第61回 前橋市都市計画審議会
審議会名
前橋市都市計画審議会
会議名
第61回前橋市都市計画審議会
日時
2021年4月27日(火曜日)
午後2時00分~午後3時00分
場所
市庁舎11階 北会議室
出席者
【委員】
鈴木会長職務代理者、植木委員、紺委員、萩原委員、西村委員、中島委員、近藤委員、藤江委員、長谷川委員、石塚委員、福井委員(代理:宮内様)、塚越委員、須永委員(代理:間瀬様)、深町委員、江原委員、北爪委員、後閑委員、神田委員
【幹事】
青木未来創造部長、関財務部長、長岡建設部長、今井水道局長
【事務局】
金井都市計画部長、宇田都市計画課長、樋口課長補佐、原澤副参事、酒井副主幹、清水副主幹、田部井副主幹、岡主事
欠席者
松井会長、大塚委員
議題
第一 議事録署名人の指名
第二 議案上程
第1号議案 前橋都市計画道路の変更(3・3・78号昭和大橋大胡線の変更)について
第2号議案 前橋都市計画道路の変更(3・4・91号山王駒形線ほか2路線の廃止)について
会議の内容
1 開会
宇田都市計画課長(進行役)
・定足数の報告
20人中18人の出席により、審議会条例第六条第二項の規定による2分の1以上の定足数を満たしており、審議会が成立していることを報告した。
2 あいさつ
山本市長
3 委員自己紹介
新任となった委員が、自席で自己紹介を行った。
4 幹事等自己紹介
各幹事が、自席で自己紹介を行った。
(各幹事は、審議会に常時出席する旨を報告)
5 議事日程
第一 議事徳署名人の指名
鈴木職務代理者により、前橋市都市計画審議会運営規則第九条第二項の規定に基づき、議事録署名人として中島委員、藤江委員が指名された。
第二 議案上程
【第1号議案・第2号議案】
(清水副主幹)
都市計画課の清水と申します。よろしくお願いいたします。
第1号議案、第2号議案について関連する議案のため併せて説明させていただきます。
お手元の議案書の目次をご覧ください。
第1号議案「前橋都市計画道路の変更(3・3・78号昭和大橋大胡線の変更)」につきましては、都市計画法第21条第2項の規定により準用する同法第18条第1項の規定により群馬県が前橋市に意見を聴き定める都市計画であることから、「2号案件」として、本審議会に諮問するものです。
また、第2号議案の「前橋都市計画道路の変更(3・4・91号山王駒形線ほか2路線の廃止)」につきましては、都市計画法第21条第2項の規定により準用する同法第19条第1項の規定により、前橋市が定める都市計画であることから、「1号案件」として、本審議会に付議するものです。
資料は議案書1ページから8ページ、図面はA3用紙の図1から図7です。
それでは説明に入らせていただきます。
スライドをご覧ください。
本市では、社会情勢の変化や建築の制限などによる課題を踏まえ、未整備となっている都市計画道路の役割や機能を改めて検証し、決定当時と比べて必要性の低下した道路の計画変更、廃止等を検討するための「都市計画道路見直し計画案」を作成し、平成30年度に公表しております。
こちらがその見直し計画案になります。今回はこの計画案に基づき、市南部に位置します3路線の廃止並びにこれに伴う交差点部の変更を行うものです。
お手元の資料は、図3の総括図をご用意ください。
なお、 今回の都市計画変更に伴う手続きにおいて、第1号議案の総括図、計画図は第2号議案のものと同じであることから、第2号議案の資料によって説明させていただきます。
お手元の図面には記載がありませんが、スクリーン上の図面には主な目印を記載しております。
総括図では、今回変更する路線のみ、黄色、赤、青に着色しております。黄色は変更前、赤は変更後、青は変更なしの箇所です。
(都)3・3・78号昭和大橋大胡線は、主要地方道高崎駒形線及び主要地方道藤岡大胡線の一部を含み、高崎市、前橋市南部及び大胡地区を結ぶ幹線道路です。
また、(都)3・4・91号山王駒形線及び(都)3・4・93号東善町南線は、駒形第一土地区画整理事業に併せて計画された地区幹線道路です。(都)3・4・95号西善力丸線は、力丸工業団地と周辺の主要幹線道路を結ぶよう計画された地区幹線道路です。
今回の主な変更は、山王駒形線、東善町南線及び西善力丸線の3路線を廃止するものです。また山王駒形線の廃止に伴い、昭和大橋大胡線の交差点部の形状を変更するものです。
ページめくっていただき、図4の計画図をご覧ください。
山王町二丁目の住宅団地と(都)3・4・90号中内駒形線を結ぶ黄色の路線が今回廃止する山王駒形線です。この廃止に伴い昭和大橋大胡線の交差点を現在の整備形状に合わせて赤色の線の形に変更します。
こちらが、山王駒形線、昭和大橋大胡線の交差点拡大図です。
ページめくっていただき、図5の計画図をご覧ください。
(都)3・4・90号中内駒形線と(都)3・4・87号西善駒形線を結ぶ黄色の路線が廃止する東善町南線です。
ページめくっていただき、図6の計画図をご覧ください。
昭和大橋大胡線から南に伸びる黄色の路線が廃止する西善力丸線で、図6は路線全体の北側部分となります。
ページめくっていただき、図7計画図をご覧ください。
(都)3・4・94号力丸団地通線に接続する黄色の路線が廃止する西善力丸線の南側部分となります。
続きまして、住民意見反映措置等の報告です。
まず、説明会についてですが、令和2年10月に下川淵公民館、永明公民館、上川淵公民館の3会場で2回ずつ、計6回実施し、参加者の反響は概ね良好でした。
その後の公聴会については令和2年12月8日から12月22日まで原案を閲覧に供した結果、公述申出が無かったことから中止しました。
また、都市計画法第17条に基づく都市計画の案の縦覧につきましては、令和3年2月19日から3月5日まで行いましたが、縦覧者はなく、意見書の提出もありませんでした。
議案書にお戻りいただきまして、4ページの昭和大橋大胡線の新旧対照表をご覧ください。
今回の変更では、交差点部の変更であることから、主な表記の変更はありません。
議案書の8ページの山王駒形線ほか2路線の新旧対照表をご覧ください。
今回の変更は廃止であるため、変更後は「なし」となります。
以上の変更内容が、議案書の3ページ、7ページの計画書となっております。
第1号議案、第2号議案についての説明は以上です。
ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
(鈴木職務代理者)
ただいま事務局から説明がありましたとおり、第1号議案につきましては、群馬県の決定案件であり、本審議会での意見を受けて群馬県知事が都市計画を決定することとなります。
また、第2号議案は前橋市の決定案件であり、本審議会での議決を受けて前橋市長が都市計画を決定することとなります。
それでは、第1号議案及び第2号議案は関連する案件であるため一括して審議いたします。ご意見やご質問はございますか。
【第1号議案・第2号議案質疑応答】
(深町委員)
2号議案についてですが、3・4・95号西善力丸線の北側が工業団地の造成予定地であると思われますが、今回の廃止に伴う支障はないのでしょうか。
理由書の中には「必要性が都市計画決定時に比べて大きく低下した」という文面があるのですが、道路がつながるところとつながらないところが計画上あるのですがそこを踏まえたうえでの事務局の考え方をお願いします。
(清水副主幹)
ご質問の新規工業団地は今回廃止を予定する西善力丸線の東側にある3・4・100号西善玉村線沿線において計画されており、昨年度、市街化編入等の都市計画の変更を行っております。この西善玉村線は工業団地の造成と合わせて一部整備が予定されており、将来的には力丸工業団地の北側の都市計画道路3・4・94号力丸団地通線に接続する計画となっております。
また、廃止を予定する西善力丸線は現道幅員が約10mあり、車両通行の機能は概ね確保されていることから、都市計画道路としては廃止しても支障が無いものと考えております。
(深町委員)
昭和大橋大胡線の信号の南東に病院がある交差点があると思いますが、昭和大橋大胡線は4車線で広いですが、その交差点より南側が整備されないと交通のネックとなるのではないかと感じますが如何でしょうか。
(金井部長)
ご質問の交差点は西善玉村線の北側部分と思われますが、先ほどの担当の説明のとおり、こちらにつきましては、工業団地の整備と一緒に都市計画道路の整備を行う予定となっております。
なお、公表しております都市計画道路の見直し計画案は、将来的な交通量等を精査し存続する路線と廃止する路線を整理しており、西善力丸線は廃止候補、西善玉村線は存続候補となっております。
(鈴木職務代理者)
深町委員さん大丈夫でしょうか。
(深町委員)
はい、わかりました。ありがとうございます。
(鈴木職務代理者)
ほかにございますか。
【第1号議案・第2号議案採決】
(鈴木職務代理者)
ほかにご意見等ないようですので、第1号議案、第2号議案それぞれ案件ごとに採らせていただきます。
第1号議案「前橋都市計画道路の変更(3・3・78号昭和大橋大胡線の変更)について」原案どおり同意することについて、賛成の方は挙手をお願いします。
挙手全員
(鈴木職務代理者)
挙手全員でありますので、第1号議案については原案どおり同意されました。
異存がないこととして群馬県に回答させていただきます。
続けて、第2号議案「前橋都市計画道路の変更(3・4・91号山王駒形線ほか2路線の廃止)について」を原案どおり議決することについて、賛成の方は挙手をお願いいたします。
挙手全員
(鈴木職務代理者)
挙手全員でありますので、第2号議案については原案どおり議決されました。
それでは、そのほかに委員の皆様から何かございますか。
(長谷川委員)
関連しまして、せっかくの機会ですから質問させていただきます。
平成30年度に人口減少や将来のまちづくりなどを踏まえて部分廃止路線を10路線、廃止路線を12路線、合わせて22路線の見直し案を公表されたわけですけれども、その後、私も都市計画審議会委員をしばらくやっておりませんでしたので、十分把握しておりませんが、これまでに今回の廃止を含めて何路線の都市計画決定の廃止をされたか参考に伺います。
(宇田課長)
先ほどのご質問ですが、今までに廃止した路線は1路線です。今回の3路線の廃止と合わせて4路線になります。
(鈴木職務代理者)
よろしいでしょうか。
(長谷川委員)
4路線の廃止ということですが、進捗が順調なのかどうかについては私も判断できませんが、以前この見直しを審議する都市計画審議会で発言をしたのですが、例えば県庁群大線ですが、現在、臨江閣のところから三中通りまでの区間については、20年近くかかったと思いますが、石川橋も新しくなり全線が完了するのも近いものと思います。
この路線は、群大附属病院のところの前橋箕郷線まで都市計画決定されており、三中通りから前橋箕郷線までの区間は次の事業として計画があることから存続候補に挙げておられます。
県庁群大線の西側には、三中通りから飛石稲荷神社のところにでる飛石稲荷線が都市計画決定されており、この路線も部分存続候補になっています。
2路線とも、三中通りから前橋箕郷線までの昭和町の密集市街地を抜ける路線であり、同じ地域の2路線を整備するには財政的な負担の増大や工期も長くなることも想定されることからどちらか1路線にしたほうがいいのではないかという意見を申し上げました。
それから約3年経ちましたが、その間にそういった議論がされたのか、また、平成30年の見直しのままなのかについて伺いたいたいと思います。
(金井部長)
平成30年度に都市計画道路の見直し計画案を公表しておりますが、計画案作成においては、路線毎の必要性の検討のほか、20年先の将来的な交通量を見据えて、全体のネットワークの中での、その路線の機能を検討し、最終的な判断を行っております。
例えば、その路線を廃止した場合、周辺道路の交通渋滞発生の可能性や危険性の有無などを精査し、廃止や部分廃止等を決めているものです。
なお、見直し計画案において存続候補となっている路線の追加廃止の検討については、現在進めているものではありませんが、今後、コロナ禍による交通体系、生活様式の変化やそれに伴う法律改正の状況に応じて、伊勢崎市や高崎市など周辺自治体とも連携のうえ検討していきたいと考えております。
また、廃止手続きの進捗についてですが、都市計画決定は元々都市計画上の合理的な理由があり決定したものであり、今まで30年、40年も建築制限を加えてきたものを廃止するにあたっては、十分な地元との合意形成が必要です。そのため、今回の廃止の手続きも通常より多くの説明会を開催するなどの対応を行っており、通常の手続きより時間が掛かっている状況です。
(長谷川委員)
慎重に住民の意見を尊重しながら進めていくということは理解できますが、都市計画道路の整備手法はいくつかあり、区画整理事業の中で道路整備をする、街路事業や道路事業により用地買収等をおこない道路整備をする等、事業手法によって道路建設課や市街地整備課などの部署が取り組むことになります。
事業実施となると大きな事業になりますし、例えば用地の先行買収や先行取得などを行うとなれば早くからその路線の方向性を出していかなければならないですし、また、途中からは見直しをすることはできませんので、先ほど申し上げた前橋箕郷線に向かう近傍の2路線を同時に整備するということになると、やはり過剰投資ということにもなりますので、ぜひ現状のまちの住宅の集積状況などを良く分析をし、生活道路の日常的な道路整備もなかなか財政が厳しくてやれないという状況の中で、事業費もかかり財源も必要な都市計画道路の整備についてはぜひ、慎重に横の連携を取りながら実施していただきたいと思います。
(鈴木職務代理者)
そのほかに委員の皆様から何かございますか。
それでは、事務局から何かありますか。
【次回審議会の開催について】
(樋口補佐)
次回審議会の日程についてですが、未定となっております。なお、日程につきましては確定次第、ご連絡させていただきます。
更新日:2022年06月20日