なぜプラ容器を分別するの?
私たちの暮らしが豊かで便利になることに伴い、使い捨て商品が増え続けています。
その結果、ごみは増え、それらがもたらす環境への影響は大きな問題となっています。
特に「プラ容器」と呼ばれる、お菓子の袋や食品が入っていたパックなどのプラスチックやビニール製の容器包装ごみは、家庭から出るごみの多くを占めています。
これら「プラ容器」をごみとして燃やさず、きちんと分別して「資源」として循環的利用(リサイクル)していくことが、ごみの減量と環境保護につながります。
1.温室効果ガスの削減につながる
Q1 CO2削減効果はどのくらい?
1トンのプラ容器をリサイクルした場合、CO2の削減効果は約2.7トン※1です。
※1 容器包装リサイクル協会(令和4年度実績)環境負荷削減効果より
Q2 焼却するとどのくらいのCO2が出るの?
1トンのプラ容器を焼却すると約2.7トンのCO2が排出されます。
Q3 リサイクルするために収集回数や距離が増えることでCO2が増えないの?
1トンのプラ容器を荻窪清掃工場に運ぶためにCO2を0.05トン排出します。荻窪清掃工場でベールにした後、再資源化業者(千葉県など)まで大型車に積み替えて運ぶ際にCO2を0.03トン排出します。
1トンのプラ容器を収集・運搬するために0.08トンのCO2が排出されますが、リサイクルによる削減効果は約2.7トンになるため、リサイクルの効果が上回ると言えます。
2.ごみ処理場(埋め立て地)への負担軽減になる
ごみが増えることで、ごみを埋め立てる「処分場」の寿命が短くなってしまいます。処分場を新しく造るには、場所の検討や多額の費用がかかります。
プラ容器をきちんと分別して、ごみを減らせば、ごみ処理場への負担が軽減されます。
ごみ処理場の負担を減らすことは、ごみ処理に係る経費の削減にもつながります。
3.プラ容器は、事業者が法律に基づき、費用を負担し再商品化するもの
前橋市のプラ容器は、「容器包装リサイクル法」という法律に基づいてリサイクルしています。
この法律では、プラスチック製の容器や包装材を利用・製造する事業者がリサイクル費用を負担する仕組みになっているため、プラ容器だけを分別する必要があります。
プラ容器以外のプラスチックについては、この法律の対象外であり、こうした費用の負担やリサイクルの仕組みがないため、分別収集の対象外になります。
まだまだできる資源化 ~可燃ごみに含まれるプラ容器!~
前橋市の家庭から出された「可燃ごみ」の収集量は62,208トン(令和5年度)。
この「可燃ごみ」の中に、6,656トン(=62,208トン×10.7%)ものプラ容器が含まれていると推計しています。
「プラ容器」としてきちんと分別すれば、さらに可燃ごみが減り、資源の節約や環境への負担を減らすことができます。
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〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
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更新日:2024年08月29日