第32回水道事業及び公共下水道事業運営審議会

審議会名

水道事業及び公共下水道事業運営審議会

会議名

第32回水道事業及び公共下水道事業運営審議会

日時

令和2年3月2日(月曜日)午前9時56分~11時50分

場所

水道局 3階会議室

出席者

委員

平川会長、田中委員、大和委員、吉田(重)委員、紺委員、寺澤委員、吉田(和)委員、樋口委員

事務局

井上水道局長、鵜野経営企画課長、佐藤水道整備課参事、茂木浄水課長、金田下水道整備課長、贄田下水道施設課長、橋本経営企画課課長補佐、樋山経営企画課係長、木嶋経営企画課副主幹、石塚経営企画課主任、高橋経営企画課主任、稲村経営企画課主事

議題

  1. 水道料金の概要
  2. 令和2年度当初予算(案)の概要
  3. 下水道排水設備指定工事店の違反行為に係る要綱の改正
  4. その他

会議の内容

 

1 開会

(司会:鵜野経営企画課長)

 

2 あいさつ

井上水道局長

 

3 議事

委員8名が出席しており、委員数の過半数に達していることから会議が成立している旨を事務局より報告、また、水道事業及び公共下水道事業運営審議会条例に基づき、平川会長を議長として議事を進行した。

会議録については公開すること、議事録署名人は平川会長と田中委員とすること、傍聴希望者1人が確認された。

 

  1. 水道料金の概要
  2. 令和2年度当初予算(案)の概要
  3. 下水道排水設備指定工事店の違反行為に係る要綱の改正
  4. その他

経営企画課より説明を行い、質疑応答となった。

 

【質疑応答】

(1)  水道料金の概要について

(吉田(和)委員)

説明を受けて、管路や施設の老朽化を考えると、早急に手を打たないといけないという印象を受けた。大津市の事例で、基本水量を廃止し、基本料金と従量料金をいずれも値上げしたというものがあるが、このやり方は良いと感じた。前橋市も上げ方によっては、市民から困るというような意見が出てくることが考えられるが、大津市では、どのような反響があったのかお聞きしたい。

 

(経営企画課高橋主任)

大津市では、事前にアンケートをとり、広報での周知も行っており、そこまでの苦情はなかったと聞いている。口径の大きい企業などの上げ幅が大きくなってしまったので、そういった部分での意見はあったようだが、一般市民が使う家庭向けの口径については、上げ幅を考慮しているので、苦情は少なかったと思われる。

 

(吉田(和)委員)

地下水の場合の下水道使用料はどのように徴収しているのか。

 

(金田下水道整備課長)

メーターによって使用量を計測し、下水道使用料を徴収している。

 

(大和委員)

安全でおいしい水を供給するためには、値上げを含めてやむを得ないと感じた。一般家庭の多くは口径13mmを使っていると思うが、8立方メートルまでは基本料金800円の負担だけで、従量料金が全くかからないのは、おかしいような感じがする。そのようなところを見直し、従量区分の単純化の検討を進めていただきたい。施設の老朽にかかる更新に対応し、逆ザヤ現象も解消し、引き続き安全安心な水を提供するためには、市民に納得していただいた上で、水道料金の改定をすることもやむを得ないと感じている。

 

(平川会長)

確かに、基本料金だけで済む方は多いと思われる。全体の4分の1くらいということだが。

 

(大和委員)

前橋市は、他市と比べても、水道料金の値上げはずっと据え置きされているため、今回は、改定の方向で進めていっていただけたらと思う。

 

(吉田(和)委員)

水道局の行財政改革について、お聞きしたい。

 

(井上水道局長)

水道局は、すでに委託化が進んでいる。例えば、浄水場の運転、水道の検針業務、料金徴収などは民間に委託している。また、コンセッションは取り入れず、業務を継続できるよう努めている。

 

(2)令和2年度当初予算(案)の概要について

(吉田(和)委員)

配水管の取替はどのように進めているか。

(佐藤水道整備課長)

経過年数、漏水している確率などを点数化して、布設替え計画を作り、取り替えている。

 

(吉田(和)委員)

漏水しているかはどのように分かるのか。

 

(佐藤水道整備課長)

漏水調査を行っている。全市内で地区を限定しながら進めている。

 

(吉田(和)委員)

さまざまな要因を集積し、分析することが必要だと思う。布設替えをした配水管の中の状態を市民に伝えることで、これでは取り替えなければならない、費用がかかってもやむを得ないと理解していただけるのではないか。

 

(平川会長)

この審議会でも、管の内部を写真などで見せていただくことは可能か。

 

(佐藤水道整備課長)

可能である。

 

(3)下水道排水設備指定工事店の違反行為に係る要綱の改正について

(吉田(和)委員)

違反内容の具体例を記載した方が良いのではないか。

 

(平川会長)

関係法規にそのとおり書いてあるということか。

 

(樋山経営企画課係長)

そうである。

 

(紺委員)

この規定の仕方で問題ないと思われる。排水設備指定工事店の事業者が見て内容が分かれば良いかと思う。

 

(樋口委員)

この仕事に携わっている人であれば、理解できるのでないかと思う。

 

(平川会長)

この違反内容を見た場合、事業者に分かってもらえる内容であるか。

 

(金田下水道整備課長)

新規指定のときに詳しく説明させていただいており、一定の共通認識はとれていると考えている。

 

(紺委員)

民法の改正により、「かし」という言葉は「契約不適合」という表現になるため、ご確認いただきたい。

 

(吉田(和)委員)

この要綱を理解できるかということを、業者に聞いてみるのも良いのではないか。

 

(平川会長)

新規指定の際には、引き続き、丁寧な説明をしていただければと思う。

 

4 閉会

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更新日:2020年03月24日