BCG(結核)予防接種

BCG予防接種とは

結核の予防接種で、牛型結核菌を弱毒化してつくったワクチンです。
接種方法は、菅針法といってスタンプ方式で上腕の2か所に押し付けて接種します。
それ以外の場所に接種するとケロイドなどの副反応が出る可能性が高くなるので、絶対に避けなければなりません。
接種したところは直射日光を避けて10分程度乾燥させてください。

結核とは

わが国の結核患者はかなり減少しましたが、まだ約2万人の患者が毎年発生しており、大人から子どもへ感染することも少なくありません。
また、結核に対する抵抗力はお母さんからもらうことができないので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。
乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。
BCG予防接種は、髄膜炎や粟粒結核などの重症になりやすい乳幼児期の結核を防ぐ効果が確認されています。

BCG予防接種の概要

BCG予防接種とは、結核の予防接種です。
菅針法といってスタンプ方式で上腕の2か所に押し付けて接種します。

■BCG(結核)

接種回数 1回
対象年齢 1歳未満
標準的な
接種期間
生後5か月~8か月未満

 

予診票

「前橋市予防接種予診票つづり」内の予診票に「お名前シール」を貼付して使用してください。

 

接種場所(接種日時等は医療機関に直接お問い合わせください)

市内の医療機関
※実施医療機関は予防接種・各種健康診査が実施できる医療機関一覧(PDFファイル:480.7KB)をご確認ください。
※一覧に掲載されていない医療機関や掲載内容に変更がある場合がありますので、あらかじめ医療機関にお電話で相談・予約をお願いします。
※市外・県外の医療機関での接種を希望する場合はこちらをご覧ください。

 

接種費用

無料

 

接種当日の持ち物

・母子健康手帳

・健康保険被保険者証

・福祉医療費受給資格者証
・予診票(お名前シール貼付)

BCG予防接種の副反応

接種後、約10日頃に接種をしたところに赤いポツポツができ、一部小さく膿ができることがあり、接種後1か月くらいに最も反応が強くなります。
その後は、かさぶたができて接種後3か月くらいには治まり、接種痕が少し残る程度になります。
これは、予防接種による抵抗力がついた証拠です。絆創膏などは貼らず、そのまま清潔に保ってください。
ただし、接種後3か月を過ぎてもジクジクしているようなときは接種医またはかかりつけ医にご相談ください。
また、お子さんが接種前に結核菌に感染している場合は、接種後10日以内に「コッホ現象」(通常の経過よりも早く接種部位が赤くなったり、腫れたり、化膿等がみられ、約2週間~4週間で治癒する一連の反応)が起こることがあります。コッホ現象と思われる反応がお子さんに見られた場合は、速やかに接種医またはかかりつけ医にご相談ください。
その他の副反応としては、接種した側の脇の下のリンパ節がまれに腫れることがあります。通常そのまま様子をみてもかまいませんが、時にただれたり、大変大きく腫れたり、まれに化膿して自然に膿が出ることがあります。その場合は接種医またはかかりつけ医にご相談ください。

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この記事に関する
お問い合わせ先

健康部 保健予防課 予防接種係

電話:027-212-3707 ファクス:027-224-0630
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号 前橋市保健所2階
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更新日:2024年03月01日