第37回水道事業及び公共下水道事業運営審議会
審議会名
水道事業及び公共下水道事業運営審議会
会議名
第37回水道事業及び公共下水道事業運営審議会
日時
令和3年3月19日(金曜日)午前9時58分~11時26分
場所
前橋市水道局3階会議室
出席者
委員
平川会長、中島副会長、田中委員、齊藤委員、吉田(重)委員、紺委員、寺澤委員、樋口委員
事務局
稲垣公営企業管理者、井口水道局長、阿佐美経営企画課長、茂木水道整備課長、篠田浄水課長、田村下水道整備課長、大舘下水道施設課参事、橋本経営企画課課長補佐、樋山経営企画課課長補佐、細野経営企画課副主幹、高橋経営企画課主任、稲村経営企画課主事
議題
1 答申書案について
2 今後の料金改定スケジュールについて
3その他
会議の内容
1 開会
司会:阿佐美経営企画課長
2 あいさつ
稲垣公営企業管理者
3 報告
委員8名が出席しており、委員数の過半数に達していることから会議が成立している旨を事務局より報告、また、水道事業及び公共下水道事業運営審議会条例に基づき、平川会長を議長として議事を進行した。
会議を非公開とすること、議事録署名人は平川会長と樋口委員とすることが確認された。
4 議事
1 答申書案について
(議長)
答申書案について、各委員さんからご意見をいただきたい。
(委員A)
平均改定率23%程度、ということはこれまでの審議会で説明を受けて、委員の皆さんも理解しているのではと思う。各業種においてコロナ等の影響が大きい。料金改定を一度に行うのではなく、期間を定めて段階的に上げるという言葉を附帯意見に追加してもらいたい。
(委員B)
附帯意見に水道サービスの向上について追加されたが、情報発信と広報の充実だけでは市民の立場からすると不十分だと思う。
(委員C)
答申案は概ね良くできていると思う。20年以上値上げしてこなかったことは良いことではないと考えている。前回の値上げの時にどのような形式で行ったかを確認していないが、「4年ごと」と明記してあるので定期的に見直してほしい。
(議長)
平成11年度の改定の時はどのような形式で改定していたのか。
(事務局)
平成11年度の値上げの時には審議会形式は取っていなかった。
(委員D)
答申書案はよく作られていると思う。4年間の財政計画期間でしか見直しはできないのか。逆に4年と限定されてしまう気がする。不測の事態が起きたときに、すぐ翌年にも変更は可能か。
(事務局)
財政計画は4年ごとに作成しているが、不測の事態が起きたときには計画期間中1年、2年などでも対応可能である。
(議長)
「段階的に」と入れてしまうと、但し書きで「2年ごと」等を入れることになるか。
(事務局)
検討させていただいて、会長、副会長と調整させていただきたい。
(委員E)
概ねよくまとまっていると思う。「負担の公平性」の使い方についても気になっていたが、今回の資料で納得できた。附帯意見のところで前回の改定が20年以上前なので、「4年ごと」と限定されてしまう気がして、気になる。
(委員F)
「段階的に」というのは、企業に対することか、それとも全体に対することか。
(委員A)
全体に対することである。また令和4年に23%を一度に上げるのではなく、緩やかに23%上げるようにしたらどうかということである。
(委員F)
そういうことであれば、賛成である。
(委員G)
概ね良くできていて、分かりやすくなっている。
(委員B)
段階的に上げるとあったが、20年以上料金改定していなかったことを努力として伝えるのか、反省として伝えるのか。それによって附帯意見の方向性が変わってくると思う。
(委員A)
審議会として附帯意見として意見を出しておき、市が考えた最終案を作るときに、柔軟な考え方をしていただく、という意味で申し上げた。
(議長)
附帯意見を増やすことは問題ないか。
(事務局)
問題ない。
4年間で23%必要であるが、現在の経済状況を考えると、最初の2年間は低く、次の2年間で段階的に上げるとしたらどうなるかの計算をしてみたいと思う。
全員の意見が一致しなくても、選択肢が広がるので、いろいろなご意見があることが有難い。
(委員A)
23%という改定率は審議会として必要と判断した意見であり、その率を下げろと言っているわけではない。しかし、いきなり一度に23%と示された時に市民がどのような反応をするかが気になる。
(事務局)
今後必要な施設の更新などで必要な経費を考えると23%が必要だということは事実である。今回ご意見をいただいた、段階的に上げることができるかなどを検討していきたい。水道局としても、23年ぶりの料金改定は健全な経営とは考えていない。4年に関わらず、毎年度経営状況を検証しながら進めていきたい。
(議長)
「4年ごと」や「段階的」というキーワードが出てきたが、「4年ごと」と表現しても途中で変えることは可能だということである。「段階的に」という言葉を加えることとして良いか。(反対意見無し)
水道サービスについての表現については、もう少し踏み込んで文章を加えるか。
(委員A)
市民は安心して水道を利用できるように、ということを求めている。情報を伝えられるだけでは理解されない。
(委員E)
現在は、一方的に情報を伝えることが多く、直接市民の意見を聞く機会が少ない。地区別懇談会のような形で、市民との対話の機会を設けたらどうか。出前講座は申し込みを待って開催するものなので、積極的に市民の色々な意見を聞く機会を設けてほしい。
(議長)
参考資料に出前講座のことが記載されている。夜間や土日にも開催できるのか。
(事務局)
要望があれば対応可能である。
(委員B)
今までの情報発信は一方通行であると感じている。
(委員G)
出前講座はどのように開催されるのか興味がある。
(議長)
出前講座について、具体的に内容などは決まっているのか。
(事務局)
こちらで想定していたのは出前講座だったが、広く意見を聞く機会を設けてほしいというご意見を今回いただいたので、附帯意見の市民サービスの部分について表現を検討させていただきたい。
(事務局)
附帯意見の(2)については「財政計画期間においても経営状況等を勘案して段階的な見直しを実施することに努める」、とさせていただけば、皆さんのご意見が反映できるかと思う。(5)については積極的な情報発信や広報の充実とともに「多種の対応の迅速性」等の表現を追加させていただきたい。
(議長)
先ほどの事務局のご意見部分を追加しても良いか。(反対意見無し)
(事務局)
本日欠席の委員より意見が届いているので、紹介させていただく。基本水量の部分について、赤字の部分については取ってしまい、もっとシンプルにした方が良いのでは、とのご意見があった。
(委員E)
今のご意見を聞き、表現を短くした方がすっきりすると思った。
(委員B)
「公平性」の表記について、削除する箇所と残す箇所があり分かりづらい。
(事務局)
最初に料金体系全体で「公平性」という言葉を使い、個々の内容部分にも「公平性」がかかっていると修正させていただきたい。
(議長)
来週26日までに事務局と会長、副会長で調整させていただき、市長に提出させていただきたい。
(事務局)
今日の皆さんのご意見を踏まえて、事務局と会長、副会長で調整をさせてもらい、完成した答申書を26日の答申より前に皆さんにお知らせしたい。
2 今後の料金改定スケジュールについて
(事務局)
出前講座については、議会での議決の前後で内容が変わる。また、地区懇談会などの実施も検討していきたい。
(委員F)
出前講座は待っているだけではなく、水道局から各地区の公民館などに出向いたらどうか。水道に関して楽しい話をしながら、料金値上げの話も一緒にすればよいと思う。
3 その他
(事務局)
1点目は、令和3年度の当初予算の概要についてであるが、資料をお配りしたのでご覧いただきたい。
2点目は、臨時用や公衆浴場用の水道料金についてであるが、これは政策的なものなので、委員さんにご審議をいただかずに、水道局側で決めさせていただきたい。(反対意見無し)
(委員B)
今回の答申には関係ないと思うが、自動検針などは考えているのかお聞きしたい。
(事務局)
スマートメーターについては、東京電力や東京ガスなどは実施している。赤城山の山頂などでは雪のため検針ができないこともあるので、メリットはあると考えている。水道局単体で行うにはコストがかかりすぎてしまうため、電力やガス会社と通信ネットワークを共有して行うなどの検討をしていきたい。水道メーターは地中に埋まっているため、電源の確保や水没してしまう恐れが高いことが課題である。
水道メーターは法律により8年で交換する必要があるため、スマートメーターのコストが回収できるかという課題もある。
(委員B)
現在は技術も進んでいる。今後も検討を継続いただきたい。
5 閉会
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更新日:2021年05月25日