高血圧のお話

あなたの血圧は大丈夫?~高血圧の放置が脳卒中や心筋梗塞のリスクに~

実は、前橋市国民健康保険加入者のうち、40歳以上の2人に1人が血圧高め※1、3人に1人が受診が必要な値※2です(令和5年前橋市国保特定健診結果より)。

※1 収縮期血圧130mmHg以上又は拡張期血圧85mmHg以上

※2 収縮期血圧140mmHg以上又は拡張期血圧90mmHg以上


【高血圧とは】

血圧は心臓から送り出される血液が血管壁に与える圧力のことです。高血圧とはその圧が高い状態のことをいいます。


【高血圧による影響】

高血圧によって血管が傷つき動脈硬化が急速に進行し、弾力がなくなったり、血管の内側が狭くなったりします。そのため、血管が破れやすくなったり、詰まりやすくなったりします。初期のうちは自覚症状がほとんどありませんが、高血圧の状態が続くとやがて深刻な病気(脳卒中、心筋梗塞、腎不全など)を引き起こします。血圧が高いほど、脳卒中などのリスクが高まることが分かっています。

なんと、収縮期血圧が160mmHg以上又は、拡張期血圧100mmHg以上の人は、正常値の人より脳卒中や心臓病の危険度は約5倍!!


【高血圧になる原因】

  • 塩分の摂りすぎ
  • 野菜摂取量の不足
  • アルコールのとりすぎ
  • エネルギーや脂肪分のとりすぎ(肥満)
  • 運動不足
  • 喫煙
  • ストレス ・・・など

心当たりはありますか?

高血圧を予防・改善するために、生活のポイントを以下でお伝えします!

日常生活でのポイント

1 毎年健診を受けて血圧を確認しましょう

年に1回は健診を受けて、病気の早期発見と、自分の健康状態を知りましょう。

国民健康保険・後期高齢者医療保険に加入されている方は、特定健診・後期高齢者健診は受診シールを使って無料で受けられます。血圧以外の結果も、経年の変化を自分でもチェックしていきましょう。

健診について詳しくは下記リンクからご確認ください。

 

2 毎日自宅で血圧を計測し、正確な自分の血圧を知りましょう

血圧は測るときの環境などから影響を受けることがあります。自宅などリラックスできる環境で、毎日決まった時間に測ることにより、自分の血圧の値を知ることができます。健診や受診時に血圧が高かった場合は特に、毎日の家庭血圧を記録し受診時に相談をしましょう。

【家庭での血圧計測のポイント】

  • 1日2回(朝・夜)測る
  • 計測のタイミング

            朝:起床後1時間以内、排尿後、朝食前、朝の服薬前

            夜:寝る直前

            ※入浴後や飲酒後は避けましょう

3 適切な塩分量を知り、食生活で減塩を心がけましょう

1gの減塩で血圧が1mmHg下がるという報告もあるくらい、食塩摂取量と血圧は関係が深いです。

わかりやすい食生活でのポイントやレシピをぜひ下記リンクよりご覧ください。

4 よりよい生活習慣を継続しましょう

  • 禁煙

          たばこは動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクをあげます。

  • 適度な運動をする

           散歩などの有酸素運動の継続は血圧低下に効果があります。

          ※血圧が高い、腰・膝が痛い方などは事前に主治医に相談しましょう。

  • アルコールを控える

          飲酒習慣は血圧上昇の原因になります。休肝日を設け適量を心がけましょう。

  • 対象となったら特定保健指導を受ける

           医師、保健師、管理栄養士などの専門家と一緒に生活習慣を見直しましょう。

参考

この記事に関する
お問い合わせ先

健康部 国民健康保険課 保健指導室

電話:027-220-5715 ファクス:027-223-8849
前橋市朝日町三丁目36番17号
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更新日:2024年10月17日