桑町
You can change the language using "Menu" above.
〜旧町名を記憶する場〜 桑町
現在の中央通りを中心とする一帯はかつて「桑町」と呼ばれていた。※江戸時代から昭和41年(1966)まで
『前橋風土記』(貞享元年)に見える下之町が竪町・横町(横山町)・桑町に分かれて成立。町内に桑の大木があったことが町名の由来であると言われている。
江戸時代の「祇園祭り」では、藩主松平大和守家から「巴」の紋を賜ったが、松平家が「右巴」であったことから、「左巴」にして桑町の紋として使った。桑町の山車（祭屋台）の人形は牛若丸であったが、日露戦争後に神武天皇に替わった。
明治27年(1894)、総社の天狗岩用水を利用した前橋電燈株式会社が創設されたとき、率先して電気をつけたのは桑町であった。明治40年（1907）刊行の『前橋繁昌記』によると、町内に土木2、工業2、衣服9、荒物12、雑貨9、料理4、飲料4、乾物青物など8、砂糖並菓子6、医療4、髪結銭湯1の商家が見える。明治40年頃まで桑苗市でにぎわったという。
桑町は、連雀町、紺屋町、横山町、竪町などに囲まれた小地域だが、前橋切っての目貫き通りとなり、代表的な商店が立ち並んだ。中心六商店街が形成されると、ライバル商店街との競争から「ネオンアーチ」を共同事業として完成させ、桑町通りは「鈴蘭街」と呼ばれる賑わいを築いた。
昭和3年桑町神武天皇山車
（片原通り横山工場前）
桑町街ネオン
昭和10年ごろの桑町通り
この記事に関する
お問い合わせ先
都市計画部 都市計画課
電話：027-898-6943 ファクス：027-221-2361
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
お問い合わせはこちらから
更新日：2024年11月28日