第4回前橋市地域公共交通再生協議会

審議会名

前橋市地域公共交通再生協議会

会議名

第4回 前橋市地域公共交通再生協議会

日時

平成30年2月26日(月曜日)14時~16時

場所

前橋市役所 11階北会議室

出席者

計画策定団体(前橋市):
副市長、政策部長、都市計画部長
公共交通事業者:
JR東日本高崎支社総務部担当部長、上毛電気鉄道取締役社長、群馬県バス協会乗合部会長、前橋地区タクシー協議会長
道路管理者:
関東地方整備局高崎河川国道事務所総括地域防災調整官、群馬県前橋土木事務所長、前橋市建設部長
公安委員会・警察:
前橋警察署交通官、前橋東警察署交通課長
住民代表(利用者):
前橋地域づくり連絡会委員長、前橋街づくり協議会直前会長
学識経験者:
前橋工科大学教授
国関係者(国土交通省):
関東運輸局交通企画課長、群馬運輸支局首席運輸企画専門官、関東運地方整備局都市整備課長
群馬県関係者:
群馬県交通政策課長、都市計画課まちづくり室長
商工・観光関係者:
前橋商工会議所快適なまちづくり専門委員会委員長
事務局:
前橋市交通政策課、都市計画課、市街地整備課
コンサルタント:
計量計画研究所

議題

報告事項

  1.  第3回協議会における主な意見と今後の対応について
  2.  パブリックコメントの実施結果について
  3. 地域公共交通網形成計画策定に係る事業評価について 

議事

  1.  地域公共交通網形成計画の確定について
  2.  今後の進め方について

会議の内容

議事要旨

1 開会

2 挨拶

3 報告

  1. 第3回協議会における主な意見と今後の対応について(資料1)
  2. パブリックコメントの実施結果について(資料2-1、資料2-2)
  3. 地域公共交通網形成計画策定に係る事業評価について(資料3)
前橋工科大学教授
  • 公共交通シンポジウムのパネルディスカッションについて補足する。群馬大学3年の川田君は「自動車は凶器である」との発言があった。先日、前橋市北代田町で発生した事故など、現在の交通課題を踏まえた発言である。
  • 本計画の中では、安全性について議論がなかったことが残念だ。前橋市では、毎年交通事故で約10人が命を落としていることを踏まえ、安全のためにも本計画の推進をお願いしたい。
前橋地域づくり連絡会委員長
  • 事故を踏まえて、過日の公共交通シンポジウムでのパネルディスカッションでも「交通に関して地域でもっと考えた方が良い」という意見があった。地域づくり連絡会でも、交通部会、交通安全部会等を地域ごとに作っていくべきであるという動きになっており、住民全体が安全について真剣に考えていく風潮になっているため、連携していきたい。
前橋工科大学教授
  • 車社会については抑制する考え方で良いのではないか。安全を考えることが重要である。
事務局
  • 交通安全という視点も重要であると考える。本計画は、公共交通の利便性を向上させるための計画であるので、裏返せば過度な車利用を抑制し、安全も確保しようとするものになっていると認識している。
会長(前橋市副市長)
  • 交通安全についてはあまり議論されてこなかった。今後、交通安全の視点も考慮しながら、交通再編を進めていきたい。
前橋工科大学教授
  • 本市の他の計画と比較してパブリックコメントの意見数が多かったと思うが、全ての意見が反映されるのか。
事務局
  • 資料2‐1の意見に対する市の考え方を示している部分で「修正する」と記載したものは反映している。今回反映できなかった意見も交通再編を検討していく中で参考にさせていただく。

4 議事

(1) 地域公共交通網形成計画の確定について
関東地方整備局都市整備課長
  • 目標値について、平成34年までに市民1人当たりの公共交通利用回数を2回増加させると記載されている。前回の協議会でも発言したが、長期的な目標を見据えても良いのではないか。
事務局
  • 市民1人当たりの公共交通利用回数について、平成28年度の現状値を57回、平成34年度の目標値を59回としている。この数値は、委託路線バス、JR、上毛電鉄のトータル利用者数を総人口34万人で割って出したものである。したがって、延べ利用回数を60万~70万回増加させないといけない。都心幹線、広域幹線はH32、33以降の本格運行を予定しているので、数値への反映がそれ以降になる。また、人口減少を加味しながら数値を算出した。
  • 本計画は5年間の計画ということで、特にこの先の長期的な目標値は新たに加えていない。
関東地方整備局都市整備課長
  • その先の目標値については、次の4~5年毎の計画見直しの際に設定していくということか。
事務局
  • そのように考えている。
上毛電気鉄道社長
  • 81ページの公共交通の問題点の整理について、前回の資料から、問題点が少なくなっているように思うが、何か理由があるのか。
事務局
  • 内容に大きな変更はないが、内容を精査して、より分かりやすくなるよう内容を整理した。
関東地方整備局都市整備課長
  • 中心市街地の問題点という部分で、表現の問題かと思うが、「路線バスのダイヤがパターン化していない」という問題と、「電車と接続していない」という問題は矛盾するのではないか。
  • また、電車との接続が必要であることは分かるが、ダイヤをパターン化する意義や、なぜパターン化されていないのか、その要因が記載されるべきではないか。問題点として足りない。
事務局
  • 現状は問題点を箇条書きにしている状況である。今後、都心幹線については、鉄道と接続するものもパターンダイヤ化を基本として、計画を策定していきたいと考えている。
前橋工科大学教授
  • 目標値について、前橋市の公共交通のシェアは3%程度であるので、倍増しても良いのではないか。また、それらのほとんどは事業者に担ってもらっているので、使いやすい公共交通について、市と事業者でよく検討していただきたい。
  • 94~95ページの重点施策の中でも、幹線バスの明確化・定時性のような背骨となるものを、スケジュールに沿って進めていただきたい。
  • 鉄軌道間のネットワーク化、交通系ICカードの導入等は、長期間を要す施策であると思う。中でも本町二丁目交差点が改良されなければ公共交通も良くならない。116ページの本町二丁目交差点周辺の改良の実施主体に県は入らないのか。
会長(前橋市副市長)
  • 本町二丁目交差点の工事主体はあくまでも国である。原則、交差点の改良は国の事業で行う。駅方面に向かう県道については、全面的な改築は検討していない。市は本町二丁目交差点周辺のまちづくりを検討するために実施主体に入っている。今後の展開の中では県も関連する可能性はあるが、今の段階では国道の改良事業ということで、このように記載している。
前橋工科大学教授
  • LRTの計画の中では、県道の拡幅が入っていたと思うが、そちらは間違いか。
会長(前橋市副市長)
  • それは交差点改良ではなくて、あくまで上電沿線市で構成する協議会におけるLRT検討計画である。LRTを通すためには県道の改良が必要である、というものである。
関東地方整備局都市整備課長
  • 鉄道駅との接続、パターンダイヤ化についてはどこに書かれているのか。
事務局
  • 鉄道との接続は104ページ、パターンダイヤ化は114ページに記載している。
関東地方整備局都市整備課長
  • 都心幹線以外はパターンダイヤ化しないのか。本数が少ないほどパターンダイヤ化の効果が出るのではないか。
事務局
  • 都心幹線だけではなく、例えばマイバスなどの循環バスもパターンダイヤ化する予定である。駅との発着を優先させた方が良いという場合もあり、必ずしも全てパターンダイヤ化するというのではなく、路線の状況に応じて検討していく。ちなみに都心幹線ではパターンダイヤ化していくというイメージである。
関東地方整備局都市整備課長
  • 都心幹線以外でもパターンダイヤ化を検討していくということなら、この書き方では読みとりづらいのではないか。
  • また、本計画ではJRの時刻までは踏み込めないのか。鉄道も含めて議論していくべきではないか。
事務局
  • 本計画ではJRのダイヤまで踏み込むことは考えていない。
群馬県バス協会会長
  • 通勤など需要が多い時間が決まっているので、パターンダイヤ化が難しいところがある。場所によってパターン化が良いところ、良くないところがある。
関東地方整備局都市整備課長
  • パターンダイヤ化は時間帯によって需要が変動しない地域であれば行えるのではないか。そのような観点から、都心幹線で導入すべきではないか。
会長(前橋市副市長)
  • 都心幹線は、パターンダイヤ化してダイヤの間隔を均一にしておけば、鉄道との接続の必要はなくなり、バスによって鉄道に乗り遅れるということはなくなる。逆に郊外から来るバスは1日の運行本数が少なく、鉄道に合わせた時間のバスである方が効果的である。そのため、パターンダイヤ化は都心幹線中心で、広域幹線は鉄道との連携を考えていこうというのが、現在の案である。
関東地方整備局都市整備課長
  • パターンダイヤ化にしておけば、決まった時間にバスが来るので、JRのダイヤに間に合うバスに乗車することができるという考えであると理解した。
関東運輸局交通企画課長
  • 概要版の施策の展開イメージと主な施策の概要は本編に入らないのか。市民にいかに注目してもらえるかが重要である。
  • 市民としては自分の住む地域がどのようになるのかが最も気になるところなので、本編にもこのような図が入れば、市民に興味を持ってもらいやすいのではないか。
事務局
  • 100ページに、幹線の明確化のイメージ図として掲載している。事務局としても市民の意識の向上が重要であると考えており、公共交通シンポジウムなども開催している。
  • 本計画はマスタープランとしてまとめているが、再編実施計画の策定にあたっては資料5-3のように、エリアごとの具体の再編イメージを示していこうと思っている。しかし、本計画の中で具体の再編イメージを示すのではなく、計画とは別の資料の中で進めたいと考えている。
関東運輸局交通企画課長
  • 地域公共交通網形成計画としては必要な要件が満たされていれば良いが、再編のイメージを市民に示していくという考え方もあるのではないか。
会長(前橋市副市長)
  • 計画書に概要版の図が入っても良いと思う。
事務局
  • 今後、7-1(施策体系)の前あたりに施策の体系として入れるよう調整する。
前橋工科大学教授
  • 103ページの公共交通不便地域の解消(地域内交通の導入)の部分で、市民が実施主体になっていることに期待している。地域内交通については、市民の関心も強いところだと思う。詳細について具体的に説明していただけないか。
事務局
  • 「住民主体」というのが一番のポイントである。城南地区では、運営委員会が設立された。地域と一体となって、地域の主体を尊重しながら、実証実験を踏まえて、本格運行に進めていきたい。
前橋地域づくり連絡会委員長
  • 地域内交通については、南橘地区にもほしい等、市民から様々な要望がある。伊勢崎市の住民とも連携できないか、という話もある。市民に興味を持ってもらうという意味では良い傾向であると思う。
前橋街づくり協議会直前会長
  • 地域住民からしてみると、バスのパターンダイヤ化や公共交通の結節について、路線図を明示してほしい。将来的に、この路線では10~15分に1本のパターンにする、乗車率の多くない路線ではJRに間に合うようなダイヤにする、など路線ごとに明示されれば、自分たちの住んでいるところの見極めができる。絵で見せられると地域住民が、より自分のこととして地域の公共交通について考えるように、話すようになるのではないか。
  • 公共交通シンポジウムについても、1回だけでは参加できない人もいたかもしれない。複数回実施していただき、目で見える形で公共交通施策を示してもらえると良い。
  • 計画は膨大なページ数があるので、全てを理解することができない。地図をベースに施策を示していただけると良いし、現況の乗車率や利用者数などの情報もあれば、地域住民が考える機会になると思う。地図で、地域ごとに拡大して、文章や方針を当てはめてもらえると良い。
事務局
  • 地域ごとに、という意見の中で、昨年、一昨年で、市内の全地域で地域別の意見交換会を実施しており、地域ごとに意見をいただいている。今後も市民の意見を取入れる場を設けていきたい。
  • また、バス路線マップの作成に加え、地域ごとの案内を配ることで、自分の地域でどのような路線のバスがどのくらい走っているのか分かるようにしていきたい。施策の中でも位置づけているので、推進していきたい。
前橋街づくり協議会直前会長
  • JRがダイヤ改正ごとに不便になってきている。利便性を落とさないように検討していただきたい。
東日本旅客鉄道株式会社高崎支社担当部長
  • 利用者の状況を踏まえてダイヤを検討している。市民の皆様がたくさん利用していただけるようになると、それに応じたダイヤになってくると思う。
会長(前橋市副市長)
  • 大方意見が出尽くしたかと思う。事務局は、概要版の図を計画書の第7章に入れ込んでいただきたい。また、計画書で書いていることについて、特に都心幹線や本町二丁目交差点等々についてはしっかりと進めていく、市民を含めたシンポジウムを開く場合には、概要版のようなものを使いながら分かりやすく進めていきたい。
  • なお、修正など今後の方針については、会長一任で進めさせていただき、皆さんに再度集まっていただく形でなく、修正後の計画を別途配布し、見ていただくという形で承認いただけるか。

(異議なし)

(2) 今後の進め方について
前橋地域づくり連絡会委員長
  • 交通結節点について、主要な施設やイベントの開催時など、どう乗換えたら良いのか、市民だけでなく前橋駅や新前橋駅を利用する来訪者にとっても配慮があるといい。
事務局
  • 乗換えについては、来訪者へストレスを与えないことが大切であると考える。情報案内を含めて環境を整えていきたい。
前橋商工会議所快適なまちづくり専門委員会委員長
  • 建設中の前橋赤十字病院が移転した際は、バス路線の変更が考えられるのか。
事務局
  • 前橋赤十字病院は6月に移転すると聞いている。バス事業者が自主路線を中心に運行計画を進めているようである。
  • 3月上旬には、国に申請予定であると聞いている。駅との結節については、前橋駅だけでなく他の駅も含めて路線を計画していただいているようである。6月のオープンに合わせて、バスでの移動を周知していきたい。
関東運輸局交通企画課長
  • 再編実施計画の認定にあたって、再編事業が入っていない。前橋駅に乗り入れているバスのダイヤを少し見直すだけでは、再編事業に認定されない可能性があるので、留意しながら進めていただきたい。
事務局
  • 都心幹線については、単にダイヤをいじるのではなく、白紙の状態から考えるつもりで進めていきたい。

5 その他

(1) 群馬県交通まちづくり戦略について
関東地方整備局都市整備課長
  • 今後は、公共交通と道路をバランス良く整備していくことをお願いしたい。
群馬県バス協会会長
  • シンポジウムでコンパクトシティという話もあったが、せっかくバス路線が整備されるのだから、バスの利便性の高い地域に施設を集める等、バスの利用を促進するような施策も併せて実施していただきたい。
前橋工科大学教授
  • 群馬県は車社会であるという県民意識を塗り替えるような施策を実施していただきたい。
  • 「総合交通」という、道路を含んでの計画という中で、今回、公共交通にページのほとんどを注いだ計画を県が策定したということは素晴らしいことだと考えている。

6 閉会

事務局
  • 今後、地域公共交通再編実施計画策定に向け、施策の具体化を行っていくが、施策に関係する委員による小委員会等を開催し、協議を行っていきたいと考えているので、よろしくお願いしたい。

以上

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更新日:2019年02月01日