Hib(ヒブ)予防接種

Hib(ヒブ)とは

Hib(インフルエンザ菌b型)は、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などの感染症の他、髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な侵襲性感染症を起こす、乳幼児にとって問題となる病原細菌です。Hibによる髄膜炎は、2010年以前は5歳未満人口10万対7.1~8.3とされ、年間約400人が発症し、約11%が予後不良と推定され、生後4か月~1歳までの乳幼児が過半数を占めていました。現在は、ワクチンの普及により、侵襲性Hib感染症はほとんどみられなくなりました。

Hib(ヒブ)予防接種の概要

Hib(ヒブ)予防接種は、生後2~7か月未満で1回、その後1歳3か月までの間にそれぞれ規定以上の間隔をあけて3回接種します。なお、生後7か月を過ぎて1回目の接種をした場合、接種回数が変わります。

■Hib(ヒブ)
接種回数 最大4回
※1回目接種時の年齢によって回数が変わります
対象年齢 生後2か月~5歳未満
標準的な
接種開始期間
生後2か月~生後4か月未満
※生後7か月を過ぎた場合、接種回数が変わります

 

Hib(ヒブ)予防接種は1回目接種時の年齢によって回数が変わります

■生後2か月以上7か月未満で1回目の接種を行った場合(標準的な接種方法)
接種回数 初回:3回
追加:1回
標準的な
接種間隔
初回2回目:1回目から27~56日の間隔をあけて接種
初回3回目:2回目から27~56日の間隔をあけて接種(標準的には1歳までに接種する)
追加(4回目):3回目から7か月~13か月の間隔をあけて接種

※初回2回目または3回目の接種を1歳までに行うことができなかった場合、残りの初回接種は行わず、前回の接種から27日以上の間隔をあけて追加接種を行います(接種は合計2回または3回となります)。

■生後7か月以上1歳未満で1回目の接種を行った場合

接種回数 初回:2回
追加:1回
標準的な
接種間隔
初回2回目:1回目から27~56日の間隔をあけて接種
追加(3回目):3回目から7か月~13か月の間隔をあけて接種

※初回2回目の接種を1歳までに行うことができなかった場合、初回2・3回目の接種は行わず、1回目の接種から27日以上の間隔をあけて追加接種を行います(接種は合計2回となります)。

■1歳以上5歳未満で1回目の接種を行った場合

接種回数 初回:1回

 

予診票

「前橋市予防接種予診票つづり」内の予診票に「お名前シール」を貼付して使用してください。

 

接種場所(接種日時等は医療機関に直接お問い合わせください)

市内の医療機関
※実施医療機関は予防接種・各種健康診査が実施できる医療機関一覧(PDFファイル:480.7KB) をご確認ください。
※一覧に掲載されていない医療機関や掲載内容に変更がある場合がありますので、あらかじめ医療機関にお電話で相談・予約をお願いします。
※市外・県外の医療機関での接種を希望する場合はこちらをご覧ください。

 

接種費用

無料

 

接種当日の持ち物

・母子健康手帳

・健康保険被保険者証

・福祉医療費受給資格者証
・予診票(お名前シール貼付)

Hib(ヒブ)予防接種の副反応

主な副反応として、接種部位が赤くなったり、腫れたり、硬くなったりすることがあります。不機嫌や食欲不振などがみられることもあります。また、極めてまれにアナフィラキシー様症状やけいれん等の症状がでることがあります。症状がひどかったり、長引くような時は、早めに接種医またはかかりつけ医にご相談ください。

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この記事に関する
お問い合わせ先

健康部 保健予防課 予防接種係

電話:027-212-3707 ファクス:027-224-0630
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号 前橋市保健所2階
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更新日:2024年03月01日