の中から実現可能なものをスピンアウトして、小さなコンテンツとして、例えば通りでボードゲームをしようという会を1年以上行っています。スピンアウトコンテンツを毎月作り上げ、できれば毎週何かで埋めていきたいという目標をもって社会実験を行っています。前橋特産のバラをなかなか手にする機会がない、そんな声があったので、バラの直売イベントも去年の秋から2か月に1回1年以上続いています。あるいはせっかくスペースができたので、夕涼みをしながら一杯やろうということで馬場川横丁という活動を今年の春から9月まで継続して行っています。また、イベントで盛り上がるだけではなく、馬場川をもっと大好きになっていこう、そして自分たちで通りをきれいにしていこうということでCCC(cleanup and coffee club)という活動もあります。掃除や水やりをしてコーヒーを飲んで楽しもう、そして新しいネットワークを作っていこうというような活動を行っています。先ほどのような勉強会は半年サイクルで繰り返しています。今は今期のネクストまちクリエイターズがちょうど行われていて明日土曜日も3回目の会が行われます。そしてゴールは10月26日(土曜日)、27日(日曜日)の2日間です。また社会実験としての通りの歩行者天国イベントが行われます。ぜひ皆さんにご注目いただきたいです。肝心なのは工事がゴールではなく、工事の前から工事へのフィードバックをして、その成果をまちに残して、継続していくという活動がポイントだと思っています。幸いにこうした活動の成果を色々と認めてもらえて今回のSIBだけではなくて、ジャパンタイムズのサスティナブルジャパンアワードの優秀賞や、日本空間デザイン賞のデザインついての金賞だけでなく、サスティナブル賞とのダブル受賞をいただきました。明日もワークショップがありますので、ぜひいろいろな方に参加して欲しいと思っています。10月19日(土曜日)にはずっと行っているCCCの清掃とカフェの活動、そして10月26日(土曜日)、27日(日曜日)には再び大規模での馬場パークを行いたいと思っているのでご注目いただきたいと思います。飽くまでもSIBは我々に少し力をいただいた機会だと思っています。これをさらに伸ばしていきたいと思っています。本日はありがとうございました。

(市長)

SIBの完了ということではなくて、これからどうやって馬場川通りを市民のみなさんと一緒に使っていくのか、完了していくのかということが注目されるところだと思うので、引き続きみなさんで注目していきたいと思います。

(5)マイナンバーカードの保険証利用登録等支援窓口を増設します

(市長)

現在、前橋市では、マイナンバーカードの保険証利用登録手続きをご自身で行うことが難しい方を支援する窓口を市役所本庁舎に開設しております。

今年の12月には従来の健康保険証の新規発行が廃止され、マイナ保険証に移行することから、まだ利用登録していない市民の方が円滑にマイナ保険証に移行していただけるよう、窓口を増設いたします。

今回増設する窓口の開設は、10月7日から令和7年2月28日までとなります。

新たに開設する場所は大きくわけて3つです。 1つ目は、大胡・宮城・粕川・富士見の4支所です。こちらはマイナンバーカードの交付を行っているため、原則月2回窓口を開設します。2つ目は、城南支所、各市民サービスセンターです。こちらは、日ごとに場所を巡回して、各施設とも原則月1回開設します。時間は支所、サービスセンターともに午前9時から午後5時まで、昼休憩なしで行います。 3つ目は、市役所本庁舎の市民ロビーです。こちらは現在、平日の午前8時45分から午後5時まで開設していますが、加えて月1・2回のマイナンバーカードの休日交付日にも開設します。時間は午前8時30分から正午となります。

詳しい日程は資料に記載したとおりです。ただし、施設の状況などにより、変更となる場合もあるため、月ごとに市のホームページや広報、公民館だよりなどで最新の状況をお知らせする予定です。 支援窓口ではマイナンバーカードの健康保険証利用申込み手続きとともに、既に登録しているかどうかの確認、あわせて公金口座の登録申込み手続きとともに、既に登録しているかどうかの確認ができます。続きに必要な持ち物は、マイナンバーカードとカードを受け取った際にご自身で設定した数字4桁の電子証明書等の暗証番号、そして公金口座を登録する際は、口座情報がわかるものが必要となります。

なお、事前にマイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れていないかご確認いただき、有効期限が切れていたり、暗証番号を忘れていたりする場合は、先に手続きを済ませてからお越しください。

(6)不登校児童生徒オンライン支援「前橋コネクト」を開始しました

(市長)

今年度から本市では、不登校児童生徒に対して、オンラインでの学習支援・交流活動を開始しました。

不登校児童生徒の中には、学校に登校できない状態が続いており、尚且つ教育支援教室、フリースクール等関係機関とつながっていない児童生徒もいます。そのような児童生徒に対し、児童生徒用タブレットを活用したオンラインでの学習支援・交流活動等を行う「前橋コネクト」を開始しました。9月17日から始めて火・木曜日に開催しています。

現在までに4回実施しました。詳細につきましては、担当課より説明いたします。

(教育支援課)

不登校児童生徒オンライン支援「前橋コネクト」について概要をお伝えします。

9月17日より青少年支援センターに今年度より配置した担当スタッフ2名で支援を開始しました。対象者は前橋市立小中学生に在籍をしていて、不登校、学校に登校できない状態が続いており、尚且つ教育支援教室、フリースクール等関係機関とつながっていない児童生徒になります。昨日の段階で9名の児童生徒がアクセスをしてくれて、今支援を行い始めたところです。活動内容としては、健康観察や1日の活動内容の確認、また帰りには振り返りを行うホームルーム、学習活動等を参加者全員で行う学びの時間、自主学習、または自分の興味のある活動を行うほっとタイムの他に、担当スタッフによる個別のオンライン面談を実施する予定になっています。配信日時については、今月9月は試行期間として、火・木曜日の10時から15時までとしています。10月以降は正式に運用を開始して、参加者の人数などの状況を踏まえて配信日を徐々に増やしていきます。

質疑

(1) グリーンウイングスGUNMAと包括連携協定を結びました

(記者)

今回の包括連携協定について、連携事項のところで市民の健康増進並びに地域活性化の支援協力と明記されていますが、今のところ、どのような活動を通じてこちらを目指していくのか教えてください。

(スポーツ課)

まだ具体的には決まっていませんが、これまで小中学生を対象とした事業を色々と開催してきました。高齢者向けの教室なども開催していただけるということなので、内容については今後協議して進めていきたいと思います。

(記者)

女性活躍を取り組んでいきたいとのことでしたが、具体的に教えてください。

((一社)グリーンウイングスGUNMA 佐藤さん)

まだ具体的にどのようなイベントを開催するか等はありませんが、昨シーズンは国際婦人DAYに合わせて女性の方をホームゲームに招待しました。そういったもの以外にも、女性の方に色々な形で加わっていただけるようなイベントや活動を行っていきたいと思っています。

(記者)

前橋市の他に、このような包括連携を結んでいる自治体はありますか。

((一社)グリーンウイングスGUNMA 佐藤さん)

連携協定に関しては前橋市さんが初めてです。前橋市がホームタウンであることは間違いありませんが、県内各地で今シーズンも複数個所でホームゲームをさせていただきますので、それぞれの自治体との結びつきは深めていきたいと思っています。

(市長)

私もバレーボールファンで女性のファンも多いチームだと思うので、女性活躍というところも一緒に取り組めていけるのは、非常に心強いと思っています。

(2)「現在を編集する 月刊「新潮」創刊120周年記念展」を開催します

(記者)

展示室を1冊の本に見立てて展示するとのことですが、例として作家の人のメッセージや音声など具体的にどなたのものですか。

(前橋文学館 高坂館長)

今の段階では、谷川俊太郎さん、町田康さん、山田詠美さん、島田雅彦さん、多和田葉子さん、千葉雅也さん、町屋良平さんなど18名の方からコメントをいただいています。

(記者)

今回の展示に寄せたという認識ですか。

(前橋文学館 高坂館長)

はい。内容的には「新潮と私」というテーマで、新潮という本がその作家の方にとってどのような存在なのかなどを書いていただきました。

(記者)

リーディングシアターは朗読劇ということですか。

(前橋文学館 高坂館長)

はい。演劇とは違い、台本を持ったまま動きもそれほど激しくなくて、より言葉だけが引き立つような劇です。

(4)まちづくり分野では全国初となるSIBを活用した業務が完了しました

(記者)

今回、歩行者の通行量で成果を指標されたとのことですが、事業始める前と比べてどれだけ増えたかを教えてください。

((一社)前橋デザインコミッション日下田企画局長)

事業を始める前のベースラインとして設定されているのは、コロナ禍前5年間の数値をベースにして、天候や土日の回数などを修正してベースラインとして設定されたのが4万5,338人です。これがABCランクのÇランクの評価です。そのあとに最高評価のAをいただきました。112%の歩行者増加になります。

(記者)

コロナ禍前5年間は、だいたい2014年~2019年くらいですか。

((一社)前橋デザインコミッション日下田企画局長)

2019年いっぱいまでです。6月が対象月となっていますので2019年6月までのその前の5年間になります。

(記者)

平均されていますか。

((一社)前橋デザインコミッション日下田企画局長)

平均プラス天候要因や土日の回数などの影響を排除した数値を計算して作っています。

(記者)

実際に取り組みをして、日下田さんが感じた人数ではない成果はどのようなことですか。

((一社)前橋デザインコミッション日下田企画局長)

最初にコンセプトとして、「ゆるくつながる」という言葉は自分たちが想定していたものと違い、どちらかと言うと「もっと強くつながる」方に向かうと思いました。もっとこんなにぎやかなイベントをやりたい、こんなアトラクティブなことに市民の声は向かうのではないかと思いました。ところが「もっとゆるやかに静かにつながりたい」、街中について、前橋まつりの時と、七夕の時は行くけど、他の時は…という話はよく聞かれます。ですので、それの裏側として、ゆるく日常的につながれる場として、街を新しい形にしたいという意見が市民の中から出てきたのはすごく意外なところです。

(記者)

SIBの活用ですが、馬場川で大きな成果をあげられたかと思いますが、SIBの今後の展開の可能性はどのように考えていますか。

(市長)

今回の取り組みについては、まちづくりにおける初めての導入ということで、前橋市としても、全国的にも非常に注目をされていて、しかもそれがA評価をいただけたということで、かなり他の自治体からも注目を集めています。民間の皆さんの力があって初めて実現できるものですので、ぜひこの成果を本日の記者会見や色々なところで周知をして、前橋市の他の取り組み、まちづくり以外の分野でも何か連携をし、SIBも含めた民間の力も利用して一緒にまちづくりを盛り上がってくると嬉しいと思います。引き続き、民間の皆さんとの連携も模索をしていきたいと思っています。具体的にはまだ持ち上がっていないのですが、そのように考えています。

案件外

(記者)

現在、自民党の総裁選挙が実施されており、新しい総裁に市長が期待することを教えてください。

(市長)

東京一極集中ではなく、地方がこれからどのように再生していくかというところに力を入れてくれる方になっていただけるとありがたいです。その上で、前橋がいま取り組んでいる少子化対策、こども子育て支援、福祉の課題、まちづくりなど、同じ方向で力を尽くしてくれるような、そういった政策がたくさん出てくると嬉しいです。

最後に

(市長)

本日もたくさんの報告をさせていただきましたが、これから秋になると色々なイベントが控えていますし、めぶくPayについても市内の人だけではなく、市外の人にも使っていただけるようなアップデートもあるということなので、前橋まつりやBOOKFESなど色々なイベントを利用していただき、そしてその改善点や課題を次の前橋のデジタル化政策にも活かしていけたらと思っています。ありがとうございました。

(以上で終了)

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更新日:2023年05月01日