風水害に備える

台風

熱帯性の低気圧が発達し、中心付近の最大風速が17.2メートル毎秒以上になったものを台風と呼びます。日本には8月末から9月にかけてよく上陸します。台風は、強風・大雨を伴い大きな災害をもたらすことがあり、テレビ・ラジオなどの気象情報をよく聞いて早めに対策を立て、十分な備えをしましょう 

集中豪雨

集中豪雨は限られた範囲に、短期間で集中して雨が降る現象です。集中豪雨の予測は困難で、大きな被害を生むこともあります。キャンプなどで山間部や河川にいる場合は特に気象情報に十分注意しましょう。避難情報があった場合、又は自ら危険だと判断したときには、近所の人々と一緒に避難場所へ避難しましょう。

"気象情報"を理解しましょう

風水害の被害は、正確な気象情報を集めることで最小限にとどめることができます。
テレビ・ラジオなどから以下のような情報に注意し、早め早めに対応ができるようにしましょう。

台風の大きさ

台風の大きさ一覧
階級     風速15メートル毎秒以上の半径
表現なし 500キロメートル未満
大型(大きい) 500キロメートル以上
超大型(非常に大きい) 800キロメートル未満

風速と被害

  • 風速10メートル毎秒 傘がさせない
  • 風速15メートル毎秒 看板やトタン板が飛びはじめる
  • 風速20メートル毎秒 小枝が折れる
  • 風速25メートル毎秒 瓦が飛び、街路樹が倒れる
  • 風速30メートル毎秒 雨戸がはずれ、家が倒れることもある
  • 風速40メートル毎秒 大抵の木造住宅が倒壊する

1時間の雨量と雨の降り方

  • 8ミリメートルから15ミリメートル 雨の音が聞こえる 
  • 15ミリメートルから20ミリメートル 地面一面水たまり。雨音で話し声がよく聞こえない 
  • 20ミリメートルから30ミリメートル どしゃ降り。側溝がたちまちあふれる。大雨注意報 
  • 30ミリメートルから50ミリメートル バケツをひっくり返したよう。大雨警報。場合により避難の準備を始める
  • 50ミリメートル以上  滝のように降る。土石流が起こりやすい

風・大雨・洪水の注意報と警報の基準

風・大雨・洪水の注意報と警報の基準一覧
  注意報 警報
(強風注意報)
平均風速がおおむね毎秒13メートルを超え、主として強風で被害が予想される場合に行う注意報
(暴風警報)
平均風速がおおむね毎秒18メートルを超え、重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合におこなう警報
大雨 (大雨注意報)
かなりの降雨    があって被害が予想される場合に行う注意報
(大雨警報)
大雨で重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合に行う警報
洪水 (洪水注意報)
大雨、長雨、融雪などの現象で河川の水が増し、そのため河川の堤防、ダムに損傷を与えるなどで災害が起こるおそれがあると予想される場合に行う注意報
(洪水警報)
大雨、長雨、融雪などの現象で河川の水が増し、そのため河川の堤防、ダムに損傷を与えるなどで重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合に行う注意報

強風対策

  1. 窓は雨戸を閉める。雨戸がない窓はガムテープを貼り、カーテンを引く。
  2. ベランダの物干しざお、家のまわりの飛ばされやすい物は片付けるか、固定を。プロパンガスのボンベ、植木鉢などはとくに注意。
  3. 瓦が不安定な場合は針金などで補強する。アンテナもしっかり固定しておく。

大雨対策

  1. 排水溝・といを掃除する。
  2. ごみ箱など流されやすい物を片付ける。
  3. 浸水のおそれのある場合は、あらかじめ家財道具を高い場所に移しておく。

 

・いざというときのために!【YouTube動画】

前橋市消防局 水難事故予防職員自主研究グループ作成(令和2年12月)

・もしもの水害から大切な命を守る

~急な水位上昇に見舞われたときの対応方法など~

前橋市消防局 水難事故予防職員自主研究グループ作成(令和3年8月)

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更新日:2022年08月31日