第3回前橋市歴史的風致維持向上協議会

審議会名

歴史的風致維持向上協議会

会議名

第3回前橋市歴史的風致維持向上協議会

日時

令和3年9月29日(水曜日)14時55分~16時30分

場所

前橋市本庁舎11階南会議室

出席者

委員

手島会長、戸所副会長、村田副会長、大塚委員、西尾委員、星委員、日下田委員、金井委員、藤井委員

オブザーバー

大隅主事(群馬県都市計画課まちづくり室)、笹澤主幹(群馬県文化財保護課)、稲垣まちづくり推進チーム長(前橋商工会議所産業政策部)

事務局(都市計画課)

宇田都市計画課長、高瀬課長補佐、原澤副主幹、石井主任

歴史まちづくり推進委員会委員・WGメンバー

田中参事、大友副参事(以上、文化国際課)、須藤補佐、小川副主幹(以上、文化財保護課)

欠席者

後藤委員、堀込委員、平石委員

議題

1 歴史的風致の構成について

2 歴史的風致・重点区域等について

配布資料

会議の内容

1 開会

委員紹介、配布資料の確認

2 議事

(1) 歴史的風致の構成について

事務局より、資料に基づき説明があった。

(1)に係る質疑応答

(戸所副会長)

P1前橋公園における建造物では、「さちの池」と利根川沿いの「霞堤」が残っているが、そういった建造物は掲載しないのか。霞堤については、現在も機能しているかは不明であるが、防災的な観点では、近年では珍しいものであると思う。

(高瀬課長補佐)

「さちの池」については、コラムとして掲載している。「霞堤」については、記載がないため、調査をして追加を検討したい。

(戸所副会長)

コラムの「親子三羽鶴の噴水」に関しては、石碑が存在する。それも関連させているのか。石碑については、前にあった場所から移転しているようである。

(高瀬課長補佐)

銅像の説明はしているが、石碑については記載していないため、調査をしたい。

(戸所副会長)

P3の総社であるが、前橋城下では、龍海院の「12.酒井氏歴代墓地」が建造物として挙げられているが、総社にある秋元公の歴代墓地については掲載しないのか。

(高瀬課長補佐)

秋元公の墓地については、「6.宝塔山古墳」の中で記載しているとともに、活動内容においても秋元公顕彰会の世話人会による清掃活動を詳細に記載している。

(戸所副会長)

旧佐渡奉行街道については、大渡橋から鍵型の道路に至るまで、短冊型の地割が残っているが、その点について考慮して記述しているのか。

(高瀬課長補佐)

おっしゃるとおりで、先日、国交省からも指摘があった。つまり、旧佐渡奉行街道に宿場町らしい痕跡が残っているのであれば、文中に記述すべきという指摘であったため、奥行きがある地割についても、文中で表現している。

(戸所副会長)

総社山王地区については、現在も稼働している蚕糸技術センターを一体として考え、掲載できるか。

(高瀬課長補佐)

もちろん考えることは可能である。この点は、項目としては出てこないが、本文中には、県立原蚕種製造所の分場として記載している。

(村田副会長)

全体的な話であるが、建造物の欄では、一方で鳥居が掲載されているものもあれば、拝殿のみ掲載されているものもある。阿久沢家住宅のようなものであれば、住宅だけでよいであろうが、寺社では、例えば、元景寺は秋元氏の位牌堂があるし、光巌寺には秋元氏の霊廟がある。

その意味でも、寺社などでは、どのようなものかわかっているのであれば、具体的な建物名や墓所名を建造物として掲載した方がよい。

また、P5の「7.赤城大鳥居」とあるが、実はこの鳥居は、昭和40年代の初めに建ったものであるが、元の鳥居は近隣の小暮神社に移転し、市の重文になっている。そのため、位置付けるとすれば、移転した元の鳥居であると思うが、その点を併記すれば、歴史性がよく表現できると感じる。

さらに、P1前橋公園であるが、群馬会館は臨江閣と密接な関係がある。明治43年の一府十四県連合共進会に合わせて、前橋において電気が通った、チンチン電車が通ったのであるが、臨江閣は共進会の接客所として造った経緯があり、また、群馬会館も元々は物産陳列所である。

その意味でも、共進会は、前橋が近代化、都市化したすごいイベントだったわけで、群馬会館もそういった流れで考えると、関連する建造物なので、コラムであっても掲載した方がよい。

(星委員)

建造物、活動内容どちらにも言えることであるが、1.からの順番について、何らかの序列を考慮しているのか。

(高瀬課長補佐)

特にルールはないが、国交省との協議の中で、活動の要素や、活動内容の説明の流れに建造物も合わせる等の理由により順番を決めている。

(星委員)

建造物や活動内容の並び方によって前橋のストーリーがわかるようにすべきである。P2のシンボルとしての広瀬川河畔を例にとれば、活動内容は資料にある順番でよいのか、その活動を直接支える建造物であるとか、そういったことがわかるような記述をお願いしたい。

また、P5の赤城山信仰と南麓集落にみる歴史的風致であるが、赤城山の山頂から南部にかけて、非常に広範囲に渡っており、ここに挙げられていない建造物や活動などとの地域的な関連性はどこで述べられるのか。

(高瀬課長補佐)

大きな歴史は第1章で述べている。第2章については、歴史的風致を構成している活動にフォーカスを絞ってエリア取りをしているため、北から南まで広範囲な区域となっている。確かに、その間には、必ずしも赤城山信仰に関連しない建造物や活動もあるが、表題としては赤城山信仰と南麓集落にみる歴史的風致としている。

(手島会長)

今、いただいた意見を反映させて、事務局は、次回、文案を提示すること。

(2) 歴史的風致・重点区域等について

(議事内容非公開)

3 その他

今後の日程等について

4 閉会

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更新日:2022年05月11日