定例記者会見概要版(平成30年4月23日開催)

平成30年4月23日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

平成30年4月23日(月曜日)午前11時00分~11時35分

会場

市役所 11階南会議室

(市長)
 会見に先立ちまして、昨日開催しました前橋・渋川シティマラソンにおいて、救急搬送が16件あったことを報告します。その中で、1名の方が重篤な症状で前橋赤十字病院のICUに入院中です。この時期にしては異常な高温になったという状況に対して、主催者として対応をしたつもりではありましたが、このような事態になったことにお詫び申し上げます。担当医に状況を確認しましたところ、高度救命救急センターに運ばれたのも早く、また万全の治療体制をとっていただけているとのことでした。
 一日も早い回復をお祈り申し上げます。

1 案件説明

(1)在群馬スリランカ名誉領事館で領事出張サービスを実施します

(市長)
 前橋に、在群馬スリランカ名誉領事館という国際交流の架け橋を担う重要な機能が置かれていることを、大変ありがたく思います。4月28日に、パスポートの申請、更新受付、運転免許証の証明申請の受付、委任状の認証、供述書の認証、出生証明書の申請受付などの領事業務サービスが出張で実施されます。1日限りですが、外国滞在中の自国民などに係わる国の大切な業務を遂行するのは、重大なことであります。

(在群馬スリランカ名誉領事)
 私の管轄は、群馬、埼玉、栃木の3県です。特に前橋には多くのスリランカ人が住んでいますが、学生や働いている人にとっては、平日に東京まで手続きに行くのは大変です。そこで、特別に1日限りではありますが、前橋で、パスポート、国際結婚、運転免許証などの手続きを行えるようにしたものです。前橋には、多くのスリランカの学生が留学していますし、太田市、伊勢崎市、埼玉県でも多くのスリランカ人が働いています。少しでもお役に立てればと思います。

 前橋とスリランカの関係は深く、スリランカには前橋の名前の付いた幼稚園があります。私が架け橋となり、前橋からの援助で作られたものです。2020年の東京オリンピックでは、前橋がスリランカの選手の受け入れ認定(ホストタウン登録)されるなど、これからより深い関係になっていくものと思います。

(2)公共施設へオープン型宅配便ロッカーを設置しました

(市長)
 市役所本庁舎と前橋プラザ元気21に、オープン型宅配便ロッカーを設置し、本日から運用を開始しています。本庁舎では正面玄関脇のオープンスペースに、前橋プラザ元気21では北側入り口脇で、アーツ前橋に近い場所に設置しました。いずれも24時間いつでも利用できる場所です。近隣の市民や在勤者はもちろん、市庁舎や元気21にお越しになる方など、さまざまな方が活用できるものです。
 現時点では、主にヤマト運輸の再配達での利用となりますが、今後、利用できる宅配業者は増えていく見込みです。利用者は、再配達時に配送先を宅配便ロッカーに指定することで、家で待つことなく自分の都合に合わせて荷物を受け取ることができます。宅配会社には、再配達が減り、複数の荷物を1カ所に納品できるなど、効率的に配送できるメリットがあります。設置者は東京都千代田区に本社があるPackcity Japanで、公共施設に複数の事業者が利用できるオープン型のロッカーが設置されるのは群馬県内では初めての試みです。利用状況を見ながら設置場所の拡充も検討していきたいと思います。この宅配便ロッカーが市民生活のお役に立ち、前橋市の魅力向上の一助になれれば幸いです。

(3)前橋5G等ICT利活用検討推進協議会発足記念講演を開催します

(市長)
 全国でさまざまな地域課題が顕在化する中、2020年に実用化が予定される次世代移動通信システム5GなどのICTを活用した課題解決の取り組みに期待が集まっています。このたび本市では、5GなどのICTの地域における利活用方法と普及展開を検討するため、主に市内大学、民間企業、前橋商工会議所などの各種団体へ参加を呼びかけ、「前橋5G等ICT利活用検討推進協議会」が発足することになりました。
 5月10日に、群馬会館で発足式を行いますが、これを記念して、前橋市出身であるNTTドコモの吉澤和弘社長を招いて、講演会を行います。本市において、次世代のICT利活用について、興味や関心を呼び起こすきっかけとします。吉澤社長の講演には、一般の方も無料で参加できるので、お誘いあわせの上、ご参加ください。
 これは群馬で、ICTでイノベーションを起こそうとしている人たちの決起集会のようなものです。5Gによるテレワークなど、全国各地で働き方改革や人口増政策へのチャレンジが行われるのを、私自身目の当たりにしてきました。5Gによって、暮らしをよくする、前橋市がその先頭になりたいと思っています。

(4)「第8回まえばし赤城山ヒルクライム大会」及び「まえばしクリテリウム2018」を開催します

(市長)
 今年も自転車のロードレースまえばし赤城山ヒルクライム大会とまえばしクリテリウムを開催します。
 まず、ヒルクライム前日の9月29日には、市街地の日本銀行から中央大橋西までを周回コースとするクリテリウムを開催します。このクリテリウムは、Jプロツアーの一環としても開催され、日本のトッププロが参戦します。
 翌9月30日には、今年で8回目を迎える「まえばし赤城山ヒルクライム大会」を開催します。募集人数は3,700人ですが、昨年の大会では、一般のインターネット申し込みが、90分で締め切りになりました。
 申込受付は、5月7日の個人協賛枠申し込み受付から始まります。なお、クリテリウムはキッズクリテリウムを除き、ヒルクライムとの同時申し込みが必要です。

2 質疑応答

在群馬スリランカ名誉領事館で領事出張サービスを実施します

(記者)
 群馬、埼玉、栃木の3県でこのようなサービスを行うのは、初めてですか。

(在群馬スリランカ名誉領事)
 はい。そうです。

(記者)
 事前の告知はどのように行いましたか。

(在群馬スリランカ名誉領事)
 大使館や前橋市のホームページに掲載しています。4月13日がスリランカの正月なのですが、その日に茨城県で3,000人の来場があった祭りが開催されました。そこでも周知しました。

(記者)
 このようなサービスを行う前は、群馬のスリランカ人はどこで手続きしていたのですか。

(在群馬スリランカ名誉領事)
 東京の大使館で手続きをしていました。

「第8回まえばし赤城山ヒルクライム大会」及び「まえばしクリテリウム2018」を開催します

 (記者)
 まえばしクリテリウムは、昨年どのくらいの人数が参加していますか。

(まえばし赤城山ヒルクライム大会事務局)
 昨年は、360人の参加がありました。

公共施設へオープン型宅配便ロッカーを設置しました

(記者)
 Packcity Japanは、ヤマト運輸との資本関係がありますか。

(Packcity Japan 営業部長)
 Packcity Japanは、フランスのネオポスト社とヤマト運輸の合弁会社です。

(記者)
 現在、ヤマト運輸のみ利用できるとのことでしたが、今後、他社が利用する見込みもありますか。

(Packcity Japan 営業部長)
 現在は、佐川急便、DHLジャパンの2社へ参加していただくよう進めています。

(記者)
 公共施設以外では、県内では他の場所にも設置されていますか。

(Packcity Japan 営業部長)
 県内15カ所にあります。場所は高崎経済大学やヤマト運輸の営業所、スーパーなどです。

(記者)
 宅配ロッカー自体は他にもあるような気がしますが、県内初とはどのような意味ですか。

(Packcity Japan 営業部長)
 複数の事業者が使えるオープン型の宅配便ロッカーが、公共施設に置かれるという意味では県内初になります。

案件以外の質問

 (記者)
 財務省のセクハラ問題で、大臣から女性記者を外すなどの発言があった。他市では、女性の記者と1対1で会わないことを公言する市長もいて、女性の活躍推進と逆行する印象もあります。市長の見解はいかがでしょうか。

(市長)
 記者という仕事は、社会の課題に深く切り込んで、それを市民に伝える役割です。そこに性別による差はありません。ぜひ、取材に来てください。

(以上で終了)

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更新日:2019年02月01日