【水道局】下水道水質事故に備えて
水道局では、上下水道に異常が発生した時には早期の復旧に向けて対応することとしています。
下水は水質浄化センターで浄化し河川に放流しています。水質浄化センターに届くまでにはマンホールポンプやポンプ場などを経由してきます。水質浄化センターに流入する前に機器故障や水質異常が発生すると周辺の環境に大きな影響を及ぼすことになります。下水道施設課では、故障・事故が発生しないように日々点検業務を行い、また、事故発生時には早急に復旧対応ができるように準備や訓練を行っています。
マンホールポンプの故障

孔内作業は、内部の酸素濃度やガスの有無の確認などの安全確認をしてから行います。
低い土地の汚水を処理場等へ送水するためのマンホールポンプ(市内80カ所)が故障すると、汚水の溢水が発生し、近隣家庭で汚水が流せず、不衛生になります。
そのため遠隔で監視し、故障時はすぐに調査修繕等を実施しています。
下水道の水質異常
事故で油が漏れたり工場から鉛等の有害物質が下水道へ大量に流入すると、下水管を損傷したり、汚水処理が不十分になり、下流での取水停止や正常な状態に戻すために大量の薬品が必要になります。
日々安全のために水質検査で監視しています。

水質浄化センターでの採水作業はばっき槽や最終沈殿池で定期的に行っています。

採水した水は、下水道施設課の検査室で水質検査を行います。

採水作業は工場の除害施設や排水マンホールで定期的に行っています

浄化した水の利根川への放流口でも定期的に採水作業を行っています。
下水道水質事故訓練
工場、病院、食品製造工場等から排水される高濃度の有害物質や高負荷の汚濁物質を含む下水が水質浄化センターに流入し、水処理に影響が出た場合を想定した訓練を実施しています。仮に水処理に影響が出ると、市民生活や利根川下流域の水質に悪影響が出る場合があります。

油の混入の場合は吸着マットを設置して回収を図ります。

水質検査により混入した物質の確認を行います。

混入した物質などにより対応方法は変わります。
お願い
下水道の利用にあたっては、ルールを守り、油類や薬品などの流出がないようにお願いします。
流出してしまった場合には、早急にその後の流出防止措置をとるとともに水道局下水道施設課に連絡をお願いします。
なお、修繕や処理を道路上や敷地内などで行う場合もありますが、皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。
参考
この記事に関する
お問い合わせ先
水道局 経営企画課 管理係
電話:027-898-3011 ファクス:027-234-5544
〒371-0035 群馬県前橋市岩神町三丁目13番15号
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更新日:2025年01月22日