定例記者会見概要版(平成31年4月24日開催)
平成31年4月24日に開催された定例記者会見の要旨です。
日時
平成31年4月24日(水曜日)午後2時~2時40分
会場
市役所 11階北会議室
1 案件説明
冒頭
市長
案件説明に先立ちまして、まずお伝えしたいことは、スリランカで発生したテロ事件についてです。前橋市とスリランカは、長い歴史で結ばれています。50年前に前橋の有志がスリランカ国に小さな幼稚園を寄付しました。最近では、本市で使用した消防車を寄贈もしています。スリランカにおいてこのような悲劇が起きたことにお悔やみ申し上げると同時に、何かできることを考えています。本市にはスリランカの名誉領事であるレスリー・バーノン氏がおられますが、バーノン氏も緊急帰国中ということです。要望があった場合は、何らかのお手伝いをしたいと思います。
同じように、前橋市と深い関係のある台湾の花蓮市において地震が発生したと聞いています。花蓮市は、富士見町出身の医学者である羽鳥重郎氏が、台湾ツツガムシ病という伝染病の解明に尽力した後、小児科医院を開設したということで、長きにわたり友好関係が続いています。花蓮市においても哀悼の意を表します。
4月21日には「第6回前橋・渋川シティマラソン」が行われました。およそ1000人のスタッフ・ボランティアが、5000人もの出場者を応援した大会でした。本市と渋川市の共催です。6回目の今回は、いくつかのコースの改良を行いました。特に、ゴール地点を変更することにより、ゴールする際のにぎわいを演出できたのではないかと思います。これからもたくさんのランナーの意見を聞き、よりよい大会にしていきたいと思います。
今回、NTTドコモが提供する「FLASHFRAME(フラッシュフレーム)」を日本で初めて利用することができました。6万8千枚の画像がアップされました。自分のゼッケンナンバーで検索し、ダウンロード購入できるというものです。こういった新しいサービスを提供できたことは嬉しいことです。今後も様々なスポーツ競技において提供できるかどうか調整していきます。
(1)「第9回まえばし赤城山ヒルクライム大会」及び「まえばしクリテリウム2019」を開催します
市長
まず、前回の大会が台風によって中止になってしまったことをお詫び申し上げます。たくさんの楽しみにしていた方々にお越しいただいたにも関わらず、中止を余儀なくされたこと、たくさんのサイクリストの方に残念な思いをさせてしまったことにお詫び申し上げます。
今年の秋も、たくさんのサイクリストに訪れていただけることを楽しみにしています。
(2)10連休中の休日当番医を増やします
市長
前橋市医師会のご尽力のおかげで、10連休中も充実した診療体制で利用していただけるようになりました。広報まえばしの4月15日号において、別冊として配布をしました。
(3) 前橋文学館企画展「現代詩手帖」展及び第47回朔太郎忌の開催
市長
少し思い出話をさせていただきます。私は高校時代、図書館に籠るタイプでした。今手元に残っているのは「ユリイカ」ですが、その編集人は三浦雅士さんでした。三浦さんは、以前の「萩原朔太郎研究会」の会長であった方であり、今回の企画展にご登壇もされます。そんなご縁もあり、「ユリイカ」を引っ張り出してきてみました。
前橋文学館長
文学館というのは人物が主役ですが、雑誌も生き物であり、その時代が最も反映されるものですから、今回はわざとメディアを主人公として「現代詩手帖」を取り上げました。今回の展示は、いくつか新しい試みをしています。入り口でA4程度のペーパーを配布するのですが、そのペーパーをスマートフォンにかざすと、チラシに描かれたイラストが動きます。また、別のペーパーでは、スマートフォンにかざすと言葉が浮かび上がり、動きます。文学館というのは手に触れられない資料の展示ももちろん大事ですが、こういうふうにARを活用して、将来的には手に触れられない資料でもスマートフォンにかざすと中身が動画になったり、オーバーラップしてページが読めるようになったり、そういう新しい展示の試みとしての出発点が今回の「現代詩手帖展」です。日本には文学館が700弱ありますが、私たちがこの展示方法を初めて行います。これからもARを活用したいと考えています。
朔太郎忌については、第一部は島田雅彦さんと松浦寿輝さんの対談、第二部はリーディングシアターで、朔太郎の「猫町」を題材にしたお芝居を上演します。人形劇が入ったりしますが、私は老人の役で、主役をやります。朔太郎の不思議な小説がどのように舞台に変容されるのか、ぜひ観ていただきたいです。
(4) AKAGI PIG-OUT CAMPを開催します
AKAGI PIG-OUT CAMP実行委員長
私は赤城山で仕事をしていますが、赤城山は前橋市民にとって「見る山」であり、「来る山」ではなかったように思います。そこで、どうやったら赤城山の魅力を伝えて、来てもらえるか、ということで、私の好きな「キャンプ」をキーワードにしてAKAGI PIG-OUT CAMPを企画しました。私はよく一人でキャンプをするのですが、冬場に薪ストーブを持ち込んでキャンプをしている様子をSNSで発信すると、反響があります。ということは、イベントとして開催すれば、今までキャンプをしたことがなかった人も比較的来やすくなるのではないかと思いました。ゆるい音楽やお腹を満たせる食べものがあり、ワークショップやアウトドア商品の販売も行い、自由に遊べる遊び場を設けて、2日間開催することになりました。多くの方に赤城山に足を運んでもらい、日常的に赤城山に遊びに来てくれるようなファンを増やしたいと思っています。
赤城山自然塾担当者
市街地と赤城山をつなげるような試みをしたいと考えています。初めてキャンプに来た人も安心して楽しめるよう、テントを張るワークショップもあります。また、赤城山がスローシティに認定されたことをきっかけに作った冊子があります。ぜひご覧ください。
(5) 群馬ダイヤモンドペガサス冠試合ふるさと納税プレゼンツ「MAEBASHI PRIDEマッチ」を初開催します
群馬ダイヤモンドペガサス球団社長
今回、ふるさと納税の一部を活用させていただき、前橋冠マッチとして開催させていただくことになりました。日本全国から集められた、非常に貴重なふるさと納税の一部を群馬ダイヤモンドペガサスのために使わせていただけるということで、その気持ちを汲み上げられるような企画にしたいと考えています。お越しになっていただく皆さんに無料チケットを配布したり、アトラクションを実施したりしていますが、今回は特別に前橋市内小中学生の無料招待や、記念品の贈呈もあります。
未来の芽創造課担当者
対象となる冠試合の日程ですが、1試合目が5月12日(日曜日)午後6時からの富山GRNサンダーバーズ戦、2試合目が7月31日(水曜日)午後6時からの福島レッドホープス戦です。通常の冠試合の事業内容としては、1点目は5月12日以降の試合で使える「ホーム招待チケット」1000枚の配布、2点目は試合前のふれあいキャッチボールと、試合中の特別抽選会です。
(6) 「進路のミカタLIVE・ミライバシ2019」を開催します
市長
昨年から始まった「ミライバシ」ですが、昨年は高校生の参加者が少なかったため、今年は予約を取り、2000人まで増えました。なぜ高校生に向けて前橋の企業を紹介するのか、こういった経験をしてもらうのかというと、前橋市の高校3年生で進学する人のうち、およそ60%の人が県外へ進学するからです。その人たちが前橋に戻ってこようとしたときには多くの選択肢があると記憶したまま、学びの巣立ちをしてほしいと思っています。そうした理由から、前橋の高校生たちの記憶に、前橋の企業のことを留めてほしいと思い実施することにしました。高校生の参加を待っています。
(7) 敷島浄水場を一般開放します
市長
最後は前橋浄水場です。私たちは水道タンクのことを「タンクくん」と呼んでいますが、いよいよ供用を開始して90年になろうとしています。また今年も、浄水場の開放を行うことになりました。しかし、いよいよ浄水場の改修をしなくてはなりません。浄水場は、市民にきれいな水道水を届ける機能が最優先されます。したがって、タンクくんのふもとでツツジを見るのは今回でひとまず終わりです。今回は、浄水場カードも作って配布します。
2 質疑応答
「第9回まえばし赤城山ヒルクライム大会」及び「まえばしクリテリウム2019」を開催します
記者
「個人協賛枠」というのはいつ頃から始まり、どういったものなのでしょうか。
まえばし赤城山ヒルクライム大会事務局次長
「個人協賛枠」は、通常の参加料が8000円のところを1万円にすることで、優先的に申し込みを受け付けるものになっています。また、参加希望者が多いものですから、プレミアム感を付けて優先的に受け付けるのと同時に、協賛をいただくことで、大会の質を向上させるために使用しています。
案件以外の質問
前橋・渋川シティマラソンについて
記者
昨年度の前橋・渋川シティマラソンでは熱中症による救急搬送者の数が多かったと記憶しています。今年度の救急搬送者5名のうち、熱中症が4名ということですが、どのコースに出場した選手なのでしょうか。
前橋・渋川シティマラソン実行委員会担当者
フルマラソンになります。
記者
昨年度は10キロメートルのコースがありましたが、今年からは5キロメートルのコースに変更になりました。熱中症での救急搬送を受けて、変更したのでしょうか。
前橋・渋川シティマラソン実行委員会担当者
前橋には他にもあかぎ大沼・白樺マラソン大会があり、こちらに10キロメートルのコースがあります。前橋・渋川シティマラソンは、フルマラソンに特化した大会を目指しました。
(以上で終了)
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更新日:2019年05月20日