定例記者会見概要版(令和5年10月25日開催)

令和5年10月25日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和5年10月25日(水曜日)午後2時~3時5分

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1) アーツ前橋 プロジェクションマッピング・エキシビジョン 「A Horizontal Line -すべては1本の線からはじまる-」

(市長)

まずは、「すべては1本の線からはじまる」というタイトルのプロジェクションマッピングについてです。1本の線から始まり、どのような光景が見られるのか楽しみです。キッチンカーも出店しますので、県庁の芝の上でのんびりしながら、新しいアート表現を多くの方に楽しんでいただきたいと思います。

(アーツ前橋 宮本学芸員)

アーツ前橋10周年記念展は大変盛況で、多くの方にお越しいただいております。期間中に実施するイベントとして、メインのプログラムがこのプロジェクションマッピングです。群馬県庁昭和庁舎の全面にアニメーションを投影するプログラムで、鑑賞料は無料です。多くの方に楽しんでいただきたいと思います。プログラムの内容は、ディレクションを依頼している、国内外におけるプロジェクションマッピングの第一人者である石多さんに説明いただきます。

(作家 石多 未知行 氏)

プロジェクションマッピングの醍醐味は、建物に合わせた投影であると多くの方が考えていると思います。実際は幅の広い表現で、物体や絵などさまざまなものが対象になります。我々はプロジェクションマッピングを作りながら、新しい価値を作っていきたいと考え活動しています。プロジェクションマッピングは世界中で行われるようになっており、地域のブランディングや観光誘客などに寄与できる内容です。

アーツ前橋の10周年記念展のテーマは「ニューホライズン」です。このテーマから「A Horizontal Line ‐すべては1本の線からはじまる‐」という発想が生まれています。この企画は群馬県庁だけでなく、学校の黒板やカフェの壁など、どこかに一本の線を描けばプロジェクションマッピングが始められるという、どこにでも適用できるスタイルを取り入れています。建物に合わせて行うのではない新しい挑戦がしたいと、普段は複雑なものをあえてシンプルなフォーマットで実施することで、新しい表現が生まれるのではないかと考えています。私が企画し、制作はアジアの3組のトップクリエイターに依頼しています。

3組のクリエイターについて紹介します。まず1組目は、インドネシアの20代の若手クリエイターである「ザ・フォックス・ザ・フォルクス」です。プロジェクションマッピングの国際大会で一昨年、世界チャンピオンに輝いています。2組目はタイのトップクリエイター「ディサイドキット」です。3組目はマカオのクリエイター「ランページズ・プロダクション」です。それぞれ世界中で活躍する個性の異なるクリエイターです。

27日(金曜日)の初日には、タイの「ディサイドキット」とマカオの「ランページズ・プロダクション」の2組のクリエイターが会場に来てくださいます。取材をしていただくことも可能ですので、制作者の生の声をぜひ聞いていただきたいと思います。たくさんの皆さんのご来場をお待ちしています。

(2) 令和5年前橋市秋の火災予防運動を実施します

(消防局予防課)

前橋市消防局では、11月9日(木曜日)から15日(水曜日)までの1週間、秋の火災予防運動を実施します。運動中の各種行事やこの時期に注意が必要な火災についてお伝えします。秋から冬にかけて火災が発生しやすい時期を迎えることから、火災の予防と高齢者が火災の被害にあわないように、次の3つの重点目標を掲げて各種行事を行います。

一つ目は住宅防火対策の推進です。お年寄りなどの避難行動要支援者のお宅に訪問して、ガスコンロ等身の回りの物から火災が起こらないよう確認します。また、住宅用火災警報器の設置状況や健康状態を確認します。

二つ目は乾燥時や強風時の火災発生防止対策です。空き家や空き地に生えている枯れ草が火災で燃え広がる危険がないか、関係部局と合同で調査します。枯れ草の状況によっては関係者に刈り取りを依頼し、放火されない環境づくりも構築します。

三つ目は多数の人が出入りする建築物等の防火安全対策の徹底です。市内の事業所に対し、火災予防の呼びかけや消防訓練の実施、消防用設備の適切な維持管理を働きかけます。

続いて、これからの時期に注意が必要な火災を二つ紹介します。一つ目はストーブによる火災です。昨年1年間に本市で発生した火災は、全体で92件でした。このうち、ストーブによる火災は7件で、半数以上が石油ストーブによるものでした。原因のほとんどは使用上の不注意によるものです。主な注意点は、“ストーブで洗濯物は干さない”“近くに燃えやすいものを置かない”“火を消してから給油する”の3点です。火災を起こさないためにもう一度、使用方法を確認して安全に使用してください。

注意が必要な火災の二つ目はたき火です。昨年1年間でたき火による火災は8件でした。過去には、たき火の炎が住宅に燃え移ってしまい全焼したケースや、着ている服に燃え移り命を落とすケースもありました。これからの季節は空気が乾燥し風も強くなりますので、家庭ごみや落ち葉はたき火で燃やさずに集積場所に出して処分をしてください。

最後に住宅用火災警報器の維持管理について説明します。こちらのスライドは県内11消防本部別の設置率です。最新の調査結果では、本市は県内トップの90パーセントでした。しかし、住宅用火災警報器は、設置した後も正しく維持管理をしないと火災が発生した時に、有効に作動しない恐れがありますので次の2点に注意をしてください。

一つ目は定期的な点検です。半年に1回を目安に、本体のボタンを押すか紐を引いて点検してください。音声や警報音で機器の状態を知らせてくれます。何も反応がない場合は、故障や電池切れの可能性がありますのですぐに交換してください。二つ目は10年を目安に交換することです。多くの機器は本体や電池の寿命が約10年で設定されていますので、故障や電池切れになる前に本体ごと新しい機器と交換することをお勧めします。

最後になりますが、秋の火災予防運動を通じて多くの方に火災の怖さについて知っていただきたいと考えております。前橋市消防局では火災ゼロを目標にこれからも全力で火災予防の普及に取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。

(市長)

たき火は危険とありますが、たき火自体を禁止しているわけではなく、注意してたき火をするようにとお願いしています。近年、田んぼや畑の周りの畦畔での焼却(野焼き)が抑制的になっています。さまざまな病原菌やダニを含めて僕たちの風習が変わり自制的になりすぎて、畦畔焼却という伝統的な焼却や清掃、消毒という行為が失われているのではないかと思っております。

だからこそ、例えば、地域で野焼きをする場合は協議し、地元の消防団に出動をお願いし、洗濯物を外に干さないようにするなど、地域協定の中でしっかりとした畦畔焼却を行うべきだろうと考えております。本市では消防局や農政部に対して指示し、伝統的な農法や行事まで抑制すべきではないという趣旨で動いています。

火災が増えたということですが、今から10・20年前に比べれば半分になっています。市民が色々な注意をしている。あるいは消防や警察が体制を整えている結果だろうと思います。

(3) 絵画を活用した台湾の中学生との国際交流を実施します

(学務管理課)

絵画を活用した台湾の中学生との国際交流についてです。これまでオンライン交流を実施してきた台湾新北市の中正國民中學との新たな交流として、絵画の交流を行います。対象作品は大胡中学校と中正國民中學の2年生及び3年生の生徒が描いた作品です。大胡中学校と中正國民中學は姉妹校です。作品の交流期間は令和5年10月から12月頃までを予定しています。20点から30点ほどの作品が両校の校舎等で1か月程度展示されます。

既に10月12日(木曜日)から19日(木曜日)まで、大胡中学校で絵画展示が行われ、10月20日(金曜日)から22日(日曜日)まで、大胡地区文化祭で展示が行われました。また、11月1日(水曜日)には大胡中学校文化発表会で絵画展示を行い、11月18日(土曜日)・19日(日曜日)のまえばし学校フェスタで展示する予定です。台湾らしい作品や似顔絵などをご覧に、ぜひ、会場に足を運んでいただければと思います。

(市長)

約30年前から台湾の中正國民中學と大胡中学校は交流し、相互訪問等が実施されていましたが、市町村合併に伴いこの交流が途絶えてしまいました。本来であれば、前橋の子どもたちが夏休みに台湾に合宿に行くとか、反対に台湾の子どもたちに前橋に来てもらうなどの交流をしたいと思っております。今回の交流は一つのステップだと考えています。

(4) MAEBASHIオクトーバーフェストを開催します

(道の駅まえばし赤城 星野駅長)

道の駅まえばし赤城では、MAEBASHIオクトーバーフェストを今週末に開催します。大きく分けて4つのイベントを同時開催します。

28日(土曜日)・29日(日曜日)に実施する「スローシティマルシェ」では、前橋の移住ブースや気仙沼の物産販売、市内生産者による野菜の販売、学生によるスローシティの活動展示を行います。鮮魚センターでは気仙沼のカツオやサンマなどを販売します。

毎月、第2・第4土曜日に開催している「あかぎ・de・マルシェ」をオクトーバーフェストと連動させ、28日(土曜日)・29日(日曜日)に開催します。「あかぎ・de・マルシェ」は「ハロウィンマルシェ」に名前を変え、ハロウィンにちなんだグッズ制作やワークショップ、フェイスペイント、野菜の販売、お菓子のプレゼントなどを実施します。

29日(日曜日)のみ開催の「Sunset Beer Garden」では、ヨーデル歌手の北川桜さんの公演が予定され、テラス席で飲食物を楽しみながらヨーデルを楽しむことができます。温泉ガストロミーウォーキングも同時に開催されます。

(市長)

ヨーデルを歌いながらビール片手にみんなで踊るオクトーバーフェストにぜひお出かけいただきたいと思います。

スローシティマルシェは、前橋に移住してきた人がさまざまな産物を作っているということを、メッセージとして発信したいと思っています。シックハウス症候群で化学繊維が苦手という方が赤城に来て、自分で綿花を栽培しています。赤城山が僕たちにチャレンジを与えてくれていることをぜひ感じてください。

(5) 「週休3日制」試行に係るアンケート結果報告

(市長)

週休3日制の試行結果を報告します。この取り組みがどのような社会を形成し、社会変容につながっていくのか。DXをどのようにして実現するのかといった点も含めご説明できたらと思います。

(職員課)

週休3日制の試行について、213人の職員が参加しました。その後、アンケートを実施し、試行実施した178人と未実施の542人から回答がありました。試行した職員の満足度については、概ね55%の職員から肯定的な意見が寄せられました。週休日の活用方法としては、余暇・レジャーや家事、通院の答えが多く、その他の回答としては、PTAや地域の役員としての活動、勉強などの回答もありました。業務への影響については、「良い影響」又は「やや良い影響」が37%で、「変わらない」が33%でした。

課題もたくさん出ました。「長時間労働になり疲れた」という意見や、「係員が揃わずに連携が取りづらい」という意見もありました。実施できなかった所属からは「所属によって不公平さがある」との意見もいただきました。

今後はアンケート結果をもとに、勤務パターンや実施時期、個人単位での実施など条件を変更し、再度の試行実施を検討します。このような柔軟な働き方が進み、個人がそれぞれの事情に合わせて活用したり、地域貢献したりといった利用が進むと良いと考えております。

(市長)

週休3日制という表現をしていますが、休みが1日増えたのではなく、休みの1日を自分で作ったのです。1日分の勤務時間7時間45分を残り4日に振り替えただけで、1週間の実働時間は変わっていません。本当の意味での週休3日ではないです。

今後DXが進めば本当の意味での空き時間としての3日目の休暇を取得することができるかもしれません。その時は、市が管理する時間で自由に社会貢献をする形の3日目ができるのだろうと思います。週休はあくまでも2日だけれども、3日目の7時間45分というのは、DXで生み出した私たちの成果として、社会のために使おうというところに進んでいくわけです。私たちの働き方が変わると、社会が変わっていく。民生委員や保護司、自治会の役員など、社会の人材不足をDXで生み出した休暇により変えることができる。これが、私たちがやるべき本当の意味でのデジタルによるトランスフォーメーションだと信じております。

(6) 文章生成AI(ChatGPT)の業務での利用を開始します

(市長)

時間を生み出すためのテクニックやツールとして、ChatGPTを活用します。詳細については担当者より説明いたします。

(ミライズワーキンググループ(若手有志職員))

ChatGPTに市役所職員が今後どのように関わっていくべきかを聞いてみます。ChatGPTは、市役所職員がデジタルスキルを向上させ、柔軟性と創造性を獲得する必要があるといっています。私たちワーキングのメンバーも同様の考えを持っており、多様化する住民ニーズに答えるために柔軟性や創造性を獲得し、新しい働き方を目指すべきだと考えています。

私たちはDX推進計画に基づき、ミライズワーキングという若手職員を中心とした異なる所属のメンバーからなるグループで活動しています。このワーキングは、職員でなければならない業務や市民サービスに注力できるような環境を整え、新しい時代に合った働き方や価値観を考える活動をしています。今年度の取り組みの1つとして、情報政策課と協働でChatGPTの活用について検討しました。その成果を発表します。

市役所業務において、ChatGPTがどのように役立つか説明します。文章生成や相談支援、アイデアの発想支援などの利用例があります。ChatGPTは業務の効率化や職員の業務サポートに役立つツールであると考えています。

本市では10月26日にChatGPTの業務利用を開始します。ChatGPTは自由度が高く、質問によっては思わぬ回答が返ってくることがあるため、ワーキングにおいて先行してChatGPTを使い、適切な利用方法についてのノウハウを蓄積し、それをマニュアルとしてまとめました。このマニュアルには、ChatGPTの概要、使用ルール、より良く使うための活用事例などを掲載しています。

新しい時代に適した新たな技術を駆使して、今までになかった柔軟性と創造性を養い、幅広い視野でスマートに業務に取り組んでいきたいと思います。職員一人一人の質を向上させ、質の高い住民サービスの提供につなげたいと考えております。

(大野副市長)

今回、ChatGPTを使用しておりますが、一般的に使用されているオープンAIを使用しているため、入力する情報には気を付けなければなりません。将来的には、市が持っている情報やホームページの内容などをしっかり学習させた上で、最適な答えを返せるようなサービスの導入を検討していきたいと考えております。

これにより、市民の問い合わせに対して、担当部署の職員でなくても、適切な一次回答ができるようになり、業務の効率化が実現できる可能性があります。こうしたことにより、週の1日を地域活動の時間に充てることを可能とすることを目指していきたいと思います。この取り組みは、若い職員が中心となって取り組んでいますので、その実現を支えていきたいと考えております。

2 質疑応答

(1) アーツ前橋 プロジェクションマッピング・エキシビジョン 「A Horizontal Line -すべては1本の線からはじまる-」

(記者)

1本の線から始まるというイメージをもう少し具体的に伺えますでしょうか。

(作家 石多 未知行 氏)

黒板に1本の線を引き、その線が動き始めることを想像してください。映像と線が同調すると、それ自体が変化して見えます。通常、プロジェクションマッピングは建物の形に合わせて映像を作成します。建物と映像が一体となり、映像が動くと建物も動いているように見えます。今回のプロジェクションマッピングは線から映像が始まり、水平線に太陽が昇ったり、水面になったりするなど、さまざまなデザインが展開されます。群馬県庁昭和庁舎は白い部分とレンガの部分で別れており、水平線が引かれているようになっています。ここを使ってこの企画を実施してみようというのが趣旨になります。

(記者)

3組のクリエイターには共通したテーマで作品を作っていただいたのでしょうか。

(作家 石多 未知行 氏)

基本的には水平線、1本の線というテーマを提示していますが、それ以外は自由にアイデアを出していただいております。前橋には海がないといった特徴も説明もした上で、前橋ならではの表現をしてほしいとお願いしています。

(記者)

3組の作品についてですが、30分の作品が1本ずつ上映されるということでよろしいでしょうか。

(作家 石多 未知行 氏)

30分ごとに上映しますが、1作品は3分ほどです。トータルで10分未満のプログラムになります。それに加えて、市民参加型の絵を使ったプロジェクションマッピングも流します。これらを30分ごとに繰り返し流します。

(記者)

30分のプログラムの中に3分×3組の作品と市民の描いた作品があって、同じものを4回リピートし、3日間開催するということでよろしいでしょうか。

(作家 石多 未知行 氏)

そのとおりです。

(記者)

3組ともアジアのクリエイターということですが、アジアの何かを取り上げているとか、こうした題材が出てくるとか、上映される内容の例を教えていただけますでしょうか。

(作家 石多 未知行 氏)

今回、アジアのクリエイターを選んだ理由は、南城特別館長の提案もありましたが、アジアには映像制作において台頭してきている国々が多く、インドネシアの「ザ・フォックス・ザ・フォルクス」は、手書きのアニメーションのような絵を使ったプロジェクションマッピングを得意としています。タイの「ディサイドキット」は、3D CGの技術力を高く表現しています。マカオの「ランページズ・プロダクション」は、サイバーな表現を得意としており、近未来的な雰囲気を持っています。3組とも異なる方向性の表現で、バリエーションも含めてお楽しみいただけるのではないかと思います。

(2) 令和5年前橋市秋の火災予防運動を実施します

(記者)

直近1年間の前橋市内の火災の発生件数と、例年との比較があれば教えてください。

(消防局予防課)

今年の火災は本日時点で80件発生しており、前年度比で4件増加しています。火災の発生件数は、1月1日から12月31日までの計算になっています。

(3) 絵画を活用した台湾の中学生との国際交流を実施します

(記者)

これまでオンラインの交流をしてきたということですが、今回、絵画の交流をすることに至った経緯や理由について教えてください。

(学務管理課)

令和3・4年度とオンラインでの交流を行ってきましたが、オンライン以外の交流ということで先方と相談をし、絵画を活用した交流を行うこととなりました。

(記者)

この交流を通して子どもたちにはどのような学びを期待しますか。

(学務管理課)

絵画の表現方法や文化的な違いなどを感じ取ってもらいたいと思います。

(4) MAEBASHIオクトーバーフェストを開催します

(記者)

オクトーバーフェストはまちなかで実施していたと思いますが、それとは別に道の駅で実施するのでしょうか。それともそれを引き継ぐ形で道の駅で実施するのかを教えてください。

(観光政策課)

まちなかのオクトーバーフェストは終了しており、今回のイベントは改めて道の駅で開くというものです。別の事業と考えていただければと思います。

(記者)

道の駅まえばし赤城は、まちなかから少し離れた場所、車の便が良いところにありますが、お酒を飲む人に対してバスやタクシーを用意するような考えはありますでしょうか。

(道の駅まえばし赤城 星野駅長)

オクトーバーフェストについてはバスなどの用意はなく、車の運転に関して問題がないかを確認した上での酒類の販売をすることになります。

(5) 「週休3日制」試行に係るアンケート結果報告

(記者)

アンケート結果の受け止めについて教えてください。

(職員課)

肯定的な意見が多いと共に課題も出るだろうと思っていましたので、概ね想定通りの結果です。

(記者)

今後、再度試行されるということですが、基本的には週休3日制を導入する方向ということでよろしいでしょうか。

(職員課)

現段階では、週休3日制を実施するというところまでは至っておりません。

(6) 文章生成AI(ChatGPT)の業務での利用を開始します

(記者)

ChatGPTを本格導入するということですが、どのくらいの所属の何名程度が使用される予定でしょうか。

(ミライズワーキンググループ)

最初のうちは1割・2割程度かと思いますが、便利さが広がっていけば使用する人数も増えていくのではないかと考えています。

(記者)

ChatGPTを使う際は、「ChatGPTで記載しました」と記載するとか、何か決まった使用ルールがあるのでしょうか。

(ミライズワーキンググループ)

ChatGPTを使って文章を作成した場合は、指定の文言を記載するというルールをマニュアルに掲載しております。

(記者)

本格導入の前に試験的な運用等の検討段階があったと思いますが、いつ頃から検討して試験運用し、本格導入に至ったかの経過を教えてください。

(ミライズワーキンググループ)

4カ月程度の期間を設けて先行使用し、本格導入に至っております。

(記者)

自治体におけるChatGPTの活用状況についてですが、県内では藤岡市が先行して実施していると思いますが、前橋市は何番目になりますでしょうか。

(情報政策課)

藤岡市はガイドラインを作ったのが最も早かったと認識しています。他の県内市町村でも情報政策・DX部門で使用しているという話は聞いておりますが、具体的に庁内でどのような検討体制で進められているかは把握していません。本格導入の時期としては本市が1番目と認識しています。

(記者)

資料の留意事項で、「必ず事実確認を行い、自らの責任の下に利用すること」との記載がありますが、使用者個人がすべてチェックを行うということでしょうか。それとも、ダブルチェックを行うとか、チェック体制はどのようになっていますでしょうか。

(情報政策課)

元の情報について、生成AIを使うことを所属内で共有するために、ChatGPTを使用した旨の文語を入れるというのが先ほど説明させていただいたルールです。次に、それに対してどのようなチェックがなされるのかということですが、ChatGPTを使って生成されたということは関係者内での共通認識になっていますので、これまでの対外的に発出する文書のチェック体制と同じように、特別に何かをするというよりは、これまで通りのルールでチェックをしていくという整理になっています。

(記者)

利用開始日が明日からとなっていますが、明日からいつまでという期間は定められているのでしょうか。

(情報政策課)

明日から使用開始になりますので、端末を持っている職員は全員が利用できる状況になります。

(記者)

試験運用と本格運用の違いについてですが、試験運用は限られた一部の人がテストとして使用し、本格運用は全職員が使用するということでよろしいでしょうか。

(情報政策課)

そのとおりです。

(記者)

活用マニュアルに記載されている入力できない個人情報の例を教えてください。

(情報政策課)

まず、個人情報は取り扱えません。それから、意思決定を経る前の情報など、外部に公開することを前提とし ない情報についても該当します。

(記者)

ChatGPTの懸念点として、生成されたキャッチコピーや画像が著作権を侵害しているにも関わらず、それを分からずに使用してしまう可能性があると思います。その辺りの対策を教えてください。

(情報政策課)

今回は文書生成AIに限っておりますので、画像の著作権等に関する懸念はありません。文書についてですが、創造的、特徴的な文書であれば、インターネットで検索して、文書がどのような場面で使われているかを確認することができると考えております。

(記者)

本格導入時の使用例について教えていただけますでしょうか。

(情報政策課)

イベントの告知文やより効果的な議論に向けたフレームワークの提案などが、今までにない発想で業務に取り入れられると感じております。

(以上で終了)

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更新日:2023年12月13日