前橋結婚手帖を発行しました
※前橋結婚手帖を全編公開しました(令和3年3月)
前橋結婚手帖(前半)【~3章】 (PDFファイル: 18.0MB)
前橋結婚手帖(後半)【4章~】 (PDFファイル: 11.3MB)
作成の背景
日本全体が人口減少社会に突入し、中でも若者世代の未婚化は大きな社会課題となっています。本市においても、若い世代の未婚率は男女ともに年々上昇しており、25-29歳で男性の約7割、女性の約6割、30-34歳で男性の約5割、女性の約3割強が結婚をしていない状況です。
その一方で、市民への意識調査によれば、市内の若年女性(20-34歳)の結婚希望は85%と非常に高く、残念ながら多くの希望が叶えられていないことがわかります。希望を叶えることの難しさを裏付けるかのように、結婚に向けて取り組んだことのあるものの第一位は「特になし」(57%)となっています。
昔は、家庭や職場、地域等が果たしてきた結婚支援機能が低下するなかで、現代の若者は、結婚にたどり着くまでの道のりを自分たちの手で切り拓かなければなりません。
「結婚する・しない」は、個人の選択であることは言うまでもありませんが、「結婚したい」という想いを持ちながらも具体的な行動に至っていない状況は地域全体として解決すべき課題です。
そんな中、本市では、将来を担う子や孫たちの世代に課題を先送りすることなく、自信を持って引き継げる未来を選択するべく、県都まえばし創生プラン(前橋版人口ビジョン・総合戦略、平成28年3月)を策定。総合戦略に掲げる「若年男女の結婚への壁打破」や「新たな出会いにつながる学び・活動の場の創出」、「社会全体で子育てを応援する風土づくり」といった事業に取り組んできました。
手帖の概要
一昔前は、結婚することが当たり前で、結婚までの道のりは誰の目にもわかりやすく見えていました。しかし、今は結婚しないという選択も当然の時代。人生の道のりが多様化し、自由に選べる時代への変化と同時に、昔は容易にたどり着くことができた結婚へ至る道のりには多くの障壁ができています。
本手帖では、そんな複雑化した結婚までの道のりを明らかにし、人生プラン、出会い、男女の仲、お金、決断の5つのテーマから、結婚への障壁を乗り越えるための22の具体的なアクションを提案しています。
「結婚を望む人誰もが、結婚できる地域社会を実現したい」
この「前橋結婚手帖」が、多くの若者が抱える悩みや課題といった見えない障壁を可視化し、その障壁を乗り越えるための行動を後押しするものになることを願っています。それと同時に、若者だけの問題として片付けるのではなく、多くの市民、企業・団体、行政それぞれが「自分ごと」として、地域の将来を考える一つの契機になれば幸いです。
冊子の特徴
様々な要因が絡み合った「結婚したいけれどできない」という社会問題を、未婚者へのヒアリングを実施することで、現代の結婚までの障壁を洗い出し、22の障壁とその解決策となるアクションへと編集しています。
アクションは、混乱した情報を整理して伝える、正しい知識を伝える、心理的、数学的アプローチなど様々な角度から障壁を乗り越える具体的な行動を示しています。
また、前橋を舞台とした馴染みやすいストーリーを導入し、男女問わず抵抗なく読めるよう擬人化した動物キャラクターを用いるとともに、障壁や解決策となるアクションの言葉の表現をより前向きに結婚に向かえるようなポジティブな言葉がけでデザインしています。
策定過程
平成27年度
結婚・出産・子育てに関する市民への意識調査実施
平成28年度
4月~6月
前橋結婚手帖作成に係る独身者ヒアリングを実施し、若者が直面する結婚に至るまでの障壁を可視化・体系化
10月
「前橋市で結婚し、出産・子育て、家族として暮らすことに価値を高めること」を目的に、家族形成に関する課題解決に挑む官民連携のプロジェクト「前橋みらい家族ラボ」発足
前橋みらい家族会議(ワークショップ)の内容を踏まえ、課題解決につながるアクションのデザイン
既婚者へのインタビューを実施
配布場所等
- 市内で開催される婚活イベント等の参加者に無償配布
- 各市有施設における無償配布
- 前橋市役所政策推進課
- 各支所・各市民サービスセンター
- 各コミュニティセンター
- 前橋プラザ元気21内 証明サービスコーナー
- ジョブセンターまえばし
また、一時的に在庫切れとなる場合がございますので、可能な限り事前にお問い合わせの上、ご来所ください。
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更新日:2021年03月29日