第1回前橋市新最終処分場整備検討委員会

審議会名

前橋市新最終処分場整備検討委員会

会議名

第1回前橋市新最終処分場整備検討委員会

日時

平成29年12月18日(月曜日) 午後2時00分から午後3時30分

場所

前橋市役所3階 32会議室

出席者

委員

荒井委員、土倉委員、西村委員、深町委員、岩間委員、佐藤委員、新井委員、久松委員、横澤委員

事務局

永井環境部長、南雲清掃施設整備室長、林担当係長、神田主査、金井主任、喜楽ごみ減量課長、関口清掃施設課長補佐兼六供清掃工場長、太田清掃施設課長補佐兼荻窪清掃工場長

欠席者

片野委員、田中委員、角田委員、前原委員

議題

  1. 開会
  2. 委嘱状交付
  3. 挨拶
  4. 委員自己紹介
  5. 職員自己紹介
  6. 議事
    (1)会長及び副会長の選出について
    (2)会議の公開等について
    (3)委員会の目的と検討体制について
    (4)基本構想の策定方法について
    (5)前橋市のごみ処理の状況について
    (6)最終処分場の仕組みについて
    (7)適地選定作業に係る基本方針(案)について

会議の内容

1 開会

南雲室長から、本日の会議は公開とすること、傍聴人は委嘱状交付終了後に入室を許可することの説明があった。

2 委嘱状交付

永井部長から各委員に委嘱状を交付した。

3 あいさつ

永井部長があいさつを行った。

南雲室長から本日の委員会出席委員数が13人中9人であり、定足数を満たしていることの報告があった。

4 委員自己紹介

各委員が自己紹介を行った。

5 職員自己紹介

各職員が自己紹介を行った。

6 議事

(1)会長及び副会長の選出について

  • 会長に荒井喜久雄委員、副会長に土倉委員を選任した。
  • 荒井会長あいさつ
  • 土倉副会長あいさつ

(2)会議等の公開について

(林係長)
資料2「前橋市新最終処分場整備検討委員会設置要綱」により説明。
本検討委員会の会議の公開については、第8条第1項で、「検討委員会の会議は、原則として公開するもの」とし、第2項では、「前橋市情報公開条例第6条に規定する非公開情報に関する事項」や、「会議を公開することにより、公正・円滑な会議が著しく阻害され、会議の目的が達成されないと認められる事項」については、会議の一部又は全部を非公開とすることができると定めさせていただいた。
また、第3項では、会議の開催時又は会議の進ちょく途中において、非公開事項に該当するおそれが生じたときや委員からの指摘があったときは、会議の一部又は全部を非公開とすることができ、この場合の審議を会長の判断により非公開で行うことができると定めさせていただいた。
そして、非公開とする場合には、第4項において、会長は、傍聴者に理由を説明するものとすると定めた。

資料3「前橋市新最終処分場整備検討委員会の会議ルールに関する取扱い」により説明。
この取り扱いに関しては、「前橋市審議会等の会議の公開に関する要領」に準じ、まず、「1 会議開催の事前公表」については、原則として開催1週間前までに公表を行うものとした。
次に、「2 会議の公開」については、先ほど説明したとおり。
続いて、「3 会議の傍聴等」について、傍聴者の定員は、会場の都合に合わせて、会長が決定し、傍聴希望者が定員を超えた場合は、先着順により決定したい。
傍聴ルールは、記載のとおりで、傍聴人に対してはあらかじめ別紙「傍聴の方へ」を配付することにより、注意事項を確認したい。
続いて、「4 会議資料の提供」について、傍聴者には配付又は閲覧により、会議資料を提供したい。
「5 会議録の作成」について、検討委員会の開催日、出席委員氏名、会議案件、議事内容等について、会議録を作成することになる委員の発言については、委員名も含めて全て記載したい。
会議録の案については、事務局において作成して、それを出席委員の方々にメールにて確認依頼を行い、確認終了後、事務局にて保存したい。
「6 会議録及び会議資料の公表」に記載のとおり、市の情報公開コーナー及び市のホームページに掲載するなどして公表したい。
「7 専門部会」について、資料2の第6条について説明。
第1項に基づいて、検討委員会には、前橋市新最終処分場の適地選定について検討を行うための適地選定専門部会を設置する。
そして、第2項に記載してありますとおり、専門部会の委員は、専門的な知識を有する者の中から市長が指名、本日、検討委員のうち学識経験者の区分により委嘱された荒井会長、土倉副会長、片野委員、田中委員、そして西村委員の5名の方に、本検討委員会委員と併せて専門委員をお願いする。
なお、専門部会については、前橋市情報公開条例第6条に規定する非公開情報に該当する内容を協議いただくことから、会議は非公開とする。
ただし、議事概要については、公表したい。

(荒井会長)
ただ今事務局から説明があったが、検討委員会の会議については、原則公開とすることとし、専門部会については非公開情報を検討するため公開しないとのことです。また、委員名については公表する、という事務局の説明のとおりとさせていただく。何か質問はあるか。

(土倉副会長)
会議録については、どのように公表するのか。

(南雲室長)
概要としたい。

(荒井会長)
会議録については、議事要旨を公表する、ということとしたい。
他にご意見ご質問も無いようなので、事務局の提案を了承することとしたい。

(3)委員会の目的と検討体制について

(林係長)
資料4「前橋市新最終処分場整備検討委員会の目的と検討体制」により説明。
「1 検討委員会の目的」は、今年の8月に策定した「前橋市最終処分場施設整備方針」に基づいて、前橋市が計画する新たな一般廃棄物最終処分場の基本構想と用地選定について、検討を行っていく。
「整備方針」については、資料5、1ページを説明。
「1 策定の目的」としては、前橋市では、循環型社会の形成を目指し、ごみの減量化・資源化の取り組みを進めているが、既存の前橋市最終処分場及び富士見最終処分場では、「ごみ」を埋め立てるための残余容量が年々減少している。そのため、今後の整備方針を策定することとした。

34ページを説明。
新最終処分場整備の基本方針は、既存最終処分場の埋立終了後における本市の処理方法として、市町村が自らの区域内において施設を整備し処理を実施する、自区域内処理の原則に基づくとともに、埋立処分の安定的な適正処理を行うため、新最終処分場の整備を計画的に推進する。また、災害廃棄物対策の検討、最終処分場の形式、環境対策、費用対効果などを検討し、最適な最終処分場を整備する。
この基本方針に則って、本市が計画する基本構想や用地選定について検討していくというのが、本検討委員会の目的になる。
整備方針の詳細については、後ほどご覧いただきたい。

「2 検討体制」について説明。
まず、清掃施設整備室において、コンサルからの助言などをもらいながら、基本構想について検討したい。
この基本構想に関しては、用地選定を含む全ての項目については、本検討委員会に対して意見を求めながら、また、用地選定に関しては、適地選定専門部会に意見を求めながら、それぞれ策定と選定を進める。
なお、「会議開催地」はいずれも前橋市。「会議」、「会議録」、「資料」については、検討委員会ではいずれも原則公開とし、専門部会では、候補地の場所や特徴などを具体的に協議していくことから、会議は非公開、会議録と資料については一部非公開としたい。
専門部会で協議した内容については、その後に開催する検討委員会の場で、報告させていただく。
この会議の公表等については議事の(2)で説明したとおり。
また、検討委員会や専門部会に対して意見を求めるのとは別に、市役所内の委員会と協議内容について、随時、調整していきたい。この庁内委員については「3」の前橋市清掃施設建設推進委員会に記載の副市長以下の関係所属長で構成している。

(荒井会長)
検討委員会は、前橋市の現在計画している新たな一般廃棄物最終処分場の基本構想及び用地選定について検討を行う。用地選定については専門部会にも諮りながら、まとめていく。
公開・非公開については記載のとおり。庁内の委員会を設けて、関係部署との調整を、清掃施設整備室と庁内委員会で行っていくとのこと。ご意見やご質問はあるか。

(佐藤委員)
コンサルは、決まっているのか。また、現在作業を進めているのか。

(南雲室長)
株式会社エックス都市研究所という東京の業者と契約しており、打合せを開始した。今後、基本構想や用地選定のたたき台を作りたい。

(久松委員)
用地選定については、この委員会でも、意見を言えるのか。

(南雲室長)
専門部会を中心に検討させていただくが、検討委員会にも報告するので、ご意見をいただきたい。

(永井部長)
水処理の問題や、地形の問題、法的な問題等の細かい部分については、まずは専門部会でやり、その後、検討委員会にも報告する。
検討委員会としての意見も伺いたい。

(荒井会長)
より実務的なところは専門部会でやって、それを検討委員会に報告し意見を伺うというスタンスだと思う。

(新井委員)
用地選定において、地域住民の意見を聴くために、代表者等を検討委員会に入れるのか。

(南雲室長)
事業の進捗にあわせて、そういった場面も必要になってくれば、皆様にお諮りさせていただいて決めたい。当面の間は、この体制で進めたい。

(荒井会長)
地元住民が絡む話も当然出てくるので、その都度考えていきたい。
他にご意見ご質問もないようなので、整備検討委員会の目的と検討体制については委員会として了承したい。

(4)基本構想の策定方法について

(林係長)
資料6「前橋市新最終処分場基本構想の策定方法」により説明。
まず、1「(1) 基本構想の位置付け」は、今回の基本構想の上位に位置付けられた計画として「前橋市一般廃棄物処理基本計画」がある。
この基本計画については、前橋市内の一般廃棄物(ごみ及び生活排水)の処理に関する計画であり、市は、その計画に従って、前橋市内における一般廃棄物を収集、運搬、そして処分しなければならないこととされてる。
この一般廃棄物処理基本計画については、資料7として配付しており、後ほどご覧いただきたい。
次に、「前橋市最終処分場施設整備基本方針」は、一般廃棄物処理基本計画の最終処分計画に定められた施策の方向性である「計画的な埋立処分と施設の整備」について方針を示したもので、先ほど説明したとおり。
この方針を受けて、今回行うのが3番目にある「 前橋市新最終処分場基本構想(建設候補地の選定)」 を策定する。
循環型社会を形成する上で、今後整備が必要となる施設について、最適な処理システムを検討するとともに、施設整備の内容を決定していく。
また、建設候補地の選定については、法規制、自然環境、社会環境保全、土地利用、経済面等のさまざまな視点から評価を行い、最終的な建設候補地を選定していく。
以後、循環型社会形成推進地域計画、施設整備基本計画、基本設計、生活環境影響調査、実施設計と進み、最後に建設工事に着手する。
それぞれの文言の説明は各印のとおり。

次に、(2)他の計画との関連性について、3ページの図により説明。
「循環型社会の形成」は、大量生産、大量消費、大量廃棄を見直し、環境負荷の低減が図られた社会を形成していくというもの。
様々な法令や計画が関係している中で、「一般廃棄物処理基本計画」の下に記載している。
今回の新最終処分場基本構想は、「循環型社会推進地域計画」策定のための基礎情報をとりまとめるもの。
今回整理する内容としては、4ページから記載の「2 基本構想の内容」となる。
第1章は「最終処分場整備基本構想」として、第1項の「基本構想策定の目的」から第9項「財政計画」までの内容を整理する。
そして、「用地選定」に関しては第2章の第1項「用地選定の目的」から第9項「建設候補地の決定」までの内容を整理していく。

次に、6ページの「3 策定スケジュール」について説明。
ここには大まかな日程と議題について記載した。
次回の日程としは、平成30年3月12日に、最終処分場の現地視察を予定している。場所は、前橋市の荻窪町にある「前橋市最終処分場」と渋川市にあります「エコ小野上処分場」の2か所で考えている。
当日はバスでの移動となるが、前橋市役所に午前9時30分頃に集合してもらい、夕方5時頃までを予定している。
委員さんの中で視察希望の方が多いということであれば、詳細を今後つめていきたいと考えているので、本件説明後に確認したい。
また、来年度は3回の委員会を予定しており、議題としては、「基本構想策定の目的」、「基本構想の概要と位置付け」、「ごみ処理・処分の現状」、「ごみ処理の将来予測」、「ごみ処理システムの検討」、「新最終処分場の基本構想」を、そして、最終の31年度は、「事業手法の検討」、「施設整備スケジュール」、「財政計画」を予定している。
次に、「 (2)用地選定」については、適地選定専門部会にいては、同じく年明けの平成30年2月16日午後2時から、第1回の会議を予定している。議題としては、「選定方法、条件、スケジュールの検討」を予定している。
また、来年度は3回の専門部会を予定しており、議題としては、「調査対象区域の抽出」、「客観的評価」、「相対的評価」を、そして、31年度は、「総合評価」、「建設候補地の決定」を予定している。
用地の選定については、整備方針から「適地選定の作業フロー」を(例示)として、7ページに記載した。
調査対象区域の抽出を行う一次選定から、客観的評価、相対的評価を経て、総合評価を行うという段階を踏まえ、建設候補地を決定していきたいと考えています。
また、現在、市では、来年の3月20日を期限として最終処分場用地の公募を実施している。
今後、新最終処分場を整備するに当たり、建設候補地の選定が大きな課題になることから、ひとつの方策として、広く市民の皆様から建設候補地を公募し、併せて情報の提供をお願いすることとした。
この用地の公募については、全国的にも実施例が少なく、確認できたものを8ページに記載したので、参考にご覧いただきたい。

(荒井会長)
視察について提案があったが、皆様の希望を伺いたい。

(委員)
良いのではないか。

(荒井会長)
それでは視察を行うこととしたい。

(永井部長)
渋川はクローズドといって、屋根があり体育館のようなところで、雨水が入らないように埋立地を囲ってある。前橋市はオープン型のため、違う施設も見ていただきたい。

(荒井会長)
それでは、視察は行うということで、日程については事務局で調整していただきたい。

(久松委員)
用地の選定だが、30年度に客観的評価や相対的評価、31年度に決定とあるが、用地は出てくるのか。

(永井部長)
用地についてはコンサルに依頼し、埋立地になりえる候補地を抽出する。それに公募の土地を加えて選定作業を行いたい。その過程において、検討委員会等の客観的な意見を伺いながら、選定作業を進めていきたい。

(荒井会長)
その他意見もないようなので,計画の位置付け、基本構想の内容、策定のスケジュールを了解したい。

(5)前橋市のごみ処理の状況について

(林係長)
資料8「前橋市のごみ処理の状況」について説明。
まず、1ページの表1「前橋市の各ごみ量の推移」は、一般家庭から出る収集ごみ、資源ごみ、それから事業系ごみの総量が表になっており、これをグラフ化したものが図1になっている。区分ごとの排出量に増減はあるが、相対的に年々減少していることが見て取れる。
平成27年度からごみ量が急減しているが、これは、清掃工場において、適正に搬入されているか展開検査を毎日実施するようにしたこと、また、工場での計量の前に、紙の「リサイクル庫」を設置したことで、ごみとして焼却される事業系ごみが大きく減少したことによるもの。
2ページの図2「1人1日あたりの排出量の推移」は、先ほどの工場での適正搬入に向けた取り組みの効果もあり、平成21年度には、前橋市と全国とでは100グラム以上の差があったものが、27年度には30グラム以下まで差が縮まったことを示している。
図3には、都道府県別の総排出量が、左から少ない順に並んでいるが、群馬県は右から4番目、つまり全国で44位という不名誉な順位になっています。
このグラフは一般廃棄物処理基本計画から持ってきているため、少し古く平成25年度のものだが、群馬県は1,050グラムで全国平均よりも、100グラム以上も多くごみを出していることになり、このうち家庭ごみだけを見ると784グラムでワースト2位となっている。
前橋市が少なくなってきたとはいえ全国と比べるとまだまだ多いということが分かる。

次に、3ページの「 (2) ごみ処理の流れ」について説明。
これは、家庭や事業所から排出されるごみの処理方法と、その後について、整理したもの。
左側に発生源の家庭・事業所、それからごみの排出区分に応じて、焼却処理や破砕選別処理などの中間処理を経て、右側の最終処分や再生利用がされている。
一番上の可燃ごみは、主に生ごみやプラスチック製品などの燃やせるごみになるが、市の3つの焼却施設において焼却処理を行った後に、焼却灰としてほとんどが埋立処分されている。一部は民間業者に処理を委託して、人工砂やセメントなどに再生利用されている。
六供清掃工場では、発電設備があることから、ごみを焼却したときの熱を利用して、発電や六供温水プールの熱源供給としても使われている。
二番目の不燃ごみについては、破砕選別処理を行った後に資源を回収し、残った不燃残渣については、埋立処分している。
「粗大ごみ」、それから乾電池や蛍光管などの「有害ごみ」、スプレー缶やカセットボンベなどの「危険ごみ」については、荻窪清掃工場や富士見クリーンステーションに保管して、その後、民間業者に処理の委託をしている。
資源ごみのうち、缶については富士見クリーンステーションで、プラスチック製容器包装については荻窪清掃工場で、ガラスびんについてはびん選別処理施設で、ペットボトルについてはペットボトル選別処理施設で、それぞれ選別、圧縮処理した後に資源化を行っている。
また、紙や衣類については、集積所やリサイクル庫、有価物集団回収などによって、回収した後に、直接、古紙問屋などに搬入されて、資源化されている。

4ページの「(3)資源化」について説明。
図5の「資源化率の推移」については、全国平均と比べると低い状態だが、近年は資源化率が年々上昇し、全国平均に近づいてきている。
図6「類似都市と前橋市の資源化量原単位の比較」については、平成25年度は、こちらも中核市の平均に、あと少しのところまで資源化率が上昇してきている。
5ページの「(4)最終処分」で、「1人1日当たりの最終処分量の推移」についても、同じ状況。

「(5)ごみ処理費用」について説明。
これは、ごみの収集、焼却や破砕などの中間処理、し尿処理、産業廃棄物対策費などごみに係る決算額を人口で除した数値。
排出量や資源化量、最終処分量などの全国平均との数値の比較に対して、ここでは全国平均を下回る結果になっている。
これは、平成21年度から27年度までの期間内に、大きな施設の更新が無かったことや、前橋市は中核市でもあり人口規模が大きいことから、ある程度のスケールメリットが出たものではないかと推定される。

「 2 廃棄物処理施設」について説明。
「(1) ごみ処理施設及び最終処分場の位置」として、前橋市が保有する各施設の位置を図示した。
各施設の詳細については、7ページから8ページに記載した。
現在、焼却施設は、六供清掃工場、亀泉清掃工場、大胡クリーンセンターの3施設、粗大ごみ処理施設は、荻窪清掃工場と富士見クリーンステーションの2施設、資源化等施設が荻窪清掃工場内にあるびん選別処理施設とペットボトル選別処理施設の2施設、そして最終処分場は、埋め立て中のものが前橋市最終処分場、富士見最終処分場の2施設となっている。
また、埋め立てが終了した荻窪最終処分場と堀越埋立地については、現在も水処理施設が稼働している。

最後に9ページについて説明。
「3 前橋市の清掃施設の現状と更新、廃止、新設の予定」として、一覧表にまとめた。
焼却施設については、六供清掃工場が現在延命化工事中で、平成31年度までの延命化工事完了後は、亀泉清掃工場と大胡クリーンセンターの2施設については、稼動を停止する予定。
粗大ごみ処理施設・資源化施設については、荻窪清掃工場が稼動から年数を経過しているため、基幹的設備改修を現在行っている。また、その他の施設については、必要に応じて部分的に修繕を行っている。
最終処分場にいては、富士見最終処分場が平成37年度、前橋市最終処分場が平成42年度に埋立完了の見込みで、その前に新最終処分場の供用開始に向けて、事業を推進していく。

(荒井会長)
ただいま事務局から前橋市のごみ処理の状況について説明があったが、ご意見やご質問はあるか。

(新井委員)
ごみ焼却のところで、六供清掃工場は延命化終了後、どのくらい先まで考えているのか。

(永井部長)
延命化工事では焼却炉を新しいものに入れ替える工事を実施している。ごみ量や使い方にもよるが、15年から20年くらい使えるのではないかと考えている。
新たな焼却施設については、平成45年から50年くらいの間に整備を進めることになるが、用地をどうするかなど、こちらにも取り掛かる必要がある。具体的には最終処分場の後になるが、少なくとも延命化後20年は使いたいと考えている。

(荒井会長)
他にご意見も無いようなので、ただ今のごみ処理の状況については了承したい。

(6)最終処分場の仕組みについて

(林係長)
資料9「最終処分場の仕組み」について説明。
まず、1の「(1) 一般廃棄物最終処分場に求められる機能」について、貯留機能、遮水機能、処理機能の3つの機能がある。
埋め立てられた廃棄物を安定して貯留するための機能、外からの地下水の流入や埋立地内部からの水の流出を防止する機能、そして、有機物の分解や汚濁物質を洗い出す機能が求められる機能ということになっている。
代表的な施設が図1に例示した。
図1に表示してある各施設の説明については、「(2) 一般廃棄物最終処分場の主要施設」に記載のとおり。
1.の貯留構造物は、廃棄物が流出しないように貯留する施設で、図では「擁壁、えん堤その他の設備」に該当する。
2.の遮水工は、貯留された廃棄物に接した雨水(浸出水)が地盤に浸透することを防ぐための施設。
3.の浸出水集排水施設は、浸出水を集めて速やかに処理施設に送ると同時に埋立廃棄物層に空気を供給する施設。図では「保有水等集排水設備」に該当する。
4.の地下水集排水施設は、地下水が高い場合に水位を低下させる施設。
5.の浸出水処理施設は、浸出水を放流出来る水質まで浄化する施設。図では「浸出液処理設備」に該当する。
6.の雨水集排水施設は、埋立地の周辺に降った雨水が埋立地内に流入することを防ぐための排水施設。図では「開渠」に該当する。
7.の発生ガス処理施設は、廃棄物の分解に伴い発生するガスを速やかに排除するための施設。図では「 通気装置(ガス抜き設備)」 に該当する。
8.の管理施設は、管理事務所、搬入管理施設(トラックスケール等)、洗車施設、立て札等。
9.のモニタリング施設は、地下水をモニタリングするための井戸で、図では「地下水の水質検査」に該当する。

「(3)廃棄物分解・安定化」について説明。
まず、1.の生物化学的作用は、埋立廃棄物中の有機物が、空気、水、微生物等によって、時間をかけて分解され、無機化、ガス化し、可溶性塩類などの無機物や有機物の分解生成物が雨水等によって洗い出され、最終的には土壌と同様の安定した物質に変わるもの。
2.の物理化学的作用は、微生物による分解作用を受けない廃棄物は、主として自重による圧密、金属の腐食による分解、プラスチック等の材質の劣化による変形などによって埋立当初の隙間が減少し、緻密になって物理的に安定するもの。

図2について説明。
廃棄物層から染み出た浸出水については、保有水集排水設備を通り、集水ピットに送られる。また、廃棄物中で発生したガスはガス抜き管を通り放出される。このガスが出て行くのと入れ替わりに、集配水管から微生物に必要な空気が廃棄物層に送られる。

次に3ページの「(4)浸出水処理施設」について説明。
図3は、浸出水が左側から右側へと送られていくことを示している。順に、浸出水取水設備、浸出水調整設備、浸出水導水設備、浸出水処理設備、そして処理水放流設備となっており、これらの設備で浸出水処理施設は構成されている。
浸出水の処理システムとしては図4のとおりだが、浸出水は様々な処理工程を経て、環境基準を満たしたうえで放流することになる。
水処理設備に入った浸出水を、カルシウム除去、生物処理、窒素除去、重金属除去、浮遊物質(SS)除去、汚れの除去などの処理を行い、最後に消毒をしてから放流する。

4ページを説明。
ここでは、オープン型処分場とクローズ型処分場の比較を行った。
オープン型処分場は、前橋市最終処分場に採用している形式で、屋根がない状態の施設。
クローズ型処分場は、風雨にさらされない屋根つきの処分場で、近隣では渋川地区広域圏清掃センターエコ小野上処分場がこれに該当する。
自然環境の制御としては、オープン型は降雨量の変動、降雪等の影響を受けるのに対して、クローズ型は屋根があり、その中で散水することから浸出水の発生量をコントロールすることができる。
周辺環境への影響としては、ごみの飛散、悪臭、害虫や獣への対応があり、オープン型は埋立物を土で覆うことで対処するのに対して、クローズ型は屋根などで対処するもの。
また、内部環境としては、クローズ型は閉鎖空間であることから換気が必要になる。
主要施設の特徴としては、貯留構造物の違いのほか、浸出水処理施設の規模がオープン型は降水量に影響を受ける分だけ大きくなる傾向にあるのに対し、クローズ型は散水量によっては小さくすることも可能。
埋立作業性では、オープン型は降雨、降雪、強風等の影響を受けるのに対して、クローズ型は受けにくいということが言る。
経費に関しては、施設規模にもよるが、記載のような違いが考えられる。

次に5ページについて説明。
「3 郊外と市街地の最終処分場」として、オープン型とクローズ型の立地の状況を、他の行政や民間施設の写真を、参考に掲載した。

(荒井会長)
事務局から最終処分場のしくみについて、機能や構造であるとか、オープン型やクローズド型の写真等について説明があったがご意見やご質問はあるか。

(久松委員)
小野上のクローズドは、今どのくらい埋まっているのか。

(永井部長)
平成26年度から供用開始し、2年半くらいなので、それほど埋まっていないと思う。全体として7万立米ある。

(南雲室長)
クローズドでも何十万立米ともなると、施設の内側に屋根を支える柱が立つことになる。屋根を支える柱が無い無柱空間のクローズド処分場としては、渋川は大きい施設と聞いている。

(永井部長)
水処理的な部分が安定的に出来るのが大きな点で、外から見ても処分場には見えないという利点がある。

(荒井会長)
他にご意見も無いようなので、最終処分場については了解したい。

(7)適地選定作業に係る基本方針(案)について

林係長から資料10「新最終処分場整備の基本方針及び建設候補地の適地選定作業に係る基本方針(案)」 に基づき、「前橋市最終処分場施設整備方針」により安全性の確保、環境への配慮、経済性の確保、透明性の確保の観点から建設候補地の適地選定を行っていく
との説明があった。

(荒井会長)
基本方針として4点をあげている。安全性の確保、環境への配慮、経済性の確保、透明性を確保していくということだが、意見も無いようなので、この基本方針について了解したい。

7 その他

特になし

8 閉会

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更新日:2019年02月01日