定例記者会見概要版(令和5年9月6日開催)

令和5年9月6日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和5年9月6日(水曜日)午後1時~1時30分

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1) 「まえばしインクルーシブスポーツフェスタ2023」を初開催します

(市長)

まえばしインクルーシブスポーツフェスタ2023を初開催します。このイベントの実行委員長で前橋市手をつなぐ育成会の塩崎会長さんからご説明いただきます。

(塩崎実行委員長)

まえばしインクルーシブスポーツフェスタは、障害の有無にかかわらず、子どもからお年寄りまで一緒になって楽しめるスポーツの祭典です。当日は、車椅子に乗って車椅子バスケットボールを体験することもできます。そして、今回、県内で初めて実施するのが、ゆるスポーツです。このゆるスポーツについて、世界ゆるスポーツ協会の萩原事務局長に説明いただきます。

(世界ゆるスポーツ協会 萩原事務局長)

世界ゆるスポーツ協会は、2015年から年齢や性別、運動神経、運動経験にかかわらず、誰もが楽しめる新しいスポーツ、ゆるスポーツを開発しています。現在では約100種類のゆるスポーツが存在しています。今回、群馬県で一般の方々が参加するゆるスポーツのイベントの開催は初めてです。多くの皆様にご参加いただきたいと思っています。

まだ、ゆるスポーツをご存知でない方もいるかと思いますので、映像をご覧いただき、簡単にご紹介できればと思います。(モニターで動画を放映)

このように見ても楽しいスポーツですが、実際に参加すればさらに楽しむことができます。家族や友達と一緒にこのイベントに参加していただければと思います。

(塩崎実行委員長)

面白そうなスポーツだと思っていただけたと思います。当日は東京パラリンピックのユニフォームも飾られ、県内のアスリートが本物の金メダルを持参してくれます。そういった要素も含め、楽しい機会になると思います。9月23日(土曜日)道の駅まえばし赤城に、たくさんの方が来てくれることをお待ちしております。

(2) 新たな赤城の恵ブランド認証品を決定しました

(市長)

次は、おいしい話題です。Mon Conamon(モンコナモン)のフロランタンと赤城南麓のワイン。「Nanroku富士の夢」と「Nanroku樽」が赤城の恵ブランドに認証されました。

(Mon Conamonオーナー 天川氏)

赤城の恵ブランドに認証された商品について説明いたします。

まず、「大人のTONTONフロランタン」です。特徴は前橋産の小麦粉を使用し、市内のつのだ養鶏の平飼い卵をたっぷりと使用しています。さらに、特筆すべきは、赤城の恵ブランドに認証されているヒュッテハヤシの福豚ジャーキーを粉末状にして生地に混ぜ込んでいることです。

次に、「県都まえばしたまごプリン」です。こちらも、つのだ養鶏の平飼い有精卵や高橋乳業の低温殺菌牛乳を使用しています。一番の特徴は、手作りで完全無添加、エッセンスや香料を一切使用せずに、天然の素材のみで作ったプリンです。昔ながらの固めのプリンで、食べるとその食感や卵の風味、素材の良さを感じることができると思います。

(昭和造園土木 石橋代表)

赤城の恵ブランドに認証された、「Nanroku藤の夢」と「Nanroku樽」というワインについて説明します。このワインの特徴は、当社が運営する観光農園あかぎおろしで育てた「富士の夢」という品種のブドウから作られています。富士の夢は、メルローと日本の伝統的な山ブドウを掛け合わせたものです。

ブドウの育成は当社で行い、醸造は山梨の岩崎醸造に委託しています。「Nanroku藤の夢」はステンレスタンクで熟成させ、「Nanroku樽」は樽を使用して熟成させたものです。樽の方は木樽の香りも感じられる味わいとなっています。

主な販売先は、観光農園あかぎおろしの直売所や道の駅まえばし赤城、新井酒店、AQERU前橋1階Grand Vin Maebashiのほか、自社ウェブサイトでも取り扱っています。また、9月16日(土曜日)・17日(日曜日)に開催される「まえばし 収穫の秋フェア」でも販売されますので、ぜひご来場いただければと思います。

(3) 新収蔵資料展「朔太郎を刺繍(ししゅう)す-ティム・サトミ」を開催します

(市長)

次は、アーティストの目線で朔太郎の詩を解釈し、それに合った刺繍を編み込むという前橋文学館の資料展「朔太郎を刺繍(ししゅう)す」についてです。詳細は、萩原朔美文学館館長からご説明いただきます。

(前橋文学館 萩原館長)

こういう定例記者会見では、実物を持ってこなければ何のリアリティもありません。ただ、形が崩れたりすることがあるため、持参できないことをお詫び申し上げます。なお、写真が必要であれば提供させていただきます。

朔太郎の詩集からインスパイアされた作品を、刺繍作家のティム・サトミさんから18点寄贈いただきました。寄贈された作品を展示する展覧会を開催します。作品は、元の詩が30点ほどで、全体で50点ほどの展示になると思います。彼女の作品は平面ですが立体作品で、木材やビーズ、写真、古い布などの複雑なコラージュで縫われ非常に迫力があります。言葉で説明するのは難しいですが、一度ご覧いただければすぐに理解してもらえると思います。全身麻酔の手術をされた方は理解できると思いますが、目が覚めた後に見る蛇や不思議な動物が出てくる悪夢のようなものです。言語化できない白昼夢のような言葉と物体の複雑なコラボレーションの作品です。

この資料展では、9月23日(土曜日)の15時に前橋文学館3階で、作品寄贈に対する感謝状贈呈式も開催します。

(市長)

手術の麻酔が切れた時に蛇が出てくる経験が僕にはありませんが、アーティストの目の中にあるものがアートで、外部の人が見たときに理解できるのかというテーマを感じました。とても素敵だと思います。朔太郎の詩をティム・サトミさんがどのように解釈されたかは、本人以外には分からないのではないかと感じています。

(4) ザスパクサツ群馬新練習場みんなで創る応援プロジェクト(クラウドファンディング型ふるさと納税)を実施

(市長)

おかげさまでザスパは非常に好調です。

株式会社カインズからのふるさと納税で大きな練習場を整備することになりましたが、練習に必要な備品などを購入する資金が足りないため、クラウドファンディング型ふるさと納税を実施します。ザスパクサツ群馬の赤堀代表取締役社長にお越しいただいております。

(ザスパクサツ群馬 赤堀代表)

日頃からザスパクサツ群馬を応援いただきありがとうございます。現在、クラブ8位で、11試合負けなしというクラブ始まって以来の好成績でシーズン終盤を迎えています。来年4月に新しい練習場とクラブハウスの完成を予定しており、前橋市の土地を借りて、株式会社カインズのふるさと納税を活用して整備します。予算は、グラウンド整備費とクラブハウス建設費の約21億円ですが、設備内の機器や備品に関する費用は含まれていません。そのため、クラウドファンディング型ふるさと納税を活用し、皆さんの協力を得ることで、必要な資金を調達したいと考え実施します。

寄付の特典として、5,000円以上の寄付者には新クラブハウスの完成記念写真を、1万円以上の寄付者には、クラブハウス内に寄付者のお名前を記したプレートを掲出します。さらに、3万円以上の寄付者には、これらに加え新クラブハウスの完成見学会にご参加いただけます。最高ランクの10万円以上の寄付者には3万円までの特典に加え、クラブハウスを自由に使っていただけるような施設利用権をご提供させていただきます。皆さんの寄付によって、ザスパクサツ群馬が地域で愛されるクラブとして成長するために、大事に使わせていただきます。

(5) その他

バニーズ群馬FCホワイトスター MAEBASHI PRIDE マッチ

(市長)

サッカーといえばもう1チーム、バニーズ群馬FCホワイトスターです。16日(土曜日)がホーム最終戦です。地元在住のキャプテンが率いるチームです。ふるさと納税をたくさんいただいたので、それを還元しながらホーム最終戦を盛り上げたいとのことです。

(バニーズ群馬FCホワイトスター 小松キャプテン)

前橋市ふるさと納税プレゼンツ「MAEBASHI PRIDE マッチ」を9月16日(土曜日)に開催します。バニーズ群馬FCホワイトスターは、なでしこリーグ1部2年目で、直近4試合は負けなしの成績です。今回の試合は「チャレンジ2000」と銘打ち、2,000人の観客動員を目指しています。上位チームとの勝ち点も迫ってきており、たくさんの方に応援いただき、選手全員が最後まで戦いたいと思っています。前橋市民の方は無料で観戦できますので、ぜひご来場ください。

2 質疑応答

(4) ザスパクサツ群馬新練習場みんなで創る応援プロジェクト(クラウドファンディング型ふるさと納税)を実施

(記者)

新練習場のプロジェクトの概要を改めて教えてください。また、目標金額の設定理由、目標に達しなかった場合の考えをお聞かせいただけますでしょうか。

(政策推進課)

ザスパクサツ群馬、株式会社カインズ、前橋市との連携で新しいクラブハウスの整備を行う事業を進めています。特定の目的に応じ、期間限定でクラウドファンディング型ふるさと納税により資金を集めます。

目標金額の3,000万円は他自治体を参考に設定しています。金額の設定はありますが、金額の多寡にかかわらず活用させていただきます。

(記者)

元々の整備事業に入っていなかった備品やスポーツ器具の購入費に市民の寄付を募るということでよろしいでしょうか。

(政策推進課)

そのとおりです。

(記者)

市の予算ではなく、市民に寄付を募る理由を教えてください。

(政策推進課)

市の予算を投入している部分もありますが、それとは違って、サポーターと一緒に、全県、全国的に機運を醸成していきたいと考え、クラウドファンディング型のふるさと納税を活用しました。

(記者)

ふるさと納税の申し込みなど具体的な手続き方法を教えてください。

(政策推進課)

ふるさとチョイスのサイトから手続きが可能です。

(記者)

練習場の整備について、進捗状況は当初から変更ないでしょうか。

(ザスパクサツ群馬 赤堀代表)

当初の計画通り、4月竣工、5月オープンの予定です。

(記者)

資料には返礼品の設定なしとありますが、先ほど説明にあったとおり、リターンはあるという認識でよろしいでしょうか。

(政策推進課)

一般的なふるさと納税では、特産物などの返礼品ありきで寄付いただきますが、返礼品とは異なり、費用が掛からない特典が得られる形式としています。

(以上で終了)

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更新日:2023年09月26日