令和2年度第1回公立大学法人評価委員会
審議会名
公立大学法人評価委員会
会議名
令和2年度第1回公立大学法人評価委員会
日時
令和2年8月24日(月曜日)14時30分~16時00分
場所
前橋市議会棟庁舎3階第二委員会室
出席者
委員:花泉委員長、後藤委員、伊藤委員、梶委員、川住委員、高山委員
前橋市:稲田総務部長、田中副参事ほか
公立大学法人前橋工科大学:星学長、新井事務局長、藤井総務課長、猪俣学務課長ほか
議題
(1) 前橋工科大学の概要について
(2) 令和元年度決算に関する報告について
(3) 評価委員会の概要について
(4) 年度業務実績評価の考え方について
(5) 令和元年度業務実績に関する報告について
配布資料
資料1-1 令和元年度財務諸表 (PDFファイル: 1.2MB)
資料1-2 令和元年度決算報告書 (PDFファイル: 394.2KB)
資料1-3 令和元年度決算概要書 (PDFファイル: 2.3MB)
資料2-1 公立大学法人評価委員会について (PDFファイル: 252.9KB)
資料2-2 市、法人、評価委員会の役割 (PDFファイル: 108.9KB)
資料2-3 地方独立行政法人法に基づく前橋工科大学に係る手続 (PDFファイル: 342.4KB)
資料3 年度業務実績評価の考え方 (PDFファイル: 164.8KB)
資料4-1 令和元年度事業報告書 (PDFファイル: 372.3KB)
資料4-2 令和元年度業務実績報告書【概要版】 (PDFファイル: 630.8KB)
資料4-3 令和元年度業務実績報告書 (PDFファイル: 1.3MB)
会議の内容
(1) 前橋工科大学の概要について
- 広報活動がコロナ禍で色々厳しいと思うが、どのような工夫をしているか。(委員長)
→人を集めてのイベントは開催できない。例年8月にオープンキャンパスを実施しているが、今年度は中止した。その代わり、大学ホームページでウェブオープンキャンパスを開催し、学科、研究室の紹介をしている。(大学)
(2) 令和元年度決算に関する報告について
- 入試の状況で、システム生体工学科の志願者数と受験者数が、前年度と比較すると大幅に減少しているが、何か理由はあるのか。(委員)
→システム生体工学科、生物工学科、生命情報学科は社会環境工学科、建築学科に比べると比較的新しい学科である。前年度の志願者数が多いと、翌年度は減少する傾向にある。理由は、前年度志願者数が少ないと、翌年入りやすいと考える受験生が多いのだと推測している。また、学科の知名度も影響していると思う。(大学)
(3) 評価委員会の概要について
特になし
(4) 年度業務実績評価の考え方について
- コロナの影響により、項目の中で自己評価をCとしているものがあったが、Cとしてやや遅れていると捉えるのか、評価していくときにどのように考えていくのか。(委員)
→就職支援関係で、コロナの影響により実施できなかったものがある。年度計画に記載の事項が出来なかったと判断し、大学の自己評価としてはCとしている。(大学)
→評価委員会としての判断も難しい。確かに達成していないが、他にしようもないということもある。今すぐに結論を出すわけにはいかないが、何か統一した見解を出していきたい。今年度の評価が、来年度評価の参考となるので、慎重に考えていきたい。(委員長)
(5) 令和元年度業務実績に関する報告について
- 学生表彰制度の財源は学生同窓会などからの寄付金か。(委員長)
→財源は、学生同窓会に負担してもらっている。(大学) - 就職活動の支援で、企業説明会は中止も多く、今後も続きそうだが、新しい実施方法など検討しているか。(委員長)
→合同企業説明会など様々な企業説明会が予定どおり実施できないことを想定して、様々な方法を検討している。オンライン上に企業のブースを設置するなど、学生と企業のマッチングの場を作れないか検討している。(大学) - 大学院の進学は内部からが多いのか、外部からが多いのか。(委員)
→専攻にもよるが、内部進学が多い。建築学専攻は他の専攻と比較して学外からの進学が多い傾向になる。また、建設工学専攻は留学生が一定数いる。(大学)
【年度計画No,10】
- A評価になっているが、具体的な参加数の伸びや何人くらい参加しているか分かるものがあるか。(委員)
→大学院生は全員参加している。内容的に見直しをして、3日間から5日間にしてより充実させ、更に優秀表彰をして選抜するという取組をしたことからA評価とした。(大学)
【年度計画No,75】
- バリアフリーが必要な入学者はいるのか。(委員)
→バリアフリー化を進めているが、これまで対象となる学生はいない。(大学) - 車椅子を利用する学生が入学しても支障はないのか。(委員)
→施設整備は順次進めている。建物によっては対応していない。(大学) - 6年の最終年で整うという計画か。(委員)
→順次進めていく。(大学)
【年度計画No,2】
- 中期計画との関係から読み取ると、システム構築を整えて学修効率をあげていくという年度計画だと思うが、主な実績で学業成績優秀者表彰制度もとりあげている。広義の意味で、制度についてもこの項目で評価しようということか。それとも、もっと狭義にカリキュラムなどを整備して学修効率をあげていくことを意図しているのかどのような趣旨で記載したのか。(委員)
→年度計画に記載のとおり根本は新学生情報システムの部分だが、大元に考えている1番進めたい方向性は、学生の学修支援・学修成果がどのようにしたらあがるかというところ。そのような観点から学生情報システム以外の部分も学生の学修支援に繋がるものも記載させていただいた。(大学)
【年度計画No,4】
- 英語力を確実に身に付けさせるという中期計画があり、そこからTOEICを実施すると考えたのはどのような趣旨に基づき考えたのか。(委員)
→本学の入試では個別試験で英語の科目を課していないため、英語に苦手な意識をもっている学生が多い。それを補うためのきっかけとしてTOEIC受験をしている。学内での試験もあるが、TOEICは就職や大学院進学の時にも求められているものであり、学生にとっても対外的なPRがしやすいと考えている。平成30年度までは任意受験としていたが、数十人程度の受験であったことから、昨年度から1年生全員の受験とするようにした。(大学) - スコアは学業成績に反映しているか。(委員)
→点数に応じて、「キャリアTOEIC」という科目の単位として認定している。(大学)
【年度計画No,5】
- B評価だが、添付資料を見て、6年計画で達成しようと考えると今後が暗中模索に感じた。元々の計画どおり進めるということでB評価か。(委員)
→6年間の中で少しずつ進めていきたい。そのため、今年度はB評価とした。(大学) - 第1期の時も6年間B評価で、最終的に達成しなかった項目もあった。6年間の計画をもう少し体系的にしていかないと積み重ねていった結果が難しかったとなりかねない。6年間で達成させていこうとする場合は、全体のどこまでというのを明確に年度計画に示してもらうと評価がしやすい。次年度はもう少し分かるように記載して欲しい。(委員)
→参考にして研究したい。(大学)
【年度計画No,13】
- 選抜方法の見直しをしなかったとあるが、どこを検証して問題ないと判断したのか。(委員)
→入試制度の変更などがあった場合には選抜方法の変更を行うが、基本的には毎年変更するものではないため、昨年度の検討では変更しないこととした。今後入試制度の変更などがあった場合には対応をしていく。(大学)
【年度計画No,20】
- 応募率や採択率の増加は、資料のどこから読み取れるのか。(委員)
→添付資料37ページ左側の1番下の応募率。平成31年は応募率68%で令和2年の応募率は70%ということであがったとみている。(大学) - パーセントを見ると、増減があるが理由はあるのか。(委員)
→採択された翌年は母数に含まれないので、その点が関係していると考えられる。また、本学は教員数も少ないので、影響されやすい。(大学)
【年度計画No,26】
- 例年どおりの公開講座だけの開催であればB評価だと思うが、A評価と捉えた理由は。(委員)
→これまでの公開講座のほかに大人の科学教室を開催した。講座は好評で次年度以降も継続したいということからA評価とした。(大学)
【年度計画No,39】
- 教員の採用について、実績は全て公募だったということか。(委員)
→そうである。(大学)
【年度計画No,67】
- 実際の相談件数はあがっているのか。(委員)
→令和元年度は80件を超える回数。その前年度は24件。(大学)
【年度計画No,1】
- ディプロマ・ポリシーに基づく学修到達度を可視化したとあるが、どのような形でしたか。(委員)
→新学生情報システムを導入して、自分の評価がグラフや数字で見えるようになっている。添付資料の1から3が学生カルテとなっている。(大学) - 全部の学科で整っているのか。(委員)
→すべての学科。院生も含めて整っている。(大学)
【年度計画No,2】
- 新学生情報システムはLMSとして使用しているということか。(委員)
→LMSとしても使用している。今回の遠隔授業を急遽始める際も、システムを十分に活用できた。(大学) - 表彰制度が3年生の段階のようだが、1、2年生は、表彰はなく、3年生にした理由はあるのか。(委員)
→同窓会と相談しながら決めた。同窓会側の意向で、就職活動でPRポイントになるのではと意見があった。4年以降は卒業研究活動に入るので、3年生になった。(大学)
【年度計画No,3】
- 「基礎学力を向上させていると判断し」とあるが、エビデンスは。(委員)
→基礎教育科目の単位修得率などから判断しているのだと思う。(大学) - ディプロマ・ポリシーを達成するためにカリキュラムポリシーがある。単位の修得率と学力の向上は異なると思う。第2期の中期計画で、「カリキュラムポリシーの有効性を検証し」と記載があるが、ディプロマ・ポリシーにおける基礎学力も関係がある。今回は、判断したところが単位の修得率ということは了解したが、次年度以降はその部分を意識して書いてもらうと評価しやすい。(委員)
【年度計画45,46】
- 中期目標で項目は変わっているが、本来は一体として考えられると思うが、BとCで評価が分かれてしまっている。どのように考えたのか。(委員)
→No,45については学科再編の方針に関する検討であるが、昨年度の検討のなかで組織の大きな枠組みを決定することができたためB評価としている。枠組みの決定後にカリキュラムなどを検討し、変更後のカリキュラムに応じた人員計画の策定までできれば良かったが、昨年度の検討ではカリキュラムの検討まで至らなかったため、人員計画が策定できなかった。そのため、人員計画の策定については、Cとしている。(大学) - 担当部署が変わって評価しているが、それぞれの部会の責任担当者の組織的な会合があるのか。(委員)
→最終的に評価改善委員会で協議・検討している。(大学)
以上
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更新日:2021年08月12日