食中毒の事案発生について (令和6年2月24日(土曜日)発生)
前橋市内の飲食店で食中毒が発生しました。事件の概要は以下のとおりです。
概要
原因施設
前橋市内の飲食店
違反内容
食品衛生法第6条違反
(不衛生食品の調理提供による食中毒発生)
調査結果
令和6年2月23日(金曜日)夜に、原因施設で提供された食事を喫食した41人のうち14人が同様の症状を呈していることを確認し、以下のことが判明しました。
- 発症者の共通食は原因施設で提供された食事のみでした。
- 発症者の症状はノロウイルスによる症状に合致していました。
- 発症者及び従事者の便からノロウイルスが検出されました。
- 発症者を診察した医師から、食中毒発生届が提出されました。
- 施設内での人から人への感染を疑うエピソードはありませんでした。
以上より、当該施設で提供された食事による食中毒事件と断定しました。
施設の措置
営業停止命令3日間(令和6年2月29日(木曜日)から令和6年3月2日(土曜日))
指導内容
施設の衛生確認及び営業者への衛生指導
ノロウイルス
ノロウイルスは直径25~35nmのとても小さなウイルスです。人の腸の中で増殖するので、とても少ない量(10~100個の摂取)で感染し、発症します。
ノロウイルスによる胃腸炎の食中毒は年間を通して発生し、特に冬季に流行します。
発病までの時間、及び主な症状
感染後、平均して24~48時間で発症します。 嘔吐、吐気、下痢、発熱など
予防・対策
- 食品を十分に加熱する(食品の中心部が85~90度90秒間以上)
- 手指を十分に洗浄及び消毒する(特に調理に従事する前、食事前、トイレ使用後)
- 次亜塩素酸ナトリウムにより調理器具、設備及びトイレの洗浄・消毒を徹底する。
- 感染者の嘔吐物や排泄物を処理するときは、手袋などをして直接触れないようにする。
- 症状が改善しても1~4週間はウイルスが排出されるので二次感染に注意する。
関連サイト
食中毒の原因 細菌以外(厚生労働省ホームページ)(新しいウインドウが開きます。)
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健康部 衛生検査課 食品衛生係
電話:027-220-5778 ファクス:027-223-8835
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更新日:2024年03月14日