定例記者会見概要版(令和5年4月12日開催)

令和5年4月12日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和5年4月12日(水曜日)午後2時~2時50分

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1) 都市魅力アップ共創推進事業 株式会社コシダカと「シニア向け協働事業」を実施します

(市長)

株式会社コシダカと高齢者の健康づくりと介護予防に取り組む協働事業を行います。詳細については、株式会社コシダカホールディングスウェルテインメント開発部の熊本部長と、新しい健康を提案するサテライトであるカノップ前橋本店の有間スタッフよりシニア世代にどのようなことを提供するのかお話しさせていただきます。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

前橋市と我々の協働事業についてお話します。我々は、皆さんにエンターテイメントを提供するカラオケ店の会社です。エンターテイメントの力を使って、いかに皆さんが健康になれるか。楽しくなれるかがキーポイントだと思い、ウェルネスとエンターテイメントの造語によりウェルテインメント事業を立ち上げました。

その第一弾としてカノープスという長寿の星のように、シニアの方が輝いて生き生きと生活できるような場所の提供をしていきたいと思いカノップという施設を作りました。この施設を使って、認知症への気づきと予防への自主的な取り組みを支援する「シニア向け脳活健康サロン」を開催します。期間としては、4月から来年の3月までです。毎月最終週の木曜日を予定しており、脳チェックや骨の健康、体組織など自分の体がどういう状態なのか知った上で頭と体の健康プログラムを体験いただけます。ゲーム感覚で楽しくスタッフや参加者との交流の場が持てるような仕掛けとなっています。

初回が4月27日(木曜日)の10時から12時となっています。

(2) 好評につき拡大・期間延長 !前橋レンガプロジェクト第三章(馬場川通り)

(市長)

まちなかで新たな魅力アップ共創事業が連携されます。パートナーはMDC(前橋デザインコミッション)です。MDCがどのようなアクションを前橋に展開してくださるのか聞いてください。

(MDC 高橋氏)

前橋レンガプロジェクト第三章について説明いたします。

1月から本格着工した馬場川通りの改修工事は順調に進んでいます。すでに大がかりに川の護岸を解体しているのを目にされた方も多いと思いますが、これは人と川の分断を解消して「水と緑と詩のまち」前橋にふさわしい親水空間を生み出すための作業です。現在、3段階に川に近づくことができるデッキの工事が行われており、その上に木製デッキやテーブル、ベンチが設置され、川を眺めるくつろぎ空間が生まれる計画です。6月頃からは歩道、車道のレンガ舗装工事が進められ、徐々に新しい姿が現れてきます。多少の作業を残してではありますが、10月の前橋まつりには新しい馬場川通りの風景をご覧いただける予定です。

今回は第三章として馬場川通りの歩道レンガに名前の刻印を行います。中央通り側から名前の頭文字のアルファベット順に配置をしていきます。昨年一昨年と実施しました第一章、第二章では、広瀬川河畔に敷設し、約1,200個の賛同をいただきました。今回も当初予定していた1,000個に対して、既に600個近い賛同をいただいていることから、4月20日までの申込期限を上限1,200個に拡大し、締め切りも4月25日(火曜日)まで延長します。申込みはMDCホームページからお願いしておりますが、事務所で直接の申し込みも可能です。今回から10個以上の一括申込に関しては、まとめての敷設が可能になりました。こちらも大変好評で職場の仲間やサークル、クラスメートなどで申込みいただいております。費用は一般の方は3800円、MDC会員は3300円となります。記名レンガ賛同と同時に入会の場合もMDC会員として申込可能です。この場合は先に入会手続きをお願いします。お支払いは銀行振込又は手数料無料のクレジットカード決済が利用いただけます。

刻印内容は半角大文字、英数字と一部の記号が使用可能でスペースを含めてお名前、居住地、それぞれ17文字以内でお願いしています。お名前は原則姓名の順でお願いしています。お名前の頭文字をアルファベット順にソートし、配置することから家族で申込みの場合など、姓名の順で刻印いただきますと敷設後に近くに配置されます。グループでの申込みの場合は個人の方の居住地に当たる部分を法人名やグループ名などで刻印いただきます。グループの場合はグループ名の頭文字をアルファベット順にソートしての配置になります。これまで、家族、親類、大勢で申込みいただいたものも沢山あり、それを探している家族の姿をよく見受けます。また、場所の問合せをよくいただきますが、アルファベット順で敷設していますので探しやすく、何十年後にも親戚やお友達を探す楽しみが続くと思います。見つからない場合には事務所に問い合わせてください。

刻印レンガやワークショップなどがまちなかを訪れるきっかけとなり、その後も継続してまちなかに足を運んでいただくことで、まちなかのにぎわいにつながればと考えております。また、賛同金を活用して前橋レンガについて理解を深めていただく冊子を昨年作成し、MDC事務所で配布しています。前橋市アーバンデザインが策定される中で、前橋の文化や産業を支えてきたレンガを使って、前橋の中心市街地に素敵な街並みを作り出していこうとしています。前橋レンガプロジェクトではこの流れを加速するため、レンガの魅力を多くの人に知ってもらい、次世代へレンガ文化を継承する活動を進めていきます。ぜひ多くの方に賛同いただき、皆で馬場川通りを素敵な場所にしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。

その他

・中島副市長の紹介

(市長)

県議会議員選挙が終了し新しいリーダーが生まれました。前橋選出の8人には地域の声を背負って群馬県政に前橋市のこれからについての色々な想いを語っていただければと思います。

承認をいただいたばかりの中島副市長を紹介したいと思います。

(中島副市長)

副市長の中島です。この4月に就任しました。ずっと市役所勤めをしており、副市長は1期4か月務めました。体調の関係で令和3年の7月末で一旦任を離れましたが、今回副市長としてお世話になります。よろしくお願いします。

2 質疑応答

(1) 都市魅力アップ共創推進事業 株式会社コシダカと「シニア向け協働事業」を実施します

(記者)

カノップは株式会社コシダカさんが考えられた造語という認識でよろしいでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

そのとおりです。

(記者)

カノップの設置は前橋が1か所目になるのでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

そのとおりです。

(記者)

今後、県内外で広がっていく可能性があるのでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

十分あります。

(記者)

資料には会員制と記載されていますが、会員登録してこのサービスが利用できるということでよろしいでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

本来は会員制のみで考えていたのですが、今回、前橋市との協働事業ということで前橋市民には無料で会員登録せず毎月1回利用いただけるようにしています。

(記者)

定員は何名でしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

20名前後です。

(記者)

会員登録の方法を教えてください。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

協働事業外の会員登録は店舗にお越しいただき書面での手続きとなります。

(記者)

カノップが設置されたカラオケまねきねこの3階には元々何かあったのでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

昔本社だったところで、現在も本社機能のオフィスを残し一部の社員が勤務しています。そのオフィスの一部をカノップに改修してテスト展開を行っています。

(記者)

動画ではハードな動きがあったりしましたが、65歳以上の方でも取り組みやすい内容となっているのでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

設定を調整することで、利用者の体力や認知レベルに合わせることが可能です。

(記者)

前橋市と株式会社コシダカさんの協働事業ということですが、会員登録でかかる費用を市が負担するということでしょうか。

(政策推進課)

市の金銭的な負担はありません。

(記者)

協働事業としての前橋市の関わりはどういった内容でしょうか。

(政策推進課)

今回のように記者会見の場を設けるなど、株式会社コシダカさんの取り組みをPRするというのが一番です。

(記者)

事業を主体的に展開するのは株式会社コシダカさんということでしょうか。

(政策推進課)

開催日には長寿包括ケア課の職員も一緒にプログラムを実施します。

(長寿包括ケア課)

開催日には長寿包括ケア課の職員も一緒に参加し、参加者の取り組みにおける気づきの支援や継続のための支援をしていきたいと思っています。測定結果を本人にフィードバックすることで健康相談に至ることもあります。

(記者)

最終的な成果を報告してもらうことは考えているのでしょうか。

(長寿包括ケア課)

はい。株式会社コシダカさんが取りまとめた1年間のデータをいただき分析したいと考えています。

(記者)

カノップという施設はいつできたのでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

昨年(2022年)の8月2日にオープンしました。

(記者)

資料にシニア脳活健康サロンとありますが、カノップのことを貴社ではそのように呼んでいるのでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

はい。そのとおりです。

(記者)

普通に利用する場合の料金を教えてください。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

2種類のプランを用意しています。1つはカノップをいつでも利用でき、かつカラオケまねきねこを平日3時間歌い放題のプランで、ひと月9,900円となります。もう1つのプランはカノップのみの利用で、ひと月6,600円となります。

(記者)

今回、月1回無料で開放する分の費用は株式会社コシダカさんの持ち出しということでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

そのとおりです。

(記者)

年12回ありますが、同じ人が毎回来るというよりは、回ごとに予約して別の方が来たり、場合によっては同じ人が何回も来たりするようなイメージでよろしいでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

はい。そのとおりです。

(記者)

都市魅力アップ共創推進事業ということですが、このような事業が他にもあるのでしょうか。

(政策推進課)

この事業は地域課題の解決に意欲のある事業者からの提案を受け、独自に事業を行ってもらうものです。

昨年度、東京海上日動と株式会社グロービスとの連携事業として異業種で連携した人材育成プログラムを1年かけて実施しました。

(記者)

来年3月までの実施期間となっていますが、その後は終了ということでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

現在のところ未定です。反響次第で前橋市と相談しながら進めていこうと思っています。

(記者)

現在の株式会社コシダカ本社はどこになるのでしょか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

本社は東京の神谷町です。昔の本社が前橋市の大友町です。

(記者)

今後の方向性についてですが、他の店舗でも同様の展開を考えていくということでよろしいでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

はい。そのとおりです。

(記者)

このシニア向け事業を昨年8月から始めた理由として、カラオケの客層が中高生からシニアの割合が増えてきているとか、時代に合わせたというような側面はあるのでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

まさにそのとおりです。我々が提供している「朝うた」というメニューがシニアの方に広がっています。その中で歌い放題というプランを群馬県限定で実施しており、会員のほとんどがシニアの方です。シニアの方の午前中の利用を肌で感じています。その方たちにカラオケを提供するだけではなく、もっと先のことまで提供したい、健康を増進するようなことを提供したいということで色々なことを試しています。最初は健康計測器を置き、カラオケに来た方が自分で計測して結果が見えるようにしていました。それだけではその先の解決策が見えませんので、解決策を提供する上で、カノップという構想ができ、昨年立ち上げました。

(記者)

シニア利用者の割合の変化が分かる数字などもあるのでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

今、手元にはありませんが社に戻ればあります。

(記者)

今回の脳活体験会のプログラムの中には、カラオケは入っているのでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

カラオケは入っていません。毎回、利用者全員に2時間のカラオケチケットをプレゼントし、利用後に使えるようにします。

(記者)

株式会社コシダカはコシダカホールディングスの傘下にあって、カラオケ事業を手掛けていると考えてよろしいでしょうか。

(株式会社コシダカホールディングス 熊本部長)

そのとおりです。その株式会社コシダカでウェルテイメント事業を行っています。

(2) 好評につき拡大・期間延長 !前橋レンガプロジェクト第三章(馬場川通り)

(記者)

上限の1,200個を敷き詰めるとどのくらいの面積になるのでしょうか。

(市街地整備課)

レンガ1,200個の数だけで言いますと24平方メートルになります。1平方メートルあたりに8個設置する予定になっています。詳細は後ほど回答します。

(記者)

レンガ1個当たりの大きさと重さを教えてください。

(市街地整備課)

縦が10cm、横が20cm、重さは4キログラムです。

(記者)

プロジェクトの第三章ということですが、4月25日まで募集して10月にはレンガが敷き詰められた状態が見られるということでしょうか。

(MDC)

そのとおりです。

(記者)

レンガを敷き詰め始めるのはいつ頃になりますか。

(市街地整備課)

7・8月頃となると聞いています。

(記者)

第一弾と第二弾ではそれぞれレンガを何個敷き詰めたか教えてください。

(MDC)

第一弾は826個、第二弾は361個です。

(記者)

今後は第四章を予定しているのでしょうか。それとも別の展開があるのでしょうか。

(MDC)

現在のところ未定です。

(記者)

馬場川通りの工事そのものが予定より遅れていたかと思いますが、いつ着工で、いつ完成予定かを教えてください。

(MDC)

昨年の10月に着工し、今年の10月に完成予定です。なお、一部の工事に遅れがでましたが、現在は予定どおり施工しており工期の変更はありません。

その他

・官製談合再発防止第三者委員会について

(記者)

先週3日に官製談合防止の第三者委員会が行われましたが、受け止めと今後委員さんにどういったことを明らかにしてもらいたいかなど市長の思いを伺えればと思います。

(市長)

数字の公表などは既に私たちが行っています。別の視点で疑惑を防止できるアイデアを沢山いただけると思っています。こうしたことは、やり尽くすということはありません。市民がいろいろなアイデアをもたらしてくれるのだろうと思いますし、素直にお話を承って実践、実行していきたいと思っています。

(以上で終了)

この記事に関する
お問い合わせ先

総務部 秘書広報課 広報係

電話:027-898-6642 ファクス:027-224-1288
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
お問い合わせはこちらから

更新日:2023年05月01日