前橋市 横断歩道橋長寿命化修繕計画

前橋市の横断歩道橋長寿命化修繕計画について掲載しています。

はじめに

 前橋市では、市民が安全に安心して暮らせるまちづくりを目指し、道路の整備や維持管理に取り組んできました。しかし、これまでに整備してきた道路施設の多くは、高度経済成長期に建設されたものであり、今後の厳しい財政状況の中で、より効率的かつ効果的な維持管理が求められています。
 横断歩道橋については、歩行者の安全確保に寄与してきましたが、少子高齢化により利用者が減少し、高齢者には階段が障壁となっています。さらに、老朽化や耐震性の課題もあり、地震時には落橋の恐れもあります。そこで前橋市では、必要な横断歩道橋を見極め、持続可能な維持管理を実施することを目的として、「横断歩道橋長寿命化修繕計画」を策定し取り組みを進めています。

横断歩道橋長寿命化修繕計画の目的

 長寿命化修繕計画では、老朽化が進む横断歩道橋について、地震による落橋リスクや歩行者にとっての支障といった現状を踏まえ、「横断歩道橋ゼロ」を目指しつつ、必要な横断歩道橋については、損傷が比較的軽微な段階で予防的な対策を講じることで長寿命化を図り、大規模修繕にかかる費用の縮減を目指します。加えて、必要な横断歩道橋を見極め、持続可能な維持管理を実施することを目的としています。

横断歩道橋長寿命化修繕計画の効果

 前橋市横断歩道橋長寿命化修繕計画の策定・実行により、次のような効果が期待されます。

  • 定期的に横断歩道橋点検を実施することにより、横断歩道橋に生じる損傷を早期に発見し、より効果的な対策の実施
    ⇒交通の共用、安全の確保
  • 老朽化が進み健全性が「早期措置段階」と評価された横断歩道橋は、撤去の検討を行い、撤去できるもの、撤去せず存続するものを見極め、必要なものだけを残す
    ⇒ライフサイクルコストの縮減
  • 存続する横断歩道橋の修繕費用を長期的な視点から縮減し、かつ対策費用が一定時期に集中することを回避
    ⇒ライフサイクルコストの縮減、予算の平準化

前橋市横断歩道橋長寿命化修繕計画を更新しました

 前橋市が管理する横断歩道橋(跨道橋)は令和7年8月時点で9橋あります。横断歩道橋は橋齢53年から58年となっており、全ての横断歩道橋において老朽化が進行してきている状況です。
 平成28年度に長寿命化修繕計画を策定し、平成30年度より国の交付金を活用しながら、長寿命化対策を進めてきました。令和6年度に実施した定期点検の結果を踏まえ、今回、計画の見直しと「横断歩道橋ゼロ」を見据えた新たな方針に基づく更新を行いました。

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更新日:2025年08月26日