令和3年度第1回公立大学法人評価委員会
審議会名
公立大学法人評価委員会
会議名
令和3年度第1回公立大学法人評価委員会
日時
令和3年8月2日(月曜日) 9時55分~11時50分
場所
前橋市議会棟庁舎3階第二委員会室
出席者
委員:花泉委員長、後藤委員、伊藤委員、梶委員、川住委員、高山委員
前橋市:高橋総務部長、小坂行政管理課長ほか
公立大学法人前橋工科大学:今村学長、新井事務局長、阿部総務課長、山本学務課長ほか
議題
(1) 令和2年度決算に関する報告について
(2) 地方独立行政法人法に基づく前橋工科大学に係る各種手続について
(3) 年度業務実績評価の考え方について
(4) 令和元年度業務実績に関する評価の業務運営への反映について
(5) 令和2年度業務実績に関する報告について
配布資料
資料1 令和2年度財務諸表 (PDFファイル: 1.2MB)
資料2 令和2年度決算報告書 (PDFファイル: 367.0KB)
資料3 令和2年度決算概要書 (PDFファイル: 1.9MB)
資料4 地方独立行政法人法に基づく前橋工科大学に係る各種手続きについて (PDFファイル: 190.4KB)
資料5 年度業務実績評価の考え方について (PDFファイル: 209.5KB)
資料6 令和元年度業務実績に関する評価の業務運営への反映について (PDFファイル: 360.1KB)
資料7 令和2年度事業報告書 (PDFファイル: 414.7KB)
資料8 令和2年度業務実績に関する報告書【概要版】 (PDFファイル: 536.4KB)
資料9 令和2年度業務実績に関する報告書 (PDFファイル: 1.4MB)
会議の内容
(1) 令和2年度決算に関する報告について
- 志願者数や受験者数が昨年度に比べて大きく減少しているが、何か理由はあるか。(委員)
→志願者数の減少の理由については、理由は複数あると考えている。1点目は、一般論として18歳人口が減少していること。2点目は、共通テストで使用する理科の科目を2科目に増やす入試改革をしたことで、これまでより入試の負担が増えたこと。3点目は、学科再編を来年4月に予定しており、今年度の入学生が再編前の最後の入学生になること。これらが、要因と考えている。(大学) - 入試改革で理科が2科目に増えたとのことだが、高校側などに公表したのはいつか。(委員)
→文科省から2年前予告と指導されているので、そのタイミングで予告している。(大学) - 予告が2年前よりもずれこみ、学生に対しての周知不足になったことなどが理由ではないということか。(委員)
→そうである。(大学) - 学科再編を控えているとのことだが、志願者数の落ち込みも学科再編により状況が変わるのか。(委員)
→少し読めないところがあるが、志願者数はこれまでと違った傾向になると考えている。(大学)
(2) 地方独立行政法人法に基づく前橋工科大学に係る各種手続について
特になし
(3) 年度業務実績評価の考え方について
- コロナの影響によって未実施の内容について、未実施であっても計画どおり実施していてBと評価しているものと、やや遅れていてCと評価しているものがある。コロナの影響に対してどのように評価に反映するとしたのか基本的な考え方を伺いたい。(委員)
→コロナによって対面で実施できなかったもののうち、代替手段を講じたものについては、計画通りできたものとしてB評価とした。全く何もできなかったものについては、C評価とした。(大学)
(4) 令和元年度業務実績に関する評価の業務運営への反映について
- 入学前教育については、特別選抜試験で合格した学生について基礎学力が足りていない人が多いという実績のもとで実施しているのか。(委員)
→入学前教育については、特別選抜試験の合格者に対して行ったが、特別選抜は秋頃から入試が始まるので、合格が決定してから入学するまで期間があく。その間、学習習慣が途切れるので、初年度学修の遅れにつながる可能性がある。そのため、学習習慣を継続し、基礎学力の維持・向上を図ることを目的として導入した。(大学) - 特別選抜試験で合格した学生が大学の授業についていけないから入学前教育を実施しているというわけではないと考えるが、大学の授業についていける基礎学力を身につけた学生を入学させているならば、入学前教育は不要ではないか。(委員)
→学力が身についていれば本来は必要ないが、退学者を減らすワーキングを学内で2年前に立ち上げ、その検討の中で、基礎学力の低下による成績不振による退学者がある程度占めていたので、成績不振による退学者を減らすための対応として特別選抜に関しての入学前教育に取り組んでいる。本来であれば、より広い範囲で入学前教育ができると良いが、一旦は学習習慣の継続を目的として導入している。特別選抜試験の入学者の詳細な成績分析は行っていない。(大学) - 特別選抜で入学した学生、全員に対して実施しているのか。(委員)
→強制ではないが、全員に対して受講を勧奨していて、実態として全員受講している。(大学) - 入学前教育による効果の検証はしているか。(委員)
→今回初めて導入したが、今後の展開の資料とするために、効果検証が必要と考えている。現在、前期の期末試験を行っている。前期の試験結果が出るタイミングに合わせて全受講者にアンケートを実施し、その結果を参考に、来年度以降の実施方法を検討する。(大学) - 退学率と学力は関係しているのか。(委員)
→退学の理由はいくつかあるが、成績不振による退学者数は一定数いるので、退学率と学力は関係していると考えている。(大学) - 授業に全部出席しているが、ついていけないのか。そもそも授業に出る気がなくついていけないのか。(委員)
→出席率が悪く成績不振である学生もいるが、中には一生懸命授業に出席しても理解が進まず、成績不振になっている学生も若干名いる。(大学) - 出席していても、ついていけない学生がいるのであれば、入試で工科大の授業についていけない学生を合格させているのではないか。(委員)
→結果的にそうかもしれないが、入試制度も見直しをしており、なるべくそのような学生がでないよう検討している。 - 特別選抜の入試に学力テストをしているとあったと思うが、昔は、一般的に推薦入試で入る子は成績が良かったが、今は逆転しているところもある。入学前教育もそのようなデータを分析して実施したのだと思うが、いかがか。(委員長)
→確認してデータ等があったら提示したい。(大学) - 入学前教育は、受験生に対してどのように周知しているのか。(委員)
→入学前教育の告知については、特別選抜の募集要項で記載している。また、合格通知の発送時に、具体的な講座内容、受講手続について案内している。(大学)
(5) 令和元年度業務実績に関する報告について
【年度計画No,9】
- 内部進学者が大きく増えたようだが、大学側が何か取組をした結果なのか。(委員)
→大学院の内部進学者は、年度において大きなばらつきがあるのが実情。いくつか要因は考えられるが、1点目は、就職との関係。就職活動がうまくいかないと、大学院に進学することもある。2点目は、内部的には大学院の進学ガイダンスに取り組み、大学院の進学のメリットをしっかり紹介しているので、そこの効果が出てきたこともある。(大学) - 就職難という事情も含めて、A評価ではなく、総合的にB評価としたということか。(委員)
→そうである。(大学)
【年度計画No,18】
- 論文の投稿数が前年比で14%くらい下がっているが、B評価としている理由を教えて欲しい。(委員)
→論文を評価するには、発表数もあるが、どのようなジャーナルに投稿したのか、日本語論文なのか、国際誌に投稿したのかなどの要素もある。本学からも、最近、ネイチャー誌に2本掲載され、内容のレベルもあがってきている。特に、国際ジャーナルに重点を置いた投稿が増えたということでBと評価した。今後、研究の評価については、様々なメトリクスなどの導入を検討して、大学独自の方向性を打ち出していければと思う。(大学)
【年度計画No,19】
- 別添資料の18で受託研究や競争的外部資金の獲得が0円になっているが、この理由は何か考えられるか。(委員)
→受託研究については、企業や他団体からの研究を受託するというもの。その前の年度までは実績があったが、昨年度は、たまたま受託研究という部分での大学への依頼がなかった実績となっている。競争的資金だが、科学研究費以外の外部からの競争的資金を示している。令和元年度以前は、少なくとも1件はあったが、昨年度は実績なしとなった。(大学) - 受託研究は、今まで2件以上獲得できていたようだが、昨年度だけがたまたま0件だが、今後はあがる見通しがあれば良いと思う。何か原因があるのであれば、対処が必要と思うがいかがか。(委員)
→受託研究に関しては、毎年、実績が出ているので、昨年度はたまたまだと認識している。併せて、共同研究というカテゴリーでは、対前年度と比較すると増えている。産学コーディネーターの業務も委託しているので、企業とのマッチングも図っていきたい。(大学)
【年度計画No,6】
- 理科を2科目にしたこと、特別選抜に基礎学力検査を導入したことで、効果があるのなら、記載することが重要だと思う。入学して半期たった段階のため、分からないところもあると思うが、認証評価などでは効果がないとなかなかA評価にしてもらえない。効果についてはいかがか。(委員長)
→現段階では前期試験も終了しておらず、効果を記載することが難しい。Aをつけたので、効果については検証し、今後記載するような形で検討したい。(大学) - 入試の改革について、効果があったかどうかはもちろん重要だが、志願者が減ったという報告もあった。志願者数が減る改革は効果があったと言って良いか。全体のバランスだと思うが、やりたい入試をすることと、入学者を確保した上でどんな教育をしていくかという全体を見ないと、入試改革は成功と言えないのではないか。入試改革をした一方で、志願者数が大きく減っているので、ここをAとしたところは心配である。(委員)
→バランスがとても難しい。一定程度入学生のレベルを保つことと、志願者数を減らさないこと、常にバランスを考えている。志願者数が減少したということは、今回は、バランスが学生の学力レベルを上げた選抜方法に寄ってしまった可能性もあるので、今後よく検討したい。(大学) - 質を保証しようとすると入学者が減るのは想定済みだと思う。例えば、工学部で英語を入れると志願者数が減るが、入試科目に明記することで、大学としてこのようなことを必要とするというメッセージになる。大学として、理科2科目というメッセージを伝えて、それを理解した学生が入ることは良いことだと思う。あとは検証することが必要。前期のタイミングで成績が出ると思うので、検証したほうが良い。また、基礎学力検査を入れたことで違いがあると思う。従来の推薦のように学校長の推薦があっても、学力検査で不合格になる可能性があるということか。(委員長)
→学力検査によって不合格となることもあると思う。(大学)
→そのメッセージは、高校側に伝えることが重要だと思う。(委員長)
【年度計画No,80】
- 効果が必要だと思うが、費用対効果のような光熱費を削減できたなどのデータはあるのか。(委員長)
→光熱費は、その年々の気候で変動があると思うので、綺麗なデータが出るかは分からない。電気料のデータがあるので、その点を検証したい。(大学)
→建物ごとの月別の電気代などがあれば、より分かりやすいと思う。(委員長)
【年度計画No,5】
- 全入試区分で大学入試共通テストを課す対応をしたようだが、高校側から負担増になるとの意見はなかったか。(委員)
→高校の現場からは、特に受けていない。(大学)
【年度計画No,34・35】
- コロナの状況を考えると、海外の大学に留学したり、交流したりすることは難しいと思う。オンラインでの海外の大学と交流活動を図るとか語学研修をオンラインで開催するとかそのような取組は考えているか。(委員)
→ダナン工科大学との交流は、オンラインで何か交流できないかこちらから投げかけたが、先方から本来の交流の目的を達成することが難しいのではないかとの話があり、実現に至らなかった。今後、コロナの状況が長引く中で、オンラインを含めた交流方法は、検討していきたい。(大学)
【年度計画No,10】
- 資料6の5と関連していると思うが、その中の説明で、学部教育の開始の年次進行に合わせて令和8年度に実施すると記載がある。これは、C評価が妥当なのか伺いたい。(委員)
→来年の4月から学部の学科再編を行うにあたり、大学院の改革がメインとなると考えている。研究大学を目指すためには、大学院の構成を大きく変えて、研究を自由にできるようにすることが重要。ただし、学部の再編の作業を進めるにあたり同時に作業をすることは教職員の負荷が多すぎて、現実的ではないことが判明した。そこで、学部のカリキュラム編成を優先して先に準備し、大学院のカリキュラム検討は、学部再編がある程度進んだ段階で取り組むとしている。早期履修制度は、後期からスタートするが、大学院の各学科の上にある専攻を統合して1専攻の博士前期課程、後期課程に変更しようと考えている。そのため、カリキュラムを大きく変更する必要があり、今後の検討を学部の再編の進行に合わせてじっくりと実施したい。(大学)
→大学院カリキュラムの再編に至れずCとなっているが、今の説明を加えてもらい、大学として検討が進まなかったわけではなく、検討した結果、行わなかったと明記した方がきちんと検討したことが伝わると思う。(委員)
【年度計画No,1】
- ディプロマポリシーは、想像力・基礎学力・提案力の三つの力に集約されて、ディプロマポリシーの対応として、学生がどの科目をとり、その成績がどのような状況にあるかということで、示すことができるか検討しているということで良いか。(委員)
→ディプロマポリシーは、学科ごとに定めている。資料の学科では、想像力、基礎学力、提案力の三つの力を身に付けることがポリシーになっている。それぞれの目標について、授業科目がどのように配置されているかが別添資料に示されている。つけるべき力に応じて科目数のばらつきもあるので、補正値で調整を行って、最終的に単位修得状況によるレーダーチャートを作成し、学生自身が見ることを目指している。現在、補正値に関し各学科科目で調整値ができている。資料に示したものは、修得した科目でのレーダーチャートであるが、履修登録の際に、自分がどの程度力がついていて、この科目を受けるとどう伸びるかシミュレーションできるようになっており、それも学生への公開に向けて作業している。(大学) - 別添資料の2ページを見ると、想像力1-aは1科目のみである。アセスメントも含めた質保証として考えると、この先にシラバスとシラバスの中に表記される何をもってこの力がついたのかということを検討していかないと、形だけできたように見え、実が不透明になると考えられる。今後検討していくのか。(委員)
→現在、新しいカリキュラムに重点を置き、カリキュラムマップ、カリキュラムツリーを構築しようとしている。ご指摘のとおり、1科目受講しただけでディプロマポリシーに示した力がつくとは思わないため、しっかりとしたカリキュラムマップを作っていきたい。(大学)
【年度計画No,2】
- 大学として、具体的にどのような英語能力を伸ばしていくことを考えているのか。(委員)
→英語の教育は、1、2年次に主にコミュニケーションの力をつけるために共通教育科目として学んでいる。学修成果アンケートを4年次に行っており、国際的な仕事につけるような語学力を身に付けたかを問うと3割弱になるが、中期計画上、7割が目標値となっている。外国語担当の教員と考えが異なるが、個人的には工学部では読む力と書く力を強化するべきと考えている。それぞれの研究室で外国語文献を十分に読んで理解できる力、可能であれば英語で論文を書ける力を指導できるようにしていきたい。実態として、受験時には英語力が高い状態で入ってくるが、入学後に英語の力が落ちていく傾向にある。今後、工学の領域は、国際的に活躍する人材養成が求められてくるため、コミュニケーション能力はもちろん重要であるが、自分の学問を英語で正確に人に伝えられるよう、読み書きの力を養成するべきであると考えている。(大学) - 大学院の入学に関してだが、理系大学としては大学院の進学率が低いように感じるが、どのくらいのパーセントを目指しているか。(委員)
→学問の分野により学生の動きは違う。大学院の再編を考えていくときに、世界の動向、学生の思考を考えて再編する必要があると考えている。工科系の大きな大学では、大学院まで8割位の学生が進学するが、今後は、大学院には半分以上の学生が進学していく目標としたい。また、工学部6年制は、議論に挙がっており、遠からず6年制の教育に移っていくことになると思うので、それに遅れないようにしたい。(大学)
【年度計画No,22】
- 御用聞き型企業訪問は、178回訪問し、企業が重複しているように感じる。何社訪問しているのか、どのような理由で訪問回数が違うのか。(委員)
→178回は延べ回数であり、企業数は分からない。訪問回数は、企業訪問をした結果、共同研究に結びつきそうなものは複数回訪問しており、連携が難しい場合は、1度で終わることもある。(大学) - 企業はどこの情報で選んでいるのか。(委員)
→市の産業政策課と一緒に訪問しているので、市からの情報や個別に企業から連絡をいただいたところに訪問している。(大学)
- 情報システムプログラムを新設すると思うが、今求められているIT人材を大学として輩出したい考えか。(委員)
→情報システムプログラムは、教育の一つのメニューであり、学生に情報システム全般を学んでもらうために考えた。工学のどの分野にいってもICTの技術が必要となる。再編後は、全入学生に対してデータサイエンスなど工学系技術者として最低限必要なことを教育できるようにする。(大学) - 大学の知名度をあげるために、SNS等で発信していると思うが、知名度というと全国紙に出たり、テレビ・雑誌に取り上げられたりすることが考えられるが、そのあたりの働きかけはどのように考えているか。(委員)
→知名度をあげたいが具体的な良い方策が見いだせない。全国的なメディアにとりあげられるように、メディア活動は積極的に進めたい。大学の研究の中には非常に先端的な研究もあるので、その点を説明して取り上げてもらえるように努めたい。また、今年度から、日本通信株式会社代表取締役社長の福田が法人の理事長となった。理事長は発信力が強いので、今後、その力も発揮してもらえると思っている。(大学)
【年度計画No,76】
- バリアフリーは、徐々に進んでいると思うが、障がいのある方を積極的に受け入れる方向なのか。また、何年度位からバリアフリーとして受け入れていくと公表していくのか。(委員)
→現状基本的なバリアフリーの形にはなっている。建物によっては、いくつか不十分なところもあるが、改修のタイミングなどに対応していく必要があると考えている。また、障がいの内容により必要な支援の内容が異なる。そのため、支援を必要とする入学希望者がいた場合には、具体的にどのような支援が必要かをヒアリングして受入体制を整えていきたい。(大学)
- 就職率は、100%が良いと思うが、希望する企業に就職しているかどうか分かるか。希望していない企業に就職すると、退職につながる可能性もある。(委員)
→全ての学生の状況は把握していないが、第1希望に就職している学生もいれば、就職していない学生も一定数いると考えている。就職後には、3年経過後の離職率を調べているが、全国平均と同等か、少し高い位と記憶している。希望する企業に就職できる力を付けて欲しいと考えている。(大学)
【年度計画No,10】
- 大学院の改組で、単に今年度改組していないからCではなく、学部の改組に連動して令和8年度に改組すると意思決定をしたのであれば、意思決定のプロセス、ポジティブな書き方をすれば、Cにする必要はないと思う。これに関連し、学部の改組が6プログラムに分かれるということだが、現行の学科がプログラムに移行していくということか。(委員長)
→学部の改組をし、来年の4月から学生を受け入れるが、同様に今年度受け入れた学生もきちんと教育していく必要があるので、数年は二つの大学を動かす必要があると考えている。教員数が限られた単科大学として全く違うコースとなると運営が難しいと考えていることから、スタート段階は、現学科の教育内容を反映したようなプログラムを設定し、進めていく。ただし、その後は、世界情勢や、学生の希望調査を十分に反映した教育メニューを考えていきたい。(大学) - 大学院改組のメインの骨子はどのような内容か。(委員長)
→現在、6学科あるが、2学群制度になる。大学院で何を学ぶかはこれまで関係ないと思っていたようなところをつなげるような研究の方向性を目指したい。今まで学科間の壁が高く、他学科の先生との共同研究開発が難しかったが、例えば、情報・生物系の学問と建築系の学問が融合して新しいことを生み出すなど、今までにないような強力関係を生み出せるような大学院としたい。1専攻の大学院を構築し、可能性を探りたい。(大学)
- 中期計画数値目標の達成状況だが、令和2年度では達成に至らなくていいものもあるが、達成に向けたプロセスが見えにくいのか、このまま見えないのか不安な部分もあるが、一方でコロナの影響もあったと思う。昨年に対して実績が下がったものやコロナの影響を強く受けているものには、説明が欲しい。そうすると報告書に説得力がでる。(委員)
→コロナの影響も含めて取組が進んでないところもある。具体的な要因をある程度把握できるものは、その説明も検討したい。(大学)
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更新日:2021年08月13日